よしもと しか

🌷《好き・得意》が人生の羅針盤になる🌷 学校教育に関する政策について発信中。学校がもっ…

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🌷《好き・得意》が人生の羅針盤になる🌷 学校教育に関する政策について発信中。学校がもっと楽しく、『好き・得意』の芽を育む場所に変わることを願っています。 オルタナティブスクールや、学校外の学び場の探訪記録なども書いています。

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  • 教育政策 かわら版

    不登校/多様な学び/公教育が変わる――などのキーワードに関連する、教育行政の動きを発信しています。 Instagramのアカウントは ➡ @kyoikukawaraban

  • オルタナティブスクール/多様な学び 探訪記

    子どもたち1人ひとりの中にある〝原石〟が、傷つかず、輝きを増していくような環境づくりをしている場・人たちを取材した記録。

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【『好き・得意』が人生の羅針盤になる。】

はじめに初めまして。 このnoteをご覧いただき、とても嬉しく思っています。 ありがとうございます! わたしは、 【子どもたちが『好き・得意』を見つけて、それに夢中になれる環境】 を整えることに、関心を持っています。 そんな考えのもと、 都市部でありながら、自然に恵まれた横浜市のすみっこで 夫と5歳・3歳の兄妹と一緒に、のんびり暮らしています。 「【子どもたちが『好き・得意』を見つけて、それに夢中になれる】、 そんな環境が、あったらいいな。」 こんな風に、わたしと同じよう

    • 不登校急増をふまえた新政策。/《学びの多様化学校》、全国大会を開催&マイスター制度創設。/いわゆる不登校特例校、設置を促進

      いわゆる不登校特例校、設置促進に向け新政策 文部科学省は10月16日、《不登校・いじめ 緊急対策パッケージ》を打ち出しました。 その中で、新たに 《学びの多様化学校(旧通称:不登校特例校》の設置を促進するための全国会議の開催 《学びの多様化学校マイスター》を創設した上で、それを全国の自治体に派遣 地域の相談支援機関等に関する情報を、文科省HPで発信 することを決定。 また、今年3月に策定した不登校関連の政策《COCOLOプラン》のいくつかに、前倒しで取り組むことも発

      • 不登校の子どもたち、30万人に。中学生は16人に1人。文科省が最新調査結果を公表

        既にメディアで報道されていますが、今年も文部科学省による不登校関連の調査結果が公表されました。 それによると、令和4(2022)年度の小中学校における不登校の児童生徒数は、過去最多の約30万人に上る、とのこと。 不登校に限らず経済的な理由、新型コロナウイルスの感染回避などの理由も含めた『長期欠席者』は、約46万人です。 ますます増える、《学校に行っていない》子どもたち。 伸び率は勢いを増し、来年度も更に増える予感がします。 こうした子どもたちの声なき声は、現状の学校教育に対

        • Sカウンセラー、「週4時間」は短すぎ!&教員“支援員”、全国の小中に配置へ/先生の『働き方改革』緊急提言を深掘り②

          文部科学省の有識者会議が8月下旬に取りまとめた、『教員の働き方改革』緊急提言(※)。 そこで示された施策のうち、今回は《支援員》にスポットを当てて紹介します。 ※正式名称は『教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言) 𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧 《支援員》とは ◉教員業務支援員 ◉副校長/教頭マネジメント支援員 など。 緊急提言には、これらの配置拡大(副校長/教頭マネジメント支援員は『創設』)を目指す

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        【『好き・得意』が人生の羅針盤になる。】

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        • 不登校の子どもたち、30万人に。中学生は16人に1人。文科省が最新調査結果を公表

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        • 教育政策 かわら版
          27本
        • オルタナティブスクール/多様な学び 探訪記
          15本

        記事

          「教科担任制の強化」、予定より前倒しで実施/先生の『働き方改革』緊急提言を深掘り①

          文部科学省の有識者会議が8月下旬に取りまとめた、『教員の働き方改革』緊急提言(※)。 『教員業務支援員の全小・中学校への配置』を始め 予算措置が必要な、大掛かりな施策がいくつか示されましたが 学校現場からは 「支援員ではなく、教員の数を増やしてほしい」 といった声もあがっているようです。 これに対して文科省は、『緊急提言』の通称通り 「教師を取り巻く環境が、我が国の未来を左右しかねない危機的状況にある」(提言より)現状を踏まえて 「できることを直ちに行うという考えのも

