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EP24.【小川佐和#24】
悲願の思いは無情にも届かず2023年10月26日。
地元と球団関係者たちの期待を一身に背負い、指名を待ち望んだドラフト会議。
しかし“小川佐和”の名前が呼ばれることはなくその会議は幕を閉じた。
「終わった瞬間は、“もう来年や、来年頑張ります。”みたいに思いました。逆に火つきましたね。」
高校卒業後、4年間のブランクを空けて和歌山ウェイブスへと入団。
はじめのうちこそ感覚のズレを感じていたものの
EP23.【森悠介#3】
身近な存在を超えるべく“勝てる・刺せる・指示も出せる”
入団一年目から目の前にそり立つ高い壁は、自分が描く理想の姿と重なって見えるようになっていた。
「練習が始まって思ったかもしれないです。“こりゃ出れないなぁ”って。入団する前から(深谷さんの)バッティングがいいのは知ってたから。キャッチャーの深谷さんになりたいです。」
わずか9試合の出場で幕を閉じた一年目のシーズンは、立った打席も13止ま
EP22.【關矢光佑#17】
戦いあぐねた優勝シーズン“入ってきた時には僕が一番下だったっす。”
大学卒業後は草野球を嗜んでいた關矢。
はじめのうちは現役さながらのパフォーマンスで他を圧倒していたものの、プレー頻度は週に一回。
必然ながら衰えを感じ始めていた。
「始めた頃は(現役)上がりたてだからバンバン抑えるんすよ、勝手に。でもそれも期間経ってきたらどんどん衰えてきて、どんどん打たれるんすよ。それが悔しくって、上回ろうっ
EP21.【藤本伊吹#22】
現役高校生が挑む異例の道“全部自分が悪かった。自分のせいだったと思います。”
2024年2月に新設球団である“姫路イーグレッターズ”に入団。
しかし初めて経験した“大人”たちとの野球は想像とかけ離れた場所にあり、2ヶ月も持たずに退団した。
「(大人って)最初は結構きっちりしてるイメージだったんですけど、意外とそうでもなくて。野球があんまり楽しくなかったのもあったかもしれないですけど、なんか嫌や
EP20.【日沼航一#7】
歩み始めた難儀の道高校通算24本塁打の肩書きは伊達じゃない。
昨シーズン、開幕二戦目にして満塁本塁打を放ち、独立リーグ衝撃デビューを果たした。
「(2022年の)ホームラン王の記録が6本だったから、10本は打ちたいと思った。開幕四戦で2本打ったからいける気はした。」
それ以前はクラブチームでプレーしていた日沼。
リーグのレベルに臆することなく淡々とキングを狙っていた。
「独立リーグに来てめ
EP19.【武田洸人#12】
背水の陣で挑む覚悟「やっと解放された。野球なんてもう…やりたくなかった。」
私立校とも対等に渡り合っていた高校時代。
過密すぎる生活スタイルに追われる2年半だった。
「朝5時に家を出て、帰ってくるのが夜の11時過ぎとか。点滅してる信号しか見ない日とかあったもん。必死だったね。マジで余裕がなかった。」
野球への未練が消え去ったわけでもなかった武田。
進んだ大学では軟式野球部への入部を検討して
EP18.【高橋舜平#0】
無力に苛まれた昨シーズン中身のない声が売り…?
それでも時折見せる真剣な眼差しからは鋭い眼力がうかがえる。
和歌山に移籍した昨シーズン。
優勝を果たした和歌山ウェイブスが誇ったのは佐藤・榎本の二遊間。
2人の巧さを前にした高橋は、自慢の守備力に疑念が湧いた。
「正直試合出れるのかなって思いました。2人ともうますぎて。(自分は)スローイングに自信がなかったから。」
野球を始めた時から慣れ親
EP.17【正田亜翔#9】
転機となった大学時代打席に入れば常にフルスイング。
高々と舞い上がる放物線を彷彿させる正田のバッテンングスタイルは、大学時代より培われた。
高校卒業後、大阪商業大学へ進学した正田。
3年間触り慣れた硬式から離れ、心新たに準硬式野球への道を歩み始めた。
「中学時代の監督が大学でも監督をやってて、(一緒に)やろうって誘われた。迷いはなかったな。」
球種は変われど志は変わらず。
依然としてプロへの
EP16.【蔡逸海#31】
蔡選手が大学時代に書いた日記はこちら↑↑↑
築き上げた三本の軸幼い頃に台湾での生活を経験していた蔡。
海外への興味・野球・勉強
この3軸で築き上げられた学生生活だった。
文武両道に目覚めた中学時代。
生徒会長を務めるほどの模範生徒は、グランドへ出ても模範選手を演じていた。
「勉強がちょっとできたのもあって、教科書通りを求めちゃうっていうか。こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないみたい
EP15.【岡村雄斗#30】
岡村選手が書き記しているブログはこちら↑↑↑
自信を生んだ継続の日々初めてバットを握ったのは3歳。
この頃からすでに“左打ち”の構えをしていたらしい。
お世辞にも強いチームで育ってきたとは言えない岡村。
小学校3年生の時に入団したチームには、当時9名の団員しかおらず、入団してすぐ次の週にはサードのポジションで試合に出場していたという。
「周りがサッカーを始める子が多くて、みんなと一緒が嫌だっ
EP14.【宮下武虎#11】
親子で目指すプロへの世界野球一家の四男として生まれた宮下。
彼が目指したプロ野球選手への道のりは、親子で挑む過酷な挑戦だった。
“野球をやりたい”
ハッキリと口にしたのはまだ保育園に通っていた頃。
「兄の少年野球を見てのこと。父も兄も野球をやっていた。」
小学校入学と同時に少年野球チームへと入団した宮下は、2年生にはすでにピッチャーというポジションを任されていた。
今でも魅せる度胸満点な
EP13.【髙鍋秀祈#29】
勝負論を生んだ意外な特技とにかく負けず嫌いな性格だった。
野球好きな父と兄の影響で野球の道へ進んだ野球一家の次男。
周りの友達がサッカーをやっていたこともあり、当初はあまり乗り気ではなかったという。
入団してからは外野を守ってきたものの、一年も経たないうちに肘の炎症が発覚。
小学校3年生には一度野球を辞めることとなる。
そんな髙鍋の人生には、3つ離れた兄の存在があまりにも大きく影響している
EP12.【久保寺透哉#43】
NPB選手との意外な関係阪神タイガースの森下翔太。
2022年にドラフト1位で入団した期待の若手は、中学校時代久保寺とともに同じグランドで汗を流していた。
1学年2~30人ほどで構成されていたかつてのボーイズチームは、久保寺が入団したその年に全国大会へ進出するほどの強豪チーム。
日本代表に選出される選手も所属するほどだった。
「入団した初期は先輩たちの強さに驚いていた。全国大会で大敗を喫した
EP11.【清水泰貴#21】
異彩を放つ若人高校を卒業して挑んだ独立リーグの世界。
今年20歳となる清水が所属した球団は和歌山ウェイブスですでに4球団目となる。
一所にとどまらない放浪主義な気質は、学生時代より頭角を表していた。
高校一年生の冬。
一学年上の部員が1人しかいなかったこともあり、この頃より主将を務めていた。
当時ファーストをメインに守っていた清水は、周りを鼓舞するべく少々荒れた声がけをすることもあったとい