東大生のボランティア~パラリンピックボランティア参加を決めてから開始直後まで

ワクチンの予約はすぐした。幸いなことに大学ですぐ予約ができた。8/15にユニフォームを受け取った。想像よりかっこよかったしいいものだったし、とてもワクワクした。

コロナに感染したら自分の所属団体に迷惑をかけること、電車での移動からユニフォームを着ること、その他様々な心配はあった。

でもそれよりもワクワクが大きかった。

ボランティアに参加する人はどういう人なのだろうか。このことが一番気になった。また選手村を自分の目で見てみたかった。

結局参加できたのは5日だけだったが、様々な学びがあった。

活動初日、オリンピックからパラリンピックへの移行期間だったこともあり、あまり仕事はなかった。雑用を行って職員の方にちょっとついて行っただけ。正直、なんだこれは、と思った。

その日出された昼食はとても美味しかったし、その他の支給品にも満足した。この日は同じシフトの人と話が盛り上がることもなかった。思ったこと、あれ、大学生いないかも?


活動2日目、この日は前日に続いての奉仕だった。同じ仕事で、やはり仕事は少なかった。でも少しの仕事があった。あまり詳しくは書けないが、英語をもっと話せたら、、、という悔しい思いをした。とにかく英語を勉強しようと思った。

この日は東大生だということを伝える機会があって、とても驚かれたり、専門を聞かれたりして照れた。その一方で、周りに英語が話せる人や統率力がある大人がたくさんいて、恥ずかしくなった。私にできることは一体なんなのだろうか。と。

2,3日目は一緒にシフトに入っていた、50-60代あたりのおばさまたちと一緒に仕事をして仲良くなった。彼女たちはスペインで個人旅行でサクラダファミリアに行きたいからスペイン語の勉強をしていたり、英会話に通っていたりと意識が高かった。(様々な方面で余裕があるからできることかもしれないが。でもその余裕はその方が作り出したものであるのだろう。)


この暇なシフトで感じたこと。

それは、その日初めてあった、名前(とその周辺情報)しか知らない人とその場で会話を楽しんだり、学び合ったり刺激を受けたり、その人それぞれの参加理由を話し合ったり、、、、

ボランティア活動の醍醐味(?)である一期一会の出会いを楽しむことができる。それは報酬だけで片付けられるものではなく、それ以上の何かその人にとって大切なもの得られるのではないか。

もちろんTokyo2020に関わりたい!!っていう気持ちが強い人もいるし、それだけでも十分に価値があることだと思うけれど。他にも思いを持っている人はみんな楽しそうだった。私自身ボランティアに参加してよかったなと感じ始めた2日だった。


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