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第6回 シテのこと②


皆様お久しぶりです。
茹だるような暑さの中いかがお過ごしでしょうか?
オリンピックなど盛り上がってきている中、開会式に一瞬ですが能楽の要素が盛り込まれておりましたのに気づかれましたでしょうか?
有名ゲーム等の音楽など話題になっている中実はひょっこりと現れていました。

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このシーンなのですが皆様お分かりになりましたでしょうか?
もし録画されている方などいましたら再確認していただくのも面白いかと思います。


さて、前置きが長くなってしまいましたが本編に入らせて頂こうかと思います。
今回は前回と同じ「シテのこと」となっていますが進行役の方が変わります!
私個人の話になるので恐縮ですが、おそらく1番お世話になっているお方です。
以下今回の動画の紹介文をいただいておりますのでご覧下さい!

大阪若手能を応援して頂き、まことにありがとうございます。
今回お話させて頂きますシテ方観世流 山田薫です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
とうとう自分の回になってしまった・・と内心気恥ずかしい思いです(汗)

私は代々能楽師のお家出身ではありません。
両親及び親戚にもまったく能とのつながりはありませんでした。
そんな私がなぜ能楽師に、なぜシテ方として生活させて頂いてるのか…
様々なきっかけ頂いたご縁を思い出して稚拙ながらお話させて頂きました。
話しながら辛かった事、そして今能楽師でよかったと思う事など、話すうちに改めて気が引き締まるようでした。
世阿弥のいう「初心」・・・とは似ても似つきませんが、これまでの自身の歩みをおさらいさせて頂いた気がします。

後日、撮影して頂いた松浦監督に伺うと私の話の情報量がかなり多く、編集に難儀した、泣く泣くカットした、との事でした。
小学校の工作授業の「木彫りの時計作り」で、他のクラスメイトがアニメのキャラクターなどを作ってる傍らで翁面を作ってるような人間の話すエピソード・・
確かにツッコミどころが多そうですね。

そんな私の能にたどり着くまでの少々(いやかなり)奇妙なプロセスをほんの一部を皆様にお届けします。
それにしても、どんな偶然が重なって出会いがあるかわからないものだなあと感じます。皆様にも、若手能をきっかけに素晴らしい出会いがありますように。

どうか優しいお気持ちでご覧くださいませ!


上記の通りですが山田さんは能楽師の家系の方ではありません。
一般のご家庭からこちらの世界に飛びこんできてくださった方です。
家の子(能楽の家系に産まれている人間、私もそうなのですが…)からすると個人的な意見ではありますが、こちらの世界は「開かれた世界」と言生きれるほど開かれてる印象はないと感じております。

そんな世界に飛び込んできてくださる方々の「飛び込む」と決めた心境、思いなどは我々にとっても、一般の方々、能楽を愛好してくださっている方々にとっても大変興味深いものとなっています。


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能楽への思いだけでなく様々なことに熱く語られていますので是非ともご覧いただければと思います!

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若手能HP
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それではご覧下さい!

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