見出し画像

ワンオペ事務員⑧

「経理」と聞いて皆さんはどんな事を思い描かれるでしょうか。
主に「お金」でしょう。
会社と会社のお金の入出金。
実はそういうお金のやり取り(銀行振り込みやら振り込まれた金額の確認やら)は、小さい会社だと社長の身内が担っていることが多く、さらに言えば「社長の奥さん」がやっていることが圧倒的に多い(自分の経験として)

さて、そういうわけで「経理業務の一部」を引き継ぎたいと言われたわけですが・・・

一部じゃなくて9割方じゃね?

蓋をあけてみたら、かなりの部分わたしがやんなきゃなんない。
なんぞこれ。

支払い

・大量に会社に届く請求書の開封
・大量の請求書のPDF化
・PDF化したらリネームしなきゃなんない
★新しいシステムを利用したいらしく、情報登録しなきゃなんない
→こいつが、会社の情報(会社名、口座名義、口座番号)とか入力していかなきゃいけないやつ
→新しいわけで、もちろん社内で誰も使ったことなんかない
→登録ルールを設定してまずは会社から登録(一つ一つ手作業)
→大量の請求書を登録し、奥さんが確認しやすいようにフォルダに格納

・別途、個人取引の人への支払い明細書が100通近くあるので、毎月印刷して発送しなきゃなんない。
→しかも八方美人で色々と条件を変更してあげているところが多いから事前の計算作業が複雑になってる
→→それもわたしがやんなきゃなんない



請求

・請求基礎となるべきリストがグダグダ
→社長に確認すると副社長に確認しろと言われるが、副社長にはノラリクラリとかわされて確認できないままズレズレになる
・とりあえず、確実に請求して問題がないところだけは請求しておく
・突発的な対個人的なやり取りでの請求書の発行もさせられる

小口現金

・いわゆる経費精算。給料が低いため、同期が少額でもチョコチョコと清算しに来る
→経理業務だけやっているわけではないので業務に支障が出る。
・宅配便の発送を月末請求払いにしていないため、発送の度に小口現金精算する羽目になる
→経理業務だけやっているわけではないので業務に支障が出る。

業務に支障が出る

というのは、入社3か月目でかなり実感していた。
でも、経理の人が入る予定だし
そんなことをまだ信じていた。
なんなら、会長もそう思っていた。

経理業務が入ったせいで残業が2時間、3時間発生することも少なくなかった。なんなら、ほぼ毎日残業確定だった。
正直、その頃にはお昼を食べる時間もないくらいになっていたし、お昼ご飯が食べられるような精神状態でもなくなっていた。

そして、決定的なことが起こったのでした・・・

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?