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英語に自信がないときはキモノを着よう・・・最強の勝負服キモノ

英語力ゼロで始めたカナダ暮らしも10年目、めでたく還暦のわけいです。

突然ですが、あなたはご自分の勝負服ってありますか?

仕事の面接のとき、大事な交渉のとき、意中の人とデートのとき、人が集まる席に出席るするとき、少しでも自分に好印象をもってもらいたいですよね。

ファッションがあなたを決める

そんな時に手軽で効果があるのが、ファッション。何をどんなふうに着ているかで、印象がガラリと変わる効果はファッション系の記事によくありますよね。

見た目が変わるだけでなく、見た目が変わることで着ている人の気持ちも表情も姿勢までも変わってしまいます。

そんな魔法のような効果があるファッション、デザイン、色、素材の質感。大事ですよね。

キモノは個性的

私の勝負服はズバリ、着物です。

キモノはカナダ暮らしで無茶苦茶・効果大ですよ。

人が集まるパーティに行くとき、友人に招待されたとき、何かの交渉をしたいとき、大切な人と食事に行くとき、キモノで行きます。

目立つだけでなく、品よく、しっかりした人に見られるのでかなりお得です。

カナダはカジュアルでラフなファッションが主流ですし、おしゃれをするときは露出や体の線を強調したセクシーなものになりがち。

キチンと着て露出の少ないキモノはそんな北米ファッションとは対照的です。

キモノもTPOでいろいろ種類がありますし、着方でカジュアルにもセクシーに表現できますが、基本、ちょっと華やいで上品なイメージになります。しかもカナダ人からすると個性的なバターン(柄)、造形(帯や小物)、着方が複雑なので、興味を持たれたり、感心されます。

日本人は私のほかにもちろん私の住む町にも暮らしていますが、キモノ姿を見かけることはまずないので、希少価値です。

勝負服はキモノで決まり!

だったら、ここぞというときにキモノを着ない理由はありません!

先日もコロナ下でようやく定員6人まで小さな浴衣のワークショップができるかもしれないと言うことで、イベント担当者に会ってきました。もちろん、キモノで。

簡単な説明と会場用の部屋を見せてもらいました。通常はダンスホール程度の広さですが、コロナのため室内はこの広さで定員6人程度。

担当者とは初対面ですが、この間、何度かメールでやり取りしています。実際会ってみると私が予想していたよりも大柄で優しそうな男性でした。

いっしょにワークショップをしたこともないし、「英語もちょっと変だけど大丈夫?」と彼は私に思ってたかもしれませんが、着物姿で現れると案外、言葉のハンディがあっても「この人ならなんとかやれるかも」と信頼されるもんです。

コロナで人と集まるのはみんな慎重です。しかも対象はカナダ人ですから、正直4人ですら集まるのかなぁ、と思いますが「大丈夫、4人は集めるから、やるつもりでいてよ」と言われました。どうなることやら。

とりあえず、お陰様でお互い好印象で打ち合わせは終わりました。

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タイトル画像の同じ着物と帯ですが半襟と帯締め(リボン)を変えてます。

キモノでもらえた天体望遠鏡

また、私は現在の家に入居を決めた後、受け渡しまでの期間に前入居者(当時の入居者)にキモノで会いに行きました。

普通は前入居者と新入居者が会うことはないので、仲介業者に相手に連絡をとってもらいました。理由は、いらない家具類は処分しないで残して欲しいとお願いするため。

なぜなら、私は当時カナダにスーツケース2つで来て家財道具は何も持っていなかったからです。3か月あまりは家具付きの部屋をレンタルしたので最低必要な家具や電化製品、食器類は揃っていましたが、そこを出たら家具はもちろんありません。あるのはスーツケース2つ分だけです。

実際に入居すると、大型クローゼットやテレビキャビネット、ソファーベット、コーヒーテーブルセット、台所用品が残されてました。嬉しいことに天体望遠鏡まで、いらないからと残してくれました。

それだけでは十分なはずはありませんが、かなり助かりましたし、楽しませてもらいました。

キモノで挨拶に行くと初対面の人にも一目置いてもらえるのは本当に助かります。

海外でも着物を着ましょう!

普段は私もほとんどジーンズかレギンス、フーディ(パーカー)、トレーナー、T シャツで、かなりリラックスしたスタイルです。

日本にいた時のように流行を少し取り入れてオシャレをしたり、色々とっかえひっかえコーディネイトを工夫することもほとんどありません。

最近のお気に入りはアウトドア向けのキャップ。髪が乱れててもキャップを被れば気にならないので。靴はもっぱら、ジョギングシューズ。バッグはバッグパックです。

多分、私のキモノ姿しか見たことない人は、普段の私を見たらびっくりすると思います。ごく普通のカナディアンスタイルのアジア人ですから。着物を着れば髪も整えますし、スッキリと別人になります。

着物や小物は多く持ってないので、私は同じキモノや帯をよく着ていますよ。同じ着物でもいいじゃないですか。海外では手に入りにくいんだし、海外ではそれこそ誰も気にしません。

上手く着れなくてもいいじゃないですか。海外では着物はこうあるべし、はありませんから。ただし、キレイかキレイじゃないかは感じると思うので、綺麗に着れることにこしたことはありませんよ。

着物を着てみたい時には思い切って着て楽しんだらいかがでしょうか。着物の着方が下手でも海外では気づかれません。日本よりもずっと気楽に着れますよ。着ていくうちに上手く着れるようになります。

海外ではこんなにお得なキモノ。お気に入りのファッションとして楽しむだけでなく、海外では勝負服としても是非おススメです。

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