見出し画像

震度6はマジでやばい。

先日、16日に起きた地震で被災された方にお見舞い申し上げます。

我が家は、家の中がぐちゃぐちゃにはなりましたが、家族全員傷ひとつなくピンピンしています。



私の住む宮城県石巻市は震度6弱とのことだったのですが、

これほど強い揺れは、2011年4月7日の夜、専修大学の校庭でテント生活をしていた頃以来だったんじゃないかなあと。


あの時も思ったけど、震度6はマジでやばい。


正直、2011年当時は震度5くらいの揺れは毎日何回も起きていて、揺れに慣れてしまっていた自分もいたんやけど、

震度6の地震は最初のグラグラグラ〜…からドーーーン!!グラグラグラーー!!ガッシャーーーン!!!!って、
言葉ではうまく表現できないけど、笑
揺れ方の勢いというか迫力が全然違う。




先日も、最初に震度5の地震があり、
「あ、地震!結構大きいなあ〜」 くらいやったんですが、

2回目の地震の途中から、ほんとに冗談抜きで、リビングから寝室にいる娘の元に歩いていけないくらい激しく揺れました。
(うちの家が広いわけではなく、通常時なら走って2秒の距離)



震度6はマジでやばい。



でも、2011年の4月8日。

震度6の地震の翌日、避難所に物資を届けに行った際にみなさんが口々に言っていた言葉。


「3月11日はこんなもんじゃなかった。」


震度5と震度6でも、びっくりするくらい違う。

じゃあ震度6と震度7って、どんだけ違うんやろう。



震度6でも心臓がバクバクするくらいの揺れやのに、

震度7を経験したみなさんはどれだけ怖かったんやろう。



しかも、よりによって先日あの日から11年目を迎えたばかりやのに。 

去年も、2月に大きな地震があった。

なんで、この時期にばかり…



きっと、あの日を思い出してしまった人もいたんじゃないかなあ。


どうか、みなさんが心穏やかに過ごせるよう祈っています




ここからは、私の感じたこと

被災地への連絡について

・ 私は、素直にめちゃくちゃ嬉しかったです!
『石巻=みぃや』って思い出して連絡くれたということ。
たくさんの友人が心配してくれているということ。

激しい揺れにドキドキしていたけど、みんなからのメッセージのおかげでめちゃくちゃ安心しました。


・ ただ私は、地震直後は電話もLINEも全く繋がりませんでした。(契約はdocomoのahamo)

1時間ちょっと経って、大量のLINEやメッセージが一気に届きました。

地震発生が夜で、家族一緒にいたからよかったけど、
別々の所にいる時に連絡がつかないのはめちゃくちゃこわい。


なので、地震直後に電話ではなく、
『地震発生からちょっと時間をおいてLINE』がベストなのかなあと思いました。


・ ちなみに、私の母から電話がかかってきたのは、6時間近く経った朝5時過ぎでした。

それまで私の両親や姉からは一切連絡がなく、夫にも、「ねぇ、みんながめっちゃ心配してくれてるのに、うちの家族誰一人連絡くれないんやけど。笑」って話したほど。笑

電話をくれた母は、
「大きな地震の直後に連絡したらあかんと思って…もう電話しても大丈夫?」
と言っていて、さすが!とは思ったけど、その電話がくるまでちょっと寂しかったのも事実。笑
(連絡を我慢した母の勇気と愛には感服!)


・ いろいろ書いたけれど、友人からのメッセージはめちゃくちゃ嬉しかったです。ほんまに!!

SNS等でも『地震直後の連絡はマジ迷惑』という書き込みも多数あったようで、
数名の友人があとから、
「被災地に連絡するのは迷惑って知らなくて…ごめんね。」
「大変な時に連絡してしまってごめん」
って言ってくれたんやけど、私はほんまに嬉しかったです!

また、私がSNSで無事を報告してから「連絡したら迷惑になるかと思って連絡しなかったけど、ずっと心配してた。無事を報告してくれてよかった!」と言ってくれた友人も数名いて。

心配して連絡をくれるのも、
心配だからこそあえて連絡しないのも、
どちらも愛だなあと感じました。


まとめると、

県外からの連絡は、地震発生直後ではなく、数時間置いてから、
電話ではなくLINEでの連絡がベスト
なのではないかと思います!

