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習慣なのか、趣味なのか。
人生は習慣がつくる。習慣化(ルーティン)の大切さは至るところで語られ、そのハウツーを伝えるブログも書籍も実に多い。
僕もいろいろ試行錯誤してきて、ようやくいくつか新しく習慣化できてきたものがある。だけど道筋を振り返ってみるとたしかにハウツーが活きたように思えるものの、なんかソレジャナイ感が強い。
ランニングをはじめてもう5ヶ月ほどが経ちます。毎日まではいかないけど平均して週の半分くらいは走っていて、だいたい仕事前の朝に時間をとっている。
これまで何度もランニングを習慣化しようと思って、一時期はジムにまで通ってトライしてきたけど、全部うまくいかなかった。でも今回は、時間や曜日を固定するところまではできていないけど、自分でも驚くほどあっさりと習慣化できた。
「まずは簡単な一歩から!靴を履くことから始めよう!」とか「周りに宣言すれば続けられる!」とか、ハウツー本に載っていることは意識していない。
まず今回ランニングを始めたきっかけは習慣化でも健康意識でもなく、山縣亮太選手の日本記録更新に触発されたこと。ツイート見ると我ながら子どもみたいなことやってるなと思う。
山縣の9.95に触発されて近所で100mダッシュ数本やってきた。スタートは多田の脊髄ぐにゃぐにゃダッシュ、中盤で桐生の加速、終盤で山縣の安定感を意識して走った。ふだん全く運動しないから身体動かない上に酸欠で具合悪くなって終わった🤮またタータンの上をスイスイと走れるようになりたいなー
— 若月 翼 / Player!🐺 (@wakatsubasa) June 10, 2021
元陸上部の血が騒いだのか(種目違うけど)、山縣亮太ファンだったからテンションが上ったのか、理由はよくわからなかったけど走りたくなった。
翌日以降もランニングというよりダッシュを繰り返して、1週間後には勝手にランニングに切り替わっていた気がする。きっかけは適当でそれ以降の流れもあんまり覚えていないものの、定着する要因ははっきりとわかる。
スッキリ気持ちよく過ごしたいから走っています。ただそれだけで、健康意識もない。ランニングがサウナの代わりになっていると思う。
どこかの記事で読んだ「運動するとそれ以降は脳内が良い状態でキープされる」みたいな話を鵜呑みにして、午前中に走るようになった。考えに行き詰まったり頭の中がごちゃごちゃ疲れてきたら、夜でも走る。
今までは習慣化させることが目的になっていたり(手段の目的化)、「健康のために」と漠然とした目的で、どこか義務感のように取り組んだ結果うまくいかなかった。
気分良くなりたいから走る、仕事に明るく臨みたいから走る、楽しいから走る。素直な心の声を大切にすればいいだけなのかもしれないなあと感じています。
なのでランニングは習慣というより、趣味に近い感覚です。
ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。