見出し画像

今建築を志す意味

以前の投稿から一年がたってしまった。
この一年というと昨年初めから志した建築士の勉強をスタートさせ、現在やっている生命保険の仕事とを両立させ子育てもしながらなんとか2級建築士に合格できた。

しかしながらこの2年くらいの人生の転機と多忙。
そして現在の仕事と建築へのシフトチェンジ。
毎日行ったり来たりの生活をしていると精神的にまいってしまい、
軽い適応障害になってしまった。
生活と気持ちを少し落ち着かせることと、
もう気持ちは建築の方へ向いていることもあり、
1級建築士の試験勉強やその他の学習にあてるため休職することにした。

今その生活を始めてから約2か月がたとうとしているが、
気持ちはとってもスッキリとしてきている。
好きなこと、やりたいことに打ち込めている時間はとても心地良いし、
そういった環境を作ることを応援してくれた家族には感謝しかない。

そして、今日ある建築家の方とお会いする機会をいただけたので、
改めて自分がこういう道を選んだ気持ちを書いておきたいと思う。

過去の背景については1年前の投稿に記したとおりだ。

今回はこれから自分が建築を志す意味について書いてみたい。

まずは、社会人生活を別の業界で11年間やってきてからの建築の仕事に携わる人はあまり多くはないと思う。
むしろ自分は聞いたことがなかった。
今まで生命保険の仕事では違う視点で多種多様な人と関わる仕事をしていて、これまた結構お客様と深いつながりを作る仕事でもあった。
扱うものは主にお金に関わる部分であったが、この経験はきっと建築の仕事でも活きるのではないかと思っている。

理由は思いつくとこ5つくらい、

  1. 家を建てることとお金は切っても切り離せない

  2. 家を建てることは人生を考えることである

  3. いい意味で一般庶民としての視点を持っている

  4. 営業で培ったコミュニケーションスキル

  5. 仕事を作ることができる(無形商品での新規開拓経験)

そして世の中の流れも変わってきているのもポイントの1つだ。
コロナの影響があってから特に感じること。
今までは仕事が理由で住まいを選んでいたが、
これだけテレワークが普及し自分や家族の心地良い生活に
重きを置く世帯が多くなってくると、今までのように仕事や勤務先が
理由で都心のマンションや通勤に便利なところを選ぶというよりは
建物やインテリアにこだわり心地良い空間を作ることに
重点を置く流れになるだろう。

佐宗邦威さんの書かれた「じぶん時間を生きる」という本を読んだのだが、
これからの建築の仕事につながるヒントがたくさんちりばめられていた。
本の中にも「住まいファースト」という言葉が使われていたがほんとに
その通りだと思う。

そこで必要となるのはきっと建築士の存在だろう。
だからこれまで建築士の仕事をしていた方々を
うらやましく思ってしまう。
これまで培ったスキルを存分に活かせるわけだから。
しかし、これからパースのAIによる自動生成や設計もAIに
かなり部分をとって代わられるだろう。
3Dプリンターで建築もできてしまうくらいだ。
でも、家や空間を使うのはあくまで人間。
だから最終的には人の手を介して建築が出来上がっていく流れ
というのは変わらないんじゃないかと思っている。

だからこれから意識したいことは、

  • AIをできる限り使いこなすこと

  • AIにとって代わられない部分のクリエイティビティを伸ばすこと

この2つが大切なんじゃないかと思っている。

まだ、転職も完了していないし業界のこともよくわかっていない身で、
ただ頭の中でぐるぐると考えているだけだが、
これからは自分のキャリアを変化させていくプロセスを
定期的に綴っていきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?