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資格試験受験に学歴は関係あるか? 部活経験者は有利か?

「難関資格になるほど合格者は学歴がある人ばかり」と思い込んでいませんか。学歴がどう関係するのか。そして部活経験は受験にどのような影響を与えるのか。

■ やる気に頼らなくて済む

「よし合格するぞ!」「頑張るぞ!」「気合い入れるぞ!」と毎日いつもやっていられますか? きっとそんな気分じゃない日もあるでしょう。どんな時もやる気を出さなきゃ、というのでは疲れますね。

疲れがたまったら「今日ぐらい休んでもいいよね」と思うでしょう。頻繁にご褒美が欲しくなりますがこれには注意が必要です。詳細はこちらの記事に。

ではなぜやる気を出す必要があると考えるのか? 答えはシンプルです。やる気がなきゃ勉強できないと思い込んでいるから。

学歴(ここでの意味は学校)があるとは、子どもの頃から20代ぐらいまでは日常に勉強が組み込まれた生活をしてきたということです。日々忙しくても授業があってレポートを書いて定期試験を受けて卒業論文のための準備をして…等。

中学から大学ぐらいまでの日々の生活パターンやリズムに勉強が組み込まれているのです。これは人生での習慣の一部になります。勉強が習慣になった経験がある。これが大事なポイントです。

大人になり一旦は勉強から離れても再びやり始めれば勉強すること自体はそれほど「苦」ではありません。昔の感覚を思い出して懐かしく感じるでしょう。新しい物事を学ぶ新鮮さも加わり、ワクワク感もあることでしょう。

このように、学歴がそこそこあればやる気に頼らなくても済みます。勉強が習慣になっている、もしくは習慣になりやすい下地があるからですね。だから関係は少なからずあるということになります。

■ 学校の部活経験は条件付きで使える

中学や高校での部活経験が資格試験受験で有利か? 

答えは、部活の種類や時期による、となります。

例えば集団で行って入賞を競うような部活の経験はあなたが大学生ぐらいであるならばそこそこ使えます。

どういうことか? それは「周囲がやってるから自分もやるという流れに取り込まれてその世界の住人になって流される」という方法です。

例えば中学高校の吹奏楽部でコンクール入賞を目指すとしましょう。どちらかというと体育会系のノリで集団で上位を目指すのがありがちですね。

こういった部活で入賞してそれが成功体験になったとします。卒業後に資格試験に挑戦しようとしても同じ試験突破を目指す仲間がすぐみつかるでしょうか。集団で挑んで結果を掴み取りにいくのとは違いますから、そもそも仲間ありきではありませんよね。とはいえ勉強仲間はいたほうがいいですが、最後にゴールテープを切る(合格)のは自分です。ゴール付近までは仲間がいたとしても最後はひとりでやり遂げなければなりません。

あの時代、あの頃、あの日、あの時、あの仲間たちと一緒に達成した部活は同じ条件が揃わなければ再現性はほとんどありません。だから思い出になるのです。二度と有り得ないからこそ思い出なのです。

資格試験突破は思い出でどうにかなるものではありません。ただし、思い出の残り香でもなんとかなることはあります。

それが大学生ぐらいまでの時期です。仮にあなたが大学生だとして探せば学校に資格サークルはあったりするものです。無くてもクラスメイトやサークル仲間や知り合いのツテで同じ資格試験に挑戦している仲間をみつけることもできるでしょう。

同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間をみつけやすいのが大学であり、同じぐらいの年齢の学生が多いのでかつての部活のノリに近いそれで試験を突破できることもあります。たとえ学生時代に合格できなくても、基礎が出来て卒業後に合格できるかもしれません。

そういった意味で集団で入賞を競うような部活の経験は大学生ぐらいまではそれなりに使えるのです。

■ 「見張られてるからいい子にする」では厳しい

ただし大学を卒業後、いわゆる大人になってからの資格試験挑戦では周囲に同じ年頃の同じ目標をもった仲間が簡単にみつかるとは限りません。部活のノリで周囲が皆やってるから自分もやるという感じではとうてい勉強を持続できないでしょう。

それでも今はSNS時代ですからちょっと探せばいくらでも同じ資格試験に挑戦しているアカウントがみつかります。日本全国、または世界のどこにいても瞬時に勉強仲間を得ることだって可能です。

こんなにも有り難い時代なのです。昔よりもはるかに勉強継続の環境をつくれる機会が至あるのですから、合格しやすいようSNSをおおいに利用するのも良いですね。

さて、まとめます。

・学歴は「勉強の習慣をつける」という意味ではあったほうがいい。
・中学高校の集団で行う部活は大学生ぐらいまではそこそこ使える
(大人に なってからはあまりアテにならない)

とくに注意すべきは部活ですね。仮に上下関係や顧問が厳しいその世界で挨拶も礼儀もしっかりしてる子がいるとしましょう。それは部活内で先輩や顧問やコーチの目があるから「いい子」にしてるだけかもしれません。知り合いがいつも見ているから、見張られてるから一生懸命その世界ではいい子になろうとしてるだけかも。

知り合いが見ていなくてもはたして同じように礼儀正しくできるでしょうか。それは人によるのかもしれませんが、少なくも部活という世界があるから○○という行動をするという習慣では、部活が無くなれば、自分を知る人が周囲にいなくなれば自由を謳歌するかもしれません。

その自由の中で、たとえたったひとりでも自分の意志を貫いて勉強を続けて資格試験合格をやり遂げる習慣をつくれるでしょうか?

ひとりでもやり遂げる習慣をつくるのは容易ではありません。集団でやり遂げた経験が良き思い出だとしてもそれが使えるかどうかはまた別の話。

部活経験はその種類によっては足枷にもなります。人は自分が経験したことを否定したくはりませんし、それを活かそうとします。でも目標達成にそぐなわければ使わなくてもいいのです。否定しなくていい。思い出として大切にとっておけばいいのです。ただし、それが活かせるかどうかはまた別の話というワケです。そういうわけですので中学高校時代の集団系部活での達成感がこれまでの人生で最大の成功体験だと自負する人はちょっと気をつけましょう。

思い出に足を引っ張られたり足枷にしてしまったりしないように。

今回のnoteは以上です。お読みくださりありがとうございました。

あなたが合格しますように。

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