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土木技術者の働きがい【第1弾_高速道路会社編】

皆様こんにちは。

若手パワーアップ小委員会は、行政、ゼネコン、コンサルといった土木業界の各ポジションで働く若手から構成されており、運営理念として若手の能力向上を掲げております。
https://note.com/wakate_pu/n/ncaaf45772be5

そう!これからの土木業界、若手の活躍が必要不可欠なんです!!

土木業界を目指す方々に少しでも我々の働き方をリアルに感じてもらい、そして将来一緒に業界を盛り上げていきたい!
そのためになにかできないかと考え、「働きがい」をテーマとして各社それぞれのリアルを発信していこうと決まりました。
コロナ禍で、土木業界の働き方も激変しています。そのあたりもぜひチェックしてください!

▽△▽第一弾は高速道路会社編▽△▽

申し遅れましたが、私は若手パワーアップ委員会のO西と申します。
高速道路株式会社に勤務しており、今年で社会人9年目です。プライベートでは二児の父としてバリバリ?働いております。

高速道路会社といっても様々な会社があり一概には言えませんが、そんな私の「働きがい」を仕事内容とともになるべくリアルにお伝えできればと思います。

① 私の仕事

現在、老朽化した高速道路を作り替える「リニューアルプロジェクト」の設計を担当しています。高速道路の老朽化対策は目下の課題であり、「高速道路 リニューアル」と検索していただければわかりますが、日本全国あらゆる地域でリニューアルプロジェクトが進められています。

01 都市内における高速道路リニューアルプロジェクト

都市内における高速道路リニューアルプロジェクト

詳しい仕事内容は、③一日の流れで説明します。

② 仕事環境

10月に新設したばかりの部署に勤務しており、オフィスはとても綺麗で広く快適です。(高速道路会社すべてがこうではありません・・・)
コロナ禍で新設されたということもあり、テレビ会議設備や個別のサテライトスペースなどが完備されています。また、リラクゼーションルームは景色がよく仕事の疲れをいやしてくれる最高のスペースです。もちろん感染防止対策も徹底しています。

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サテライトスペース


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リラクゼーションルーム

③ 一日の流れ(一例)

04 一日の流れ

代表的な3つの業務内容について具体的に説明します。

▶ 打合せ
高速道路会社は、発注者という立場で道路建設に携わります。
発注者の立場における設計業務は、設計方針の指示、図面・計算書の確認、対外調整などなど。
設計といっても、実際に構造計算をし、CADで図面を書いているわけではありません。そこは、コンサルやゼネコンに発注して仕事を進めます。
ですので、設計(現場)を進めていくためには、コンサルやゼネコンとの打合わせは必要不可欠なわけです。そこで沢山のことが決まっていきます
また、社内には設計部署だけでなく、計画部署や現場管理部署など様々な部署が存在し、1つの工事でもたくさんの部署が関わります。そのため社内の調整事も多く、社内打合せも頻繁に行われます。

▶ 図面確認
道路橋は様々な要領に従い設計します。よく知られているのは道路橋示方書ですが、それに記載がないものは各道路会社が独自に要領を制定しています。
また、実際は現場毎にそれぞれ条件が異なるため、要領に記載がないことを決めなければいけないこともたくさんあります。そんな時は発注者の力の見せどころです!
それら一つ一つの方針を指示しますので、できあがった図面が要領通り、または指示通りになっているかについてしっかりとチェックしています。

▶ 現場確認
工事もゼネコンなどの建設会社に発注します。そのため、工事が始まると発注者は現場にあまり行かないのではという認識をお持ちの方もいると思います。
発注者によるかもしれませんが、私は現場に行くことを日々心掛けています。
なぜなら、現場を見ないといい設計は絶対にできないとおもっているからです!
そして、自分が設計する現場を見るたびに、スケールの大きさを感じ、やりがいとやる気が湧いてくるからです!!

05 大規模な架設は見どころ満載

大規模な架設は見どころ満載

④ コロナ禍における働き方

様々な方がデメリットを感じていると思いますが、働き方という観点からはメリットもあると思っています。
その一つがテレワークです。
弊社においても、昨年の4月ごろからテレワークを推奨しており、現在は最低でも週に2日のテレワークを実施しています。
会社と自宅では仕事環境が全く異なるため、
初めのうちは「絶対に生産性が下がる…」などとぼやいていました。
しかし、1年以上継続して今は、「やればできる」ということを実感しています。

これは、会社のテレワーク環境の向上もありますが、一番は仕事における無駄を減らす意識の向上かと思います。周りを見てもそのような意識を持つ社員は増えていると感じています。
実際に、会議の時間もかなり減っています。

また、家族との時間が増えたこともメリットです。料理をほとんどしたことがない私が、簡単な料理であればレシピを見なくても作れるくらいになりました!

ただ、飲みニケーションがとれないのはやはり大きなデメリットです。こればかりは仕方ありません。我慢した分、飲めるようになったら思いっきり楽しみたいと思っています。

いかがでしたでしょうか。
とりとめもなく現状の仕事を書いてみましたが、働きがいがうまく伝わりましたでしょうか。

冒頭述べた通り、土木業界を目指す方々に少しでも我々の働き方をリアルに感じてもらい、そして将来一緒に業界を盛り上げていけたらいいなと思います!!

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