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子どもの『横目』に注意!その1

自閉症傾向のあるお子さんは、
独特な目つきをします。
『横目』で物を見ることがあります。

『横目』とは、顔を動かさずに目だけ
動かしてみること。
また、寝そべって真横からミニカーを覗いて
遊んだり、車を描く時はひっくり返した状態で
描いたり、車の細部まで緻密に描くなど、
独特な視点と、芸術的な色彩感覚が、発揮される
子どもも少なくないです。

ではなぜ、『横目』で見るのか?
決定的な要因は分かってはいませんが、
自閉症の視覚機能として、幾つかのことが
分かっています。
 ①視線を合わせるのが苦手(脳の情報処理)
 ②目の動く幅が狭い、動きが悪い
 ③独特な物の見方を好む

『横目』で見ることは、決して悪いことでは
ありませんが、目の動きが悪いと、
見落としたり注意が行き届きません。
また、幼児からの『横目』で生活していくと、
目の焦点がズレて成長することもあります。
実際に、担当した高校生(自閉症診断あり)も、
横目の姿が頻繁に見られ、検査をしたところ、
目の焦点はなんと20センチ!もズレていました。

では、どの様に視覚機能をサポートしてするか、
次回に続きます。

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