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第10回 囃子方について

ご無沙汰しております。
緊急事態宣言も解除され少し抑圧されたムードから抜け出した雰囲気がある中いかがお過ごしでしょうか?
ありがたいことに能楽界も通常運行とまではまいりませんがお仕事の数も増えつつあります。

さて、そのような中大阪若手能オフィシャルオンラインは中盤に差し掛かってまいりました!
今回からは能楽の囃子について紹介させていただきます。

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今回の解説担当は他でもないnote更新担当の私、山本寿弥がお送りさせていただきます!
お目だるいことと思いますがどうか最後までご覧下さい!



囃子方とは
笛(正式名称は能管と言いますが、旋律楽器は能楽に於いて一つしかないため、ふえと呼んでいます。)、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、太鼓(たいこ)の四つからなる楽器演奏隊のことです。
能楽の楽器担当は4人しかいません。これでフルオーケストラとなります。
この4人の囃子方に1人謡を謡う人をつけると5人となります。
勘の良い方で気づかれた方がいらっしゃるかも知れません。
「5人 囃子 笛 太鼓」まるで何かを検索する様になってしまいましたが、このキーワードにて気づかれましたでしょうか?
そうです!端午の節句、ひな祭り。
その歌の中に登場してきます五人囃子とは実は能楽の囃子方を表していたのです。
ひな壇に飾るときの順番も右から順に笛、小鼓、大鼓、太鼓と決まっております。(並べ方がわからない場合は、右から順に楽器の音の出る場所が低くなっていくor右から順に使っているお道具の大きさが大きくなっていくと覚えていただけますと確実です。)また構えから演奏する際の様式美まで考えられております。

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笛は構えると横に、小鼓は下から上に打ち上げるので動線は縦に、大鼓は手を右からスイングするように打つので横に、太鼓は上から下に打つので縦にと綺麗に横、縦、横、縦となっております。
今回の動画では様式美についてや、楽屋から舞台に出るまで囃し方はどんなことをしているのか?能楽の申し合わせ(リハーサル)の様子、ちょっとした実演等もさせていただいておりますので、併せてお楽しみいただければと思います!


色々と計算され考えに考え抜かれた能楽の囃子についての動画となっておりますので、是非ご覧下さいませ!


若手能HP
 つぼみから花へ大阪若手能ホームページ
http://osakawakatenoh.web.fc2.com
YouTubeチャンネル
https://youtube.com/channel/UCCpkyiNycp-0RSuf2Z-i5


以下動画となっております!
是非お買い求めいただき、ご覧下さい!


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