みんなからのメッセージは、ほんまにめちゃくちゃ嬉しかったし、心強かった。

私個人の意見ですが、今後の参考になれば…



※ 今回は電気も通っていたし、スマホもすぐ充電できる状態やったからよかったけど、

東日本大地震規模の地震だと、長期間停電していたり、避難所生活が長引いて充電できない状態になるので、県外からの連絡はLINEでもかえって迷惑になってしまうかもしれないです。
(限られた電池の中で、現地で離れ離れになった家族とのやり取りなど、より重要な連絡を優先するため)


※ また、地震後の精神状態も人それぞれです。
私は、みんなからの連絡でより落ち着けたけど、それどころじゃない人もいるかもしれない。
また、片付けに追われている人もいるかもしれない。

そういう意味でも、電話ではなく、その人のタイミングで返せるLINEがいいかも。

地震対策について


・ 我が家は、食器棚や本棚など大きな家具は固定していたので倒れませんでした。

でも、ウォーターサーバーがぶっ倒れました。(ボトルがほぼ満タンの状態やったので、娘があの下敷きになったらと思うと恐怖)
ウォーターサーバーにも対策が必要です。


・  今回の地震で本棚の固定具が外れました。
もう少し揺れが長引いていたら倒れていたかも。
固定しているからと言って、安心するのも危険。
大きな家具からはすぐ離れた方がいい。


・  本棚や冷蔵庫、棚の上に置いていたものは見事に落ちました。
そして、部屋が荒れ果てました。笑

普段使わないから…収納スペースになるから…といって、高い所に重いものや割れるものを置いたらめちゃくちゃ危険。


・ よく売ってるプルプルの転倒防止ジェルマット、我が家では効果を発揮しました!
「テレビが倒れて割れた」って話をちょいちょい聞いたんやけど、うちはあの激しい揺れの中でも倒れませんでした。

備えあれば憂なし。
効果の保証はできないけど、今できる対策をしましょう。

避難時の状況について(石巻の話)


・ 我が家は、自宅が浸水区域のため揺れが落ち着いたあとすぐ避難しました。
(2階に住んでるけど、念のため。)
  

・浸水区域を出るまで、めちゃくちゃ渋滞していました。
車が全然動かず、「もし今津波が来たら、車乗り捨ててそこの学校に避難しよう!」と想定するほど。

友人たちの話によると、私たちが通った道路以外も、どこも大渋滞だったようです。

避難経路と、もし渋滞のせいで避難しきれなかったらどこに逃げるのかも、あらかじめ想定していた方がいいかも。

子連れでの避難について

我が家には、5月で4歳になる娘がいます。
やはり、子連れでの避難は大人だけより大変なことも多いです。

常備しておく防災グッズも、こどもの年齢に合わせて必要なものを準備しておかなければいけないし、
避難する時も、大人だけの時に比べるとスムーズにいかないかもしれない。

東日本大震災当時も避難所で、子どものいる家庭は周りにめちゃくちゃ気を遣ったという話も本当に多く聞きました。

でも私は、今回の地震で娘の存在がめちゃくちゃ大きかったです。

あんなにも激しい揺れだったにも関わらず、地震直後も避難時も、朝まで爆睡し続けた娘。

こんな状況の中でもすやすや寝息をたてるその寝顔を見ているだけで、めちゃくちゃ癒されたし、娘のためにも落ち着かなきゃ!という気持ちになりました。

大変なことも、気を遣うことも多いかもしれない。

けど、それ以上のものを与えてくれると私は思います。




ここまで読んでくれている方がどれだけいるかわからないですが、

まじで、地震はいつどこで起きてもおかしくないです! ほんまに!


残念ながら、日本は地震大国です。

でも、だからこそ備えることはできます。


「自宅にいる時に地震が来たら」
「職場にいる時に地震が来たら」
「移動中に地震が来たら」


どこに避難するのか、
家族といつどこで集合するのか、
しっかりシュミレーションして、
大切な人と話し合ってください。


あと、家の中の地震対策や備蓄食等の準備も忘れずに!



地震が来ないのがもちろん一番やけど、

もし来たとしても、みなさんが無事でいられますように…!!

この記事が参加している募集

#みんなの防災ガイド

2,770件

最後まで読んでくださりありがとうございます。 ほんの少しでも、あなたの心に響いていたら嬉しいです。