療育の裏事情 その3

保護者の方から、
『月に1,2回1時間ぐらいの療育で、効果はあるんですか?』と
よく質問を頂きます。
365日24時間子どもの世話をされている保護者の方からすると、
『月に1,2時間で何が変わるの?うちの子はそんなに簡単じゃない!』と、思われるのも尤もなことだと思います。

行政で療育を行っていた側からすると・・・
「効果がないと言えばないし、効果があると言えばあります」
矛盾した答えになってしまうのですが、^^;

例え、月に1,2回1時間だとしても、
療育スタッフから、子どもの発達レベルや状態を踏まえた
アドバイスや情報が入ってきます。
また、家でも療育に似たことを行うことで、更に効果があると思います。
子どもにとっても、スタッフとの関係性を構築したり、
新しい場に慣れること自体も良い効果ですよね。

一方、月に1,2回来るだけで、家では今まで通りだと、
やはり効果は感じられにくいかもしれません。
療育の内容にもよりますが、月に1,2回の内容が子どもに定着したり、
子どもの感覚を促すまでには至らないと思います。

大切なことは、療育に通うかどうかではなく、
毎日少しづつでよいので、
子どもの発達を促す内容を、家で続けることだと思います。

療育を勧められてるけど迷っているお母様は一度やってみる。
そして家でもできる内容だと思えば、途中退会して家で続ける。
これが大事なことだと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?