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【十六夜杯】勝手によこがお賞(10句)


みんなの俳句大会(白杯)に初めて投句した日から、本日で丸一年が経ちました。
主催の方々、運営の皆さまには、毎度大変お世話になっております。心から感謝申し上げます。

大好きな季節である秋に、私も初チャレンジ。
十六夜杯、勝手によこがお賞(俳句)です。

今回ご参加の皆さまの俳句の記事は、たまたまのお一人を除いて、これまで全く見ていません。
まとめて下さった「十六夜杯俳句一覧」だけを見て、選ばせていただきました。

大会参加もギリギリセーフ、俳句のこともまだまだわかっていない私ごときが賞なんて...というビクビクは、爽やかに投げ捨てて。
「大好きな秋の景が、ぱ~っと浮かんだ10句」
参ります!

308.鰯雲三年ごしのマーチング 

(夕凪遥さん)

秋の澄んだ空気に響くマーチングを想像するだけで、わくわくします。三年ごしという特別な状況と鰯雲の合わせ方が、とても好きです。


304.不知火のイルミネーションそんな海 

(ゆずさん)

以前「不知火(しらぬい)」という季語に出会った時、どんなものなのだろうと調べました。本物を見たことはないけれど、私が思い浮かべた不知火のイメージに、パチンと合った御句です。


276.枝豆を鉢いっぱいに武勇伝

(うみのちえさん)

「鉢いっぱい」が大好きです。今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の、和田義盛が浮かびました!


257.一等のテープちぎれて秋深む

(祐希さん)

秋の運動会、澄んだ気持ちのよい秋の空を思い浮かべながら読ませていただき、終わりの季語の「秋深む」にぐっときました。


245.前髪を揃え眉描き風の色

(ひろ生さん)

前髪をそろえて眉もきれいに決まって、色なき風の秋へ。前髪がさらさらと揺れる様子が浮かびました。


244.説教に身を固くして鰯雲

(沙々良まど夏さん)

中学生くらいの子が、自分よりもかなり背の高い先生にお説教されている場面でしょうか。「おい、聞いてるのか!ちゃんとこっちを見ろ!」なんて言われて、恐る恐る顔を上げて先生を見ようとしたら...空にはやわらかそうな鰯雲。
私の小中高時代は、部活の時などにこんな感じの光景が時々あったけれど、今はどうでしょう。


236.平穏を崩さぬやうに朝の露

(IKUKO@するすみさん)

静かな朝に光る、美しくもはかない露の玉。その光景にこめられた、願いのようなものが強く伝わってきました。


181.老農の深き一礼今年米

(鮎太さん)

俳句を知ってから1年。季語には田んぼに関するものも沢山あって、おそらく、人生でこんなに田んぼやお米についてググったのは、初めてだと思います。同時に、米作りをしている知り合いや親戚の話も、これまでになく興味深く聞いた1年だったので、こちらの御句の光景が鮮やかに浮かぶとともに、胸に響くものがありました。


134.学園祭終わりの星が満ちている

(たまごまるさん)

今年は、学園祭が開催されている学校が多いでしょうか。生徒や学生たちはもちろん、見守る先生や親たち、多くの人たちが、満たされた思いで星空を眺められるといいなぁと思います。


95.オールドファッションを喫する秋の暮

(とのむらのりこさん)

秋の暮のオールドファッション!
なんも言えません!大好きです。


◆ ◆ ◆

以上です。
上記の方々の記事も他の参加の皆さまの記事も、一覧の俳句以外まだほとんど読ませていただいていないので、これからゆっくり楽しみたいと思います。
十六夜さん、クルーの皆さま、参加の皆さま、素敵な大会を本当にありがとうございます。