煮出しコーヒーを淹れてみる
以前に焚き火コーヒーの淹れ方を書いたが、今回は時間をかけて煮込む煮出しコーヒー篇。
基本は同じでお湯を沸かして挽いたコーヒー豆をそのまま入れる、それだけ。
今回はそこから煮込んで煮出しコーヒーにする。
お湯を沸かす
ケトルでも鍋でも何でもいいのでお湯を沸かす。まずはそこから。最初から豆を入れて煮たたせる方式もあるようだが、今回は沸騰してからの後入れ。
多めのお湯の方が、後述する煮込みコーヒーの特徴を活かせる。
コーヒー粉を入れる
コーヒー粉を入れる。ポイントのひとつはここで入れ過ぎだろというくらい入れる。
この例だとお湯500mlくらいに対して豆40gを投入している。ドトールに40gの小分けパックがあるので、一袋丸ごと投入。
煮込む
火力は可能なら弱火の方がいいかもしれないが、あまり気にせず煮込む。重要なのは時間。
最低でも20分煮込む。
前回の焚き火コーヒーは沸騰してすぐに火からおろしたが、今回はそのまま煮込む。中途半端に煮込むとコーヒーの香りが飛んだだけの味の薄い飲み物になってしまうので注意。
20分を過ぎたあたりからコーヒーの味が出てくる。
鍋肌を棒で叩く
煮込んでいるうちに浮いた豆は沈んでいくが、まだ浮いているようなら、鍋を持ち上げて、棒で叩く。振動と水面の波で沈める。カンカンと軽く何度か叩けば沈んでいく。
静かに注ぐ
底にはコーヒー豆が溜まっているので、なるべくカップに豆が入らないよう上澄を注ぐように静かに注ぐ。ある程度豆が入ってしまうのはしょうがないと割り切りつつ注ぐ。
これで完成。
さらに煮込む
煮込みコーヒーの最大の特徴。煮込みを継続しつつ熱々のコーヒーを何杯も飲める。
多めのお湯にしたのはそのため。
足りなければ水を継ぎ足ししてもいい。
あまり煮込みすぎると酸味がたってくるが、その変化を楽しんでもいいだろう。
最後に
前回の焚き火コーヒーは味がフレンチプレスに近く香りが残るコーヒーだが、今回の煮出しコーヒーは香りの面では若干落ちる。だが、しっかりとした味が感じられるワイルドさがある。
一度、煮出す前に香り高いコーヒーを楽しみ、そこからまた火にかけ煮出しコーヒーを楽しむこともできる。
冬の寒い時など、常に熱々のコーヒーが常にそこにあるというのは魅力だろう。
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