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卒論を書きながら私が思うこと

まえがき


とうとう卒論提出まであと10日をきりました。

みなさんにとって、卒論とはどんなものですか?


大人の方は学生時代の想い出、現在私と同じように取り組む4年生にとっては大変手を焼いているものかもしれません。

私は研究室でひたすらに卒論を執筆しながら、
今しか残せない感情を残しておこうと思い立ちました!✨

自分なりの思い入れがあるので頑張りたい🔥

そこで、なぜ私が今卒論を頑張りたいと思うのか、
原点に立ち返ってみようと思います。

土木のスぺシャリストに憧れて

私が卒論に思い入れる理由としては、祖父の影響です。

私の祖父は研究者でした。
土木の仕事と教師の仕事、海外への留学などを経験し、
生涯土木や建設のスぺシャリストとして活動しました。

博士号までもつ実力はダテではなく、
家にいても常にいろんなことを教えてくれる研究熱心な、
世界にたった一人の私の大好きな祖父です。

癌が悪化して闘病の末に他界したときは、
しっかりと最後まで生きる姿を見せてくれて、
心から感謝の気持ちでいっぱいでした。

私は祖父の他界とほぼ同時くらいに、
今まで教育一筋で考えていた進路を変更し、理系を選択しました。

自分でも何が起こっているのかわからないほど、
自分の直感に導かれるように進路を変更したことを
強く覚えています。

理系分野がまったく得意ではなかった私は、
高2からクラス分けがあった理系クラスで大変苦戦しました。

早進度クラスに入ることができたものの、
ますます勉強のペースに悩むばかり。
物理や数学Ⅲは土木分野に必須なものの、
一番の大敵となっていました。

正直成績も伸びず、
勉強に悩みを抱えたまま送る高校生活は苦しい状況ですが、
祖父みたいに理系の世界へ飛び込むことを夢に、
諦めることは一度もありませんでした。

人生の選択


いざ高校3年生になった私は、
第一志望の大学学部に対して強いこだわりを抱きながら、
自分も担任の先生も届くレベルではないことをわかっていました。

しかし私の夢は祖父のように理系の世界に飛び込むこと。
理系でない学部を選ぶ選択肢はまずなく、
充実した研究環境への妥協はしたくなかったため、
目標を下げたくないという一点張りで、困っていました。

とても悩みました。

結果的に、私は現役で第一志望の岡山大学に合格。
合格までにはいろんな出来事がありました。

実は、学部は今まで志望していた理系の学部ではなく、
グローバル・ディスカバリー・プログラムというところに合格しました。

なぜ私が納得しているかというと、
学部の特性上自分の性格や強みがいかせることに加え、
2年生からのコース選択で
実際に第一志望にしていた理系の学部生と同等並みに学び、
研究室へ配属してもらうことができたのです。

「自分の人生をもっと開拓したい、冒険したい」


そんな風に思えたのは、教育一筋の道を自ら外れた際に吹っ切れた反動だったのかなと感じています。

いよいよ始まった研究生生活


1,2年は環境土木や地学、生物学などの知識と技術を詰め込み、
祖父のように教えられる職への可能性を残すために
教職課程も履修しました。

同期からすると、週3で部活にも取り組む私は
化け物のように忙しそうに目に映っていたと思います。
しかし、やっとのことで夢に近づくことができた私は
楽しくぐんぐん進んでいきました。

祖父と一緒にまだまだ勉強したかったなと思うこともよくありました。

卒論のテーマを選ぶときは、
迷いもなく「宍道湖でやろう!」と決めました。

小学5年生~中学3年生まで、毎年祖父と取り組んだ自由研究で、
一番印象に残っているのが「宍道湖の水質汚濁」でした。

薬を入れて検査して技術者の人たちが治水して、、
という解決策にはとても疑問を抱きました。

宍道湖がどんな状況になったとしても、
宍道湖を愛する気持ちと理解が必要なのではないかと思ったのです。

今はまだどうすればよいのかわからないけれど、
大学で研究すればわかるかもしれないと思いました。

研究をしてみて


今執筆している卒論は、
「宍道湖・中海の環境教育の展開」についてです。

研究する中で、自治体が活動をはじめ、
それ以外の地域団体が環境教育に取り組み、
市民を巻き込もうとしていることを知りました。

仮説と違ったのは、ラムサール条約が一つの
環境教育の盛り上がりの転機となっていたこと。

地域の人がラムサール条約についてあまり知らないという現状もあるので、湖沼環境を理解するためにももっと知られてほしいと思いました。

今苦戦している理由としては、圧倒的に文章力の面なので、
もっと文章力を鍛えておけばよかったと感じます。

それでも、これまで頑張ってきた私自身と、
この選択を応援してくれた家族、
お世話になっている同期や教授には本当に感謝しています。

さいごに


私は次なる進路として、保育を選びました。
理由は、やはり私の軸は教育にあると感じるからです。
そして、性格的に保育士は強みが発揮できて仲間とも共鳴します。

ただ、将来また土木に関わりたいと思っている自分がいます。

みなさんは、自分の暮らし1つひとつをとって考えたことはありますか。


こうして勉強のことで悩めるのも、雨風をしのげる建物があるから。
会いたい人に会いにいけるのも、橋や道路が整備されているから。
やりたいことができるのも、安心安全に暮らせる街があるからだと、
私は思います。

土木の技術職でのインターンにも参加してみましたが、
やはり土木やまちづくりのお仕事は、
人が笑顔で過ごせるような土台の部分を担えると考えます。

直近の進路では保育士となり
子どもたちを育てて地域を明るくしたいです。

そして将来的には、
大切な人、そして誰かの大切な人のわくわくの土台となっている
まちを支えるお仕事につなげたい
と思います🌻

ちょうど卒論の提出まであと10日ですが、
研究できる幸せをかみしめながら、
最後まで一生懸命執筆していこうと思います!

あとがき

ここまで、長くつたない文章にお付き合いいただき
本当にありがとうございました!💌

自分ブログに過ぎない内容ではあると思うのですが、
読んでくださった方々にとって、
自分らしい道を歩むきっかけ、
自分らしく夢を描いていこうと思えるきっかけになれば幸いです🌻

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