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骨粗鬆症と歩行速度

日本には約1000万人以上の骨粗鬆症の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
骨粗鬆症の治療として、服薬、食事、運動がポイントとなっています。
ウォーキング療法士として、お伝えできることがウォーキングによる骨粗鬆症予防です。
では、実際にウォーキングで骨粗相症を予防できるのでしょうか?
本日はウォーキングと骨密度の関係性を調べてみました。


骨量が低い人の特徴

今回ご紹介する
1年後に骨量が低下する地域在住高齢女性の 身体・生活機能の特徴
では

身体機能は,骨量低下とは関連しないことが既に報 告されており,本研究結果においても,握力や片 脚立位保持時間,TUG, CS-30には有意な差を認めなかっ た。ただし,通常歩行速度は単変量解析でのみ有意差を認めた。地域在住の高齢女性を対象とした先行研究で は,骨量は歩幅と弱い相関があることが報告されている。歩行速度の低下は,歩幅と歩行率が影響することから,本研究において,通常歩行速度に有意差を認 めたものと推察した。

と報告されていいます。
つまり、加齢に伴い、歩行速度が低下していくと骨粗鬆症のリスクが高くなることが考えられます。
逆に、しっかりと歩行速度を維持または上げていくことで、骨粗鬆症は予防できることも理解できます。それは、歩行速度が上がることで歩幅が広がり、その分骨への振動刺激が強くなるためと考えられています。

まとめ

ウォーキングは気軽に始められる運動です。しかし、効果を感じるためには、運動強度を上げる必要があります。
その運動強度を効率的、効果的に上げる方法をウォーキング療法士は指導しています。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/



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