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インスタの創業者も辞めちゃった

今朝おもしろいニュースを目にした。


Instagramの共同創業者であるケビン・シストロムがFacebookから離れたというのだ。もちろん傘下にあるInstagramトップの座から降りた。Instagramをつくり育てた男が、Instagramを手放したのだ。

言わずもがな、Instagramは若者を中心にもっとも勢いのあるSNSで、彼らがトレンドを作ってきた。ここ数年は、SnapchatやYouTube、Tik Tokの機能のいいとこ取りをして順調に成長してきた。

この露骨ないいとこ取りは、Instagramを生み出したシストロムらは受け入れ難かったのかもしれない。なんにせよ、Instagramの根本をつくってきた彼らの離脱がどう影響するか注目していきたい。


冒頭の記事にもあるように、Facebook社はこれまでいいとこ取り戦略、勢いのあるSNSやサービスを買収し続けてきた。

最初はInstagram(買収当初は10人ちょっとの小さな組織でまだ伸び始めの時期だった。大成功の買収だ。)。あとはWhatsApp、Oculusの買収がFacebookの成長を加速させた。Snapchatの失敗は可愛いと思う。

その他にもAtlas(これがFacebook広告を飛躍的に伸ばしたんじゃないかな)、Moves(いつのまにか使わなくなった)、MSQRD(一瞬でMessengerとInstagramに吸収された)などなど。


強烈なのは、Instagram、WhatsApp、Oculusだろう。おもしろいことに、Facebookの傘下となったこれら革新的なサービスの創業者は、冒頭の記事にある通りみんなFacebookを離れてしまった。


個性豊かな創造者たち。Facebookのビジネス的拡大に対し、創造的成長を彼らは望んだのかもしれないし、なにより自分たちで世界を創っていきたかったんだろう

当初はFacebookの潤沢なリソースが魅力的に見えたのかもしれないが、起業家は起業家だ。


僕はFacebookのファミリーアプリ戦略がドリームチームのようでとても好きだったから、なんだか寂しいなぁと思う今日このごろです。

ありがとうございます。本を読むのに使わせていただきます。