新しい広告のかたち。アート広告の魅力とは?
こんにちは。WALL SHAREです。
2020年9月現在、道頓堀アートストリートにてオルファ株式会社のアート広告が展示されています。
作品には、”若い層へ新たな魅力を届けたい”というオルファ株式会社のメッセージが込められており、若者を中心に人気を誇る個性派アーティスト集団、CMKgalleryが制作しました。
また、オルファ株式会社のTwitterアカウントにて、作品を二次利用したプレゼントキャンペーンが行われました。
*現在は募集期間を終了しております。
既存のファンはもちろん、「かっこいい」「好きなアーティストだから欲しい」などCMKgalleryのファンも反応し、200件以上リツイートされました。
作品を活用し、このようなキャンペーンを行うことで、新たなファン層と接触できることもアート広告の魅力の一つです。
以前の記事ではアート広告の仕組みについてご説明しましたが、今回は魅力をさらにお伝えします。
1,「観る」広告
皆さんは屋外広告にどんなイメージを持たれていますか?
街を歩けば、雑居ビルの屋上に看板、窓はさまざまな業者の名前で埋め尽くされ、歩道には立て看板やのぼり旗。
普段意識することは少ないですが、私たちは日頃から大量の広告に囲まれており、嫌でも目に入ってくる環境にいることに気がつきます。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000007815.html
上記は2015年の屋外広告に対する意識度合いです。
少し前の調査結果とはなりますが、皆さんはいかがしょうか。
”意識して見る”が圧倒的に少ないですが、たしかにわざわざ広告を見ようと思いながら街を歩くことってないですよね。
これは2020年現在もそんなに変わってないことだと思います。
アート広告は広義で広告ではありますが、クライアント側からキーワードや発信したい内容を受け取り、それを基にアーティストに表現をお任せして制作して頂いています。
あくまでもアーティストの表現やスタイルを尊重しており、作品として楽しんで欲しいと思っています。
街に描かれる壁画を楽しんでいたら広告だった。といった、「見る」→「観る」というアクションの変化を起こします。
2,エンターテイメント性
美術館に行くことはあっても、実際にアートを制作しているところって中々見れないですよね。
アート制作を行う風景は人を魅きつけるエンターテイメント性があります。
例えば巨大なビルの壁に10mほどの壁画を描いていれば、思わず目を止めてしまいますよね。
段階的に完成していく行程を目にすることができるので、企業ロゴや商品を先に描くことで、広告の制作時間でさえ楽しむことができます。
また、看板とは違い壁に直接描きあげるため、取り外す等の工程が必要がありません。
シーズンやイベントに合わせて作品を上書きすることでメッセージや内容を変化させ、常に新鮮で色褪せない広告を作り出すことができます。
3,シェアしたくなる
デザインの領域では表すことが難しい遊び心のある作品は、ターゲットとの感情の距離を近づけます。
また、媒体が壁であることから、アートをバックに写真をとったりSNS等でシェアをするといったアクションが生まれます。
時代の流れとともに媒体の種類も増え、今ではブロックされる存在となりつつある広告ですが、あくまでもアート作品であるため自由に楽しむことが可能です。
オルファ株式会社
世界で初めて「折る刃式カッターナイフ」を発明し、設計・開発から製造までの全てを日本国内で行っている。
品質へのこだわりは、常に安全性を最も大切に考えてのこと。
道具箱の中でも、刃物であるカッターナイフで不意に怪我をしないように、という想いがコーポレートカラーであるイエローに込められている。
CMKgallery
グラフィティーアートを基礎に、多様な文化を吸収したオリジナルなスタイルの個性派アート集団。
メンバーが運営する画廊「CMKgallery」(大阪・心斎橋)では様々なアーティストの作品も展示している。
道頓堀アートストリート
WALL SHARE株式会社と南海電気鉄道株式会社が協同運営するアートストリートです。
道頓堀のシンボルであるグリコサインから川沿いを西に3分ほど進めば見えてきます。
2020年9月現在、20点ほどの作品が川を隔てて南北に掲載中で若者や観光客を中心に話題を呼び、大阪の新たな観光スポットになりつつあります。
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