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黄金時代の海賊が消えても、海賊そのものはまだ残っていた。

「竜の巣」は天空の城であるラピュタを覆っていて、侵入しようとする者を寄せつけず、弾き飛ばしてしまいます(中略)空中海賊ドーラが「風力一〇」という数値を口にする(中略)作中では風向きについては言及されてはいませんが、「針路九八で速力四〇」という表現があるので、タイガーモス号は東に進んでいるということがわかります。さらにシータが「夜明けが横からくるなんて」といっているので、東に向かっていたはずが、何らかの気流の影響でいつの間にか北に向かっていたと理解できます。「水銀柱がどんどん下がっている」「どんどん引き寄せられている」という証言もあるので、タイガーモス号が高度を一定に保ったまま飛行していると仮定すれば、低気圧の中心に向かっていると考えられます(中略)つまり、メソサイクロンの反時計回りの回転によって、タイガーモス号とパズーたちの乗るグライダーはスーパーセルの北側まで流されたのです(中略)飛行機雲が長く残るのは上空が湿っているとき(中略)つまり天気が崩れる可能性も読み取れます(中略)空が青いのは、私たち人間の目で認識できる光である「可視光線」のうち青い光が散らばっているため(中略)雲を作っているのは、水や氷の粒、つまり水

飛行機雲はあらゆる飛行機の後方に生まれるが、すぐに消えてしまう場合と長く残る場合がある。長く伸びる飛行機雲は空気が湿っていることを、すぐに消える飛行機雲は乾いていることを示している(中略)条件が完璧に整っているなら、飛行機雲は30分ほども空に残る。それが時間の経過とともに幅広くなり、太ってきたなら、湿った天気がやってくる予兆だ(中略)もし飛行機雲が、1時間のうちにこぶし1つぶんから2つ、3つぶんまで成長してゆくなら、大気が入れ替わりつつある証拠(中略)空の高い所にサバの模様に似た雲が出現したら、天気はやがて変化するこということ(中略)サバみたいな空という呼び名は、2種類のイメージを喚起する(中略)巻積雲は低層の雲よりも上にでき、私たちの注意を引くことが少ない。意識しないと見つからないのだ。巻雲と同じく多くのパターンがあるが、私たちが今取り上げているのは波状をなしているもの。つまり、ぼこぼこと波だったように見える上層雲だ。この手の巻積雲は、前線が12時間後にやってくる予兆である。悪天候がやってくる前に、壮観な日の出や日没を演出してくれるのが巻積雲だ(中略)寒冷前線は温暖前線よりも早く移動するので、最終的には追いついて2つが合わさってしまう(中略)午後に寒冷前線が通過したなら、夕焼けが生まれるだろう(中略)小さな雲が成長するようなら天気は悪くなる(中略)横に広がらず高く立ち上がる雲は悪天候の兆し(中略)尖った頂やぎざぎざの上部を持つ雲は不安定な天気の警告(中略)雲の下側がでこぼこしているなら雨がやってくる(中略)底部が滑らかで平らなら、雨雲ではない(中略)雲が小さくなるようなら、天気は好転する(中略)雲が生まれると、空気は温められる。

冷たい空気は密度が大きくて重く、暖かい空気は膨らんで軽くなります。そのため暖かい空気のほうが冷たい空気に比べて気圧が低くなります。押す力の強い高気圧と押す力の弱い低気圧が隣りあっていると、気圧の傾きによる力(気圧傾度力)が生まれ、高気圧から低気圧へと空気が運動するようになります。これが、風が吹く理由です。地上では高気圧から低気圧に向かって空気が動いていくため、低気圧の中心に向かって風が吹き込むようになります。風が集まって行き場をなくした空気が上昇すると、上昇気流によって雲が生まれます。そのため、低気圧の近くでは曇りや雨になりやすい(中略)風向きは三つのバランスによって決まりますが、地表の摩擦が大きいと低気圧の中心に向かう方向に近づき、摩擦が小さいと等圧線に並行な向きに近づきます。このようにして、北半球では低気圧の中心に向かって反時計回りに風が吹き込み、高気圧の中心から時計回りに風が吹き出す(中略)気圧の差が大きいと気圧傾度もきつくなり、風が強く吹きます。天気図で等圧線の間隔が狭いのは「気圧差が大きい」という意味で、風が強くなることを示しています。