          「教科担任制の強化」、予定より前倒しで実施/先生の『働き方改革』緊急提言を深掘り①

          「学習指導要領=教育内容の“大枠”を定めるもの“。削減&拡張は各学校で」/文科省会議で意見交換

          「学習指導要領は、教育内容の大枠を定めるものとして作成し その削減や拡張を、各学校で行える形が寛容ではないか」    学習指導要領をめぐる諸課題をテーマにこのほど開催された、文科省の会議において 委員からこんな意見が出されました。 学習指導要領は本来、大綱的基準において法的拘束性を持つもの。 そこに書き込まれた内容を、すべてその通りに実践すべき、とされているわけではなく 学習指導要領を基準にしながら、各学校の実態や特性に応じて教育課程を組むこと、とされているはずです。 た

          「学習指導要領=教育内容の“大枠”を定めるもの“。削減&拡張は各学校で」/文科省会議で意見交換

          「不登校特例校」改め、「学びの多様化学校」に。 文科省により、学校教育法(の施行規則)に基づく《不登校特例校》の名称が 《学びの多様化学校》へと変更されました。 当面は「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)」として併記する、としています。

          「不登校特例校」改め、「学びの多様化学校」に。 文科省により、学校教育法(の施行規則)に基づく《不登校特例校》の名称が 《学びの多様化学校》へと変更されました。 当面は「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)」として併記する、としています。

          文科省・対策プランの目玉、“不登校特例校”/少ない時数で、多彩な授業/“コンパクト型”校の増加で、普及に弾み

          「私は、不登校により学びにアクセスできない子どもたちを ゼロにすることを目指します」 (今年3月に公表した不登校対策『COCOLOプラン』公表に際しての、永岡桂子文部科学大臣の冒頭メッセージより) 現在、全国で約41万3000人とされる、学校に行っていない子どもたち(不登校の児童生徒を含む『長期欠席者』)。 今年4月には、文科大臣を本部長とする『誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策推進本部』が発足しました。 不登校というテーマに、大臣直属のチームが取り組むという

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          文科省・対策プランの目玉、“不登校特例校”/少ない時数…

          教育政策の発信に、もっと力を入れたい。応援いただけたら嬉しいです。

          約1年前、《教育政策かわら版》というタイトルで noteの場をお借りし、教育政策の情報発信を始めました。 わたしの願いは、【学校教育が《今・これからの時代に合った形》へと進化すること】。 微力ながらも、自分の力をその実現のために使いたい、と考えました。 学校現場の先生や私のような保護者、居場所やオルタナティブスクール・フリースクールを運営している方など 学校教育に関わり・関心を持つ人々が、教育政策に日頃から通じていれば これをよりよくするための行動を取る時、何かの手助けにな

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          《オンライン授業》を日常に。文科省会議、規制緩和に向け意見交換。不登校の子も活用しやすく

          不登校、特別支援の子も受けやすい環境に 文部科学省の有識者会議《義務教育の在り方ワーキンググループ》の第8回が、このほど開催されました。 今回の議論のテーマは 義務教育における、学びの多様性を担保する一環としての《オンライン活用の促進》。 現在、オンライン授業を行うためには、《遠隔教育特例校制度》に則る必要があります。 ただ、対象は主に中学校のみで、その要件を満たすためのハードルも高く 同制度の指定を受けた学校は全国でわずか12校のみ(2023年8月時点)。 こうした現状

          《オンライン授業》を日常に。文科省会議、規制緩和に向け意見交換。不登校の子も活用しやすく

          学校教育の「個別性」と、それを含む全体カリキュラムの在り方とは?教育課程のこれからを探る②

          7月、これからの教育課程や学習指導、学習評価などの在り方を議論する有識者会議において 『これからの教育課程の在り方』をテーマに、委員の話し合いが行われました。 前回のこの会議で、「議論の必要がある」と示された論点は4つ。 今回の記事では、この中でも特に / 子どもたち1人ひとりの特性を考慮した教育課程の個別性と、それらを包摂する学校の教育課程との調整をどのように図るか? \ という論点に焦点を当ててみます。 (前編「“学びの連続性”を担保せよ!子ども1人ひとりの“発達”に

