能楽と和本との出会い
手元にある和本(※)の山には、能楽(能・狂言)に関する記述のあるもの、曲や詞章の典拠となったものが多い。いや、意識して関連したものを収集したというべきだろう。
※有史以来明治初期までに日本で作成された書物(誠心堂書店 橋口侯之介氏)
こんな人はそう滅多にいないだろう。少なくとも自分の周りには一人もいない。能楽好きな仲間は少しはいる。が、和本にも興味があるという人はなかなかいない。
さて、能楽との出会い、そして和本に辿り着いた経緯を紹介したい。
能楽囃子は聴いてみると、実はどこ