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誠実な平日を賄う静謐

チバが死んだ。
チバさんって言うと近しい存在みたいになるから恐れ多くて
逆に言えない特別な存在。
でも亡くなってしまった。
チバならガンになってもヘラヘラ笑いながら勘違いさせるんじゃ無いかなって勝手に思ってた。

知らせが僕に届いたのが
営業が終わって締め作業が全部終わった後だった。

いつも営業終わってからお店に残って自主練してるんだけど
この日はどうしても気持ちがソワソワして集中出来なくて
それでも頑張らなきゃって思って色々検証したりしてたけど
本当に集中出来なくて練習切り上げました。
コンビニに駆け込んでハイネケン買って
「きのこ帝国のクロノスタシスじゃん」ってなりながら一駅歩いて帰った。

奇しくも死んだ親父と同じガンで
死際を知ってるせいか
弱っていく過程を何となく知ってると
ロックスターも人間だったんだなぁとしみじみ思い返します。

親父が死んだ時は今までもこれからも涙すら出なかったけど
チバが死んだ日は
自宅玄関に着いたとたん妙に泣けてきた。
大学で初めてコピバンした曲の中にGT400があったし
自分自身憧れのアイコンがチバユウスケだし
ゲストバリスタとか仕事で外部と関わる時
本名をカタカナにしてるし
the birthdayの「誰かが」を聞いて
今まで悩んでた他人との距離感を何となく解消出来たと思ってる。
シンプルに生きててもいいんかなぁと思わせてくれたお方でした。


誰かが亡くなる事が凄く多い一年だなぁと言われてるけど

テレビが日本で普及されて
「有名人」という存在が格段に増えて
増えた結果が現代なのかなぁと感じています。

多分これからもっともっと悲しいお知らせが増えるのかなぁと
今から少し身構えなきゃいけないのかなぁと考えてます。

こんな悲しさに年齢を重ねていく事実を
嫌でも照らし合わせてしまうのが
ここ最近の悩みかなぁ。

テレビというかメディアが普及してきて
「有名人」っていう存在が出来て
これからもっともっと悲しいお知らせが増えるんだろうなぁと考えてると悲しくなってきた。


転職してから
年内には自分の好きなコーヒーをお店に1つは置くって目標を考えてた。
年始に特別好きなコーヒーを置きます。
微妙に達成出来てないのがなんとも自分らしいというのかなんというのか。

前職より自由な環境で
本当にストレス無く生きていけてる。
白髪が減ったもん。

ストレスは無くなったけど自発的に動き続ける必要があって
常に新商品作り続けないといけないのは
ちょっとプレッシャーでもある。
パンクしない程度にぼちぼち頑張ろう。


日進月歩、日々充実しているかのように書いてしまった。

内心は毎日焦ってるし
勉強してもしてもわからない事いっぱいで
結構余裕が無い。
自分に引き出しが無い事を本当にこの歳で色々痛感する毎日。
悲しいぐらいに才能が無いのか
向いていないのか。
アクワイアードテイストをいざ味覚が整った大人に理解して貰えるのかとか
カフェでこういう知識って必要なのかなぁとか。

塞ぎ込んでても進まないから
色んなコーヒー屋とか飲食店とか行くと
「おすすめされるお店」
はあまりバラつかないんだなぁと思いました。

よく人と違うとか変わってるとか変とか言われるし言われ慣れてるけど
しっかり寄り添って指摘されるの初めてで
ちょっと嬉しかったなぁ。
良い上司と同僚に恵まれた気がしてる。


クリスマスに街に出かける事が無かったから
改めて
街中の浮ついた雰囲気と幸せそうなムードにこっちまでちょっと嬉しくなっちゃった。
プレゼント片手にみんな歩いてて
サンタしか居ないなぁとか
普段には無い電飾に見惚れてたり。

こういうイベントには否定的だったんだけど
今の自分にそれを楽しむ余裕が生まれた事実に気付いて
少しだけ自分を好きになれた気がする。

あんまりまとめきれてない文章だなぁと思うけど
それも含めて今年の自分なんかなぁと思っております。

次は今年の振り返りをつらつら書けたらなぁと思ってます。
今年中にちゃんと感じた事を納得した言葉で表現出来るのか分からないけど
自分のためにも吐き出したい。もはや他責にしたいぐらい。

Merry Christmas Mr. Lawrence
こんなに朗らかなクリスマス初めてかもしれない。

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