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28歳になって涙もろくなった

夜分にすいません。

タイトルのとおりです。今年の4月に28歳になって以来、むかしより涙もろくなった。こんな記事を書くからか、たまに20代前半〜中盤に見られることがあって、自分でも精神年齢は下がっているんじゃないかと思うときが多々あるけど、もうれっきとしたアラサー。すいません。


僕は昔っから涙をながすことがほとんどなくて、思春期以降〜20代中盤まではそれこそ片手で数えるほどだったと思う。痛くて涙が出ちゃったとかは除いてね。記憶ないだけかもしれないけど。

12歳くらいでおじいちゃんが亡くなったとき、火葬場で火に入る直前にボロボロ泣いた。

高3の県総体の400m準決勝、レース最後に力を抜いたら順位を落として敗退したときに不甲斐なさと後悔で涙が出た。

大学生のときにお付き合いしていた恋人と別れた時。


本当にそれくらい。ドラマや本で涙を流したことはない。「このシーンは泣かすためにこの音楽使っているな」とか構成を考えちゃうし、恋愛ものの映画とか寝ちゃうし。(19歳のころ生まれて初めてできた恋人とのデートで「余命1ヶ月の花嫁」を観に行き開始5分で爆睡してブチ切れられたのはいい思い出)。


とまぁ、それくらい涙を流す経験がない。マジでない。



ここ1〜2年、28歳になってから一気に変わってきた。2018年の4月以降思いっきり変わってきた。テレビのドキュメンタリーを見て、ポロッと涙が溢れるようになった。特に自分が経験してきたからか、スポーツ系に弱い。


歳をとると涙もろくなるとはよく言うもので、ちょっと検索してみると

・経験が蓄積し共感することが増えるから
・精神的に成熟するから、ナルシズムが弱まるから
・感情を制御する機能が弱まるから

みたいなことが要因として書かれていました。科学的根拠は知らんけど。


最近自覚するようになったけど、僕は共感力は全然高くないし、むしろ「全然わかんねーよ」と思うことが多い。


わからないけどだからといって否定するわけではなく、尊重します。それが僕なりのリスペクトのスタンス。


精神的に成熟したかと言われれば、「うんちぶりぶり」とか記事に書いちゃうし、しょっちゅう酔っ払って小学生みたいな悪口を言うし、むしろ退化している気がしてならない。


このあたりまではあんまり当てはまらないけど、感情の制御については思うことがあって。制御する機能が落ちたというより、自分自身の感情を表に出すようになった。それがたぶん今年の5月以降。

長年蓋をしていた自分のコンプレックスに向き合って対話してきた。

「まぁなんとなくいいじゃない」と流していたことに自分の感情を持つようにした。

自分が我慢すればやりすごせることも、納得行かなければ「ムカつく!」と感情を表に出した。


その過程で気がついていたけど、感情を出すようにしてから以前より人を好きになった。

変わったことと言えば、以前より自分を出すようになった。以前よりよく笑うようになったし、感情を素直に伝えるようになった。きれいに整った他人の言葉より荒いままの自分の言葉を大切にするようになった。

参照:以前より人を好きになった気がする


これまでは自分を保つためなのか、当たり障りなくそれっぽく過ごしてしまっていた。やりきらず。自分のコアな部分に蓋をして生きてきた。チャレンジングな人生を送りたいと思っていたから完全密閉ではないけど、刺激を与えるべきコアなところはあまり外に出さなかった

それを徐々に開放し、刺激を与えてきた。開けてから期間的には短いけど、濃度が高い時期を過ごしたからか、外界の刺激を受けて消化できるようになってきたのかもしれないです。


だから今までなーーーーんにも感じなかったドキュメンタリーとかエトセトラに、何かしら心を動かされるようになったのかもしんない。

成熟したから感受性が豊かになったんじゃなくて、感じやすい部分を剥き出しにしたから刺激を素直に受け反応するようになった。28歳になってようやくだけど、それでも遅くはない、今だからよかったのかもしれない。


そんなかんじ。今夜は酔っていません。


P.S.

人間って面白いですね。子どもっぽくなったけど低次の欲求は弱くなった。僕はこれを「仙人化」と呼んでいます。わかるひとにはわかる。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。