黄金時代の海賊が消えても、海賊そのものはまだ残っていた(中略)そして現代にも海賊はいる

情報や手段を子供たちの手の届かないところに隠すのは不可能かもしれないが、子供たちの頭や心になにが詰め込まれているか理解するために、私たちは最大限の努力を払わなくてはならない。

嵐雲の内部には、つねに強い上昇気流と下降気流がある。雹が降るのはこの暴力的エレベーターのせいだ(中略)笠のような雲は頭巾雲と呼ばれる。背の高い積乱雲の上にこの雲が見えたら、嵐の雲が形成されつつある確実なサイン(中略)主雲の上側がかなとこのように平らになっている場合、その上に別の小さな膨らみができる場合もあるだろう。これもまた、とても強い上昇気流を示す、強力な嵐の兆候である。かなとこの形状をよく見ると、対象ではないこともわかるだろう。片側は短く、反対側は長い。引き伸ばされた側はその高度での風向きと雲の進行方向を示している。つまり積乱雲のかなとこは、太い指で嵐の進行方向を指しているのだ。
はっきりとした指が見つからない場合は、あなたの位置のせいか、上空の風が弱いせいかもしれない。巻雲など、高い雲の方向も確認してみよう
(中略)下降気流は雲底から垂れ下がった乳房雲と呼ばれる膨らみを生むことがある。下降気流が上昇気流よりも優勢になりはじめた積乱雲のライフサイクル後期には、この垂れ下がった突起がよく見られる。勢いのあるエネルギッシュな雲が、ピークを過ぎた証である(中略)嵐雲の底部から、じょうごのようなものが降りてくるのを見かけることがある。これは漏斗雲と呼ばれるもの(※竜巻が生まれそうな状況を示す視覚警報)(中略)主要な嵐の雲の前乗りとして、別の雲が先導することもある。積乱雲の根本から広がる平な棚、あるいはくさびのように見えることがあるため、棚雲またはアーチ雲と呼ばれる(中略)棚雲は本体の積乱雲に張りついているため、残念ながら警告としてはあまり使えない(中略)雷雨は、かなとこや巻層雲が示す上層の風に乗って進が、嵐雲が近づいてくるのを見ていると、それに向かって風が吹くのを感じることがよくある。あなたが受けている風は、成長する雲に吸い込まれていく空気である(中略)雷雨は風に逆らって移動できる(中略)この効果は雲の成熟段階のおける前半に強く現れる。雲が成熟し崩壊を始めると、下降気流が主流になり、雲の底から吹き出す突風が発生しやすくなる。嵐の雲が風に逆らって動くように思えるのは、それが若く、成長している証拠なのだ。積乱雲の底部を見ていると、陰影や質感、色の違いに気づくかもしれない。暗い部分は上昇気流、明るくてごつごつした部分は下降気流と激しい雨をもたらす所 ※引用者加筆.

鉱山で見習い機械工として働く少年。両親がおらず天涯孤独だが、無邪気な性格で周囲に暖かく見守られている(中略)大人たちに混じって懸命に暮らすパズーの夢は、ラピュタの存在を証明すること。かつてラピュタを発見しながらも、変人扱いされたまま死んでいった父の汚名返上のためである(中略)ラピュタは空に浮かぶという伝説の城だが、パズーの亡き父はラピュタを見ており、ラピュタへ行くのはパズーの夢だった

合唱は心拍数を安定させ、エンドルフィン値を高める

歌うとオキシトシンが増える

読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし(荒木 健太郎【著】ダイヤモンド社)では、新海誠監督の映画『天気の子』での監修の様子も紹介されています。兵器ラピュタは、権力者集団による共同謀議、集団ガスライティングを指していると思う。また、『天気の子』はその物語の延長線上にある。

関連リンク↓

https://note.com/wandering_1234/n/n56b3ce73a9d1


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