かつての先輩教師達が築いてきたもの ~授業編~
荒れた時代の学校での授業は、想像を絶するものだったと思います。
最近はICTの発達で、どちらかといえばいかにそれらを活用しているかに注目が行きがちです。
私自身、これまで初任者を何度も指導する立場にこれまでなりましたが、先輩教師のみなさんが築いてきた基本的な教師としての授業スキルが、後輩教員に確実に受け継がれていくことを願っています。
1 授業中は絶対に生徒に背中を見せない
2 全体の生徒の表情を絶えず見渡す
3 板書するときは半身になり、生徒の様子を見ながら文字を黒板に書く
4 板書を写させる作業と、教師の話を聞かせる作業は別々にする
5 教室が騒がしければ静かになるのを待ち、目線を送る
6 教師が範読するときは教科書を手に持ち、生徒の様子を見ながら文章に目をやり範読する
7 板書の文字を書くときは、できれば発音しながら書く(読字障がいの子に対して親切)
8 生徒に発問する際は、何度もその発問を声で発するのではなく、なるべく一度だけで発問できてしまうように、生徒に集中させるような話法を大切にする
ここからは英語の授業に関して
9 コーラスリーディングで教師の後ろを追って読ませるときは、教師は教 科書を手に持ちながらも生徒がしっかり声を出しているか、口を開けているか、その様子をみとる
10 ALTによるリピートや、コーラスリーディングを行う際は、生徒が発話するとき、日本人教師は生徒とは一緒にリピートするのではなく、生徒の様子をみとり、しっかり声が出ているか、またどこに躓きがあるのかモニターする
腕が疲れてきたので、とりあえず今日はここまで…。
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