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ウォーキングの時の膝への負担

ウォーキングの効果を得るためには1日8,000歩の歩数が必要であり、かつ20分の早歩きが求められます。
しかし、ウォーキングを実施する人たちの中には変形性膝関節症などにより膝に痛みを感じている人もいるでしょう。
ウォーキング療法士はそのような膝関節の不安を訴えている人にも的確にご指導していきます。

地面の違いによる膝への負担

今回ご紹介する論文の
砂浜および林間でのウォーキングエクササイズの運動学的および生理学的特性
では、

ウォーキングエクササイズを実施する場合に、膝関節症の原因となるような踵接地時の膝への衝撃が小さくなることが望まれる

と述べています。
膝関節に痛みを訴えがある場合、その膝への負担を軽減して20分以上歩くことが求めれることになります。
では実際に膝関節への負担をどう軽減するのでしょう?
よく聞く方法として芝生などの地面が柔らかい場所を歩いてもらう方法ですが、それは本当なのでしょうか?
同じ論文では

膝への衝撃度(加速度)は砂浜がコンクリートに比べて有意に小さく、その減少率は14.2±11.6%であった。膝への衝撃度の変動は、コンクリートが最も小さく、砂浜および林間と有意差を示した

スクリーンショット 2022-04-28 10.58.31

としています。
ここで考えられるのが、単純に膝へ衝撃度ことを優先するなら砂浜などがいいでしょう。しかし、膝への衝撃度の変動に注目すると、長時間歩く際はコンクリートの方が良いのかもしれない、となります。
つまり、コンクリートで膝関節への負担を減らすことが長時間歩けるコツになるのではないでしょうか?

まとめ

ウォーキング療法士では膝への負担を軽減するために、足を前に出さない、と指導しています。それにより、膝関節の関節モーメントを軽減して歩くことが可能になります。

ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。


ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/

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