          学校教育の「個別性」と、それを含む全体カリキュラムの在り方とは?教育課程のこれからを探る②

          “学びの連続性”を担保せよ!子ども1人ひとりの“発達”に着目。教育課程のこれからを探る①

          これからの教育課程や学習指導、学習評価などの在り方を議論する有識者会議で、『これからの教育課程の在り方』をテーマに、委員の話し合いが行われました。 前回の検討会で、「教育課程に関連して議論の必要がある」と示された論点は4つ。 その中でも ①幼児教育から高等教育卒業段階までの、発達をどのように支えるか? ②子どもたち1人ひとりの特性を考慮した教育課程の個別性と、それらを包摂する学校の教育課程との調整をどのように図るか? の2点について、出された意見を紹介していきます。 前

          “学びの連続性”を担保せよ!子ども1人ひとりの“発達”に着目。教育課程のこれからを探る①

          これからの学校教育、どう変わる?【後編】 次の学習指導要領見すえ、文科省会議で意見交換

          これからの教育課程や学習指導、学習評価などの在り方を議論する有識者会議が、文部科学省にて先日開かれました。 【前編】はこちら。 【後編】では、学習指導要領について委員より出された意見を紹介します。 学習指導要領、最新版には初の「前文」付帯 約10年ごとに改訂される学習指導要領。 現行の学習指導要領は、幼稚園および小中学校が2017年、高等学校が2018年に改訂されたものです。 また、現行の学習指導要領より その理念を明文化した「前文」が付帯されるようになりました。 そ

          これからの学校教育、どう変わる?【後編】 次の学習指導要領見すえ、文科省会議で意見交換

          これからの学校教育、どう変わる?【前編】教科横断、「一斉指導の見直し」も。文科省会議で意見交換

          これからの教育課程や学習指導、学習評価などの在り方を議論する有識者会議が、文部科学省にて先日開かれました。 今後の学習指導要領や、授業形態を展望する上で重要な会議です。 委員の方々より出された意見の中から、抜粋して紹介します。 〈意見①教科横断的に学ぶ必要あり〉 年齢や学年などに応じ、広く総合的に求められる力について 教科横断的な形で育む必要がある、という意見が出ました。 「年齢や学年などに応じ、広く総合的に求められる力」がどんなものかというと、具体的には 低学年から

          これからの学校教育、どう変わる?【前編】教科横断、「一斉指導の見直し」も。文科省会議で意見交換

          〈多様な学び探訪〉 トーキョーコーヒー体験記。 八王子の山で自由に学び、遊びこけたことで見えたもの。

          晴天に恵まれた、4月30日の日曜日。 東京・八王子での〈トーキョーコーヒー〉の活動に、子どもたちと参加してきた。 ▷トーキョーコーヒーとは 不登校の児童生徒を含む「長期欠席者」は、約41万3000人に上るという(2021年度、文部科学省調べ)。 そんな子どもたちのアクションを受け、「問題は子どもの不登校ではなく、大人の無理解にある」との視点に立ち 現行の教育システムのアップデートを目指す全国プロジェクト。 関西でアートスクールを運営する、アトリエe.f.t.が立ち上げた。

          〈多様な学び探訪〉 トーキョーコーヒー体験記。 八王子の山で自由に学び、遊びこけたことで見えたもの。

          授業改善、自己肯定感の育成…     「学校を誰もが安心して学べる場に変える」ための施策とは。        文科省の不登校対応「COCOLOプラン」深掘り②

          「学校を、誰もが安心して学べる場所に変える」 文部科学省が3月31日に公表した、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」COCOLOプラン。 「“公設民営”パターンの教育支援」 「校内フリースクール」 「地域資源を活用した学び場・居場所」 などの、新規開設や増設を後押しする方針については 前回の記事で詳しく説明しているので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。^^ 「すべての学校を誰もが安心して学べる場に変える」 (永岡桂子文部科学大臣)。 COCOLO

          授業改善、自己肯定感の育成…     「学校を誰もが安心して学べる場に変える」ための施策とは。        文科省の不登校対応「COCOLOプラン」深掘り②