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座位時間と腎臓

ウォーキングをはじめるきっかけとして多いのが健康診断の結果ではないでしょうか?
ウォーキング療法士は医療国家資格である理学療法士、作業療法士が取得できる資格です。そのため、疾患を抱えている、健康に不安を抱えている人にお伝えする機会が多くあります。
その様な方々をサポートするためには、ウォーキング以外にも健康のためのポイントを知っておく必要があります。
今回は、現代人が仕事などの都合によって多くなっている座位時間の健康への影響について知らべてみました。

ウォーキングを継続した効果

今回紹介する
若年から中年成人における職業上の座りがちな行動とタンパク尿の予測:後ろ向きコホート研究
では

観察期間の中央値 4.8 年 (四分位範囲 2.1 ~ 7.9) で、男性 597 人 (12.0%) と女性 697 人 (13.3%) で蛋白尿の発生率が観察されました。男性では、座りがちな労働者はタンパク尿の有意な予測因子として同定された

つまり、男性の座りがちな労働者は蛋白尿のリスクが高いという結果になっています。この結果から慢性腎不全のリスクも高くなることが予測されます。
ウォーキングで運動することはもちろんですが、普段の生活でも30分に1回は立って少し体を動かすなどの工夫をすることで、予防できることがあります。
ぜひ、ウォーキングを指導する際には生活面にも着目してお伝えしていきましょう。

まとめ

ウォーキング療法士は理学療法士、作業療法士が取得できる資格です。
リハビリ専門職の強みは対象者を包括的に見て、しっかり医療から見た視点でアドバイスできることです。
そのためには、しっかりと健康に対する知識も身につけていきましょう。

ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/

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