見出し画像

Apexの競技シーンとPad/キーマウについて①

Apexの競技シーンを語る上で、どうしても付きまとう話題としてPad/キーマウ論争があります。その是非や意見について詳しくは触れませんが、現状の競技シーンにおけるPad/キーマウについて語ります。

■Padエイムアシスト論争について

Apexで荒れる話題としてPadのエイムアシスト論争があります。
PC版Apexでは利用できるデバイスとしてキーボード&マウス(KM)とPadがあります。Padはエイム操作が難しいことからエイムアシストという機能がついており、簡単に言うと敵の付近にエイムが近づくと感度が遅くなり敵に引き寄せられやすくなる、機能です。
ここではエイムアシスト論争の是非や意見について触れませんが、よく論争になるポイントとしては
・エイムアシストが強すぎる
・競技シーンにおいてKMとPadが混ざっているのは競技としてフェアじゃない
あたりです。
Padで勝ってもそれはエイムアシストの力のおかげだ!チーターみたいな当て感だ!そんなにPadが強いならPad使えばいいじゃん!などの不毛な言い合いがエイムアシスト論争です。
事実として、PC版ApexでKMとPadが利用できるように、現在の競技シーンの大会では、KMとPadを利用することができます

■競技シーンにおけるPad選手について

Apexの競技シーンでは主流はKMの選手が多いですが、Padで活躍している選手もいます。日本はPS4のApex人口が多いこともあり、PS4でPadで上位だった人がPC版に移行し、PC-Padとして競技シーンで活躍しています。
2020年秋に競技シーンに参戦したFennel(pinotr選手、mo-mon選手、栗原選手(2021年春脱退))が初登場した公式大会で怒涛の快進撃で2位になり衝撃を与えました。
振り返れば2020年夏にも何名かPad選手はいましたが、Fennelの参入に続くように2020年秋冬とPad選手の参入が増えていきました。
Pad3人のチームは少ないですが、1人か2人Pad選手が入る混成チームは多く見られるようになりました。
ただ大会では韓国勢(全員KM)の優勢は変わらず、Pad選手は近距離戦でのファイトの強さに特徴はありますが、Pad選手がいれば勝てる、というほど簡単なものでもないというのも競技シーンの難しさかなと思います。

■Pad選手どのくらいいるのか?

競技シーンはPadだらけじゃないか!と感じてる人もいるかと思い、Pad選手の割合を調べてみました
対象はチャンピオンシップに出場した30チーム90名を対象にKM/Padかをリストアップした所、
KM  67名
Pad 20名
不明 3名(プレイ映像見つからず)
Pad比率は22%でした。
思ってたよりは多くないって感じでしょうか。日本チームで上位のFennelがPad3人チームなため印象が強いのかと思います。
NAにもSnipdownをはじめとして、G2、C9などPad選手を抱えているチームもありますが、APAC NorthのPad比率はやや高いと思いますし、EUはさらにPad選手は少ないです(いない?)。
ただNAのプロゲーマーでハイブリッド(KMとPad両方使う)の話題が上がっていることもあり、Pad選手が増える可能性もあるのかもしれません。
ALGSの次のシーズンの大会日程が公開されて、そこにはCSでも参加できる、という方針が発表されました。フレームレートでPCに劣るCSで参加する選手がどのくらいいるかは分からないですが、PadとKMが混在する環境は継続されることは間違いないです。

■個人的な感想

ApacNorthでPad選手が増えたことでどういう変化が起きたでしょうか。CS出身の選手が競技シーンで活躍することで、さらにCSからPCに移行して競技シーンに参戦する選手が増えました。初登場で2位を飾ったFennelはその後も日本勢の中では上位ではあるものの、決して圧倒的ではなく、3vs3のファイトでも負けることが増えた気がします。それはPadの近距離戦の当て感の強さを目の当たりにして、KM勢もファイト能力を磨き、レベルがあがっていっているのだと思います。安置へのムーブやファイト力など1年前に比べて遥かにレベルがあがっており今後も目が離せません!

スキやフォローしていただけるだけで嬉しいです!