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「ことば」とともに

日曜は関西教育工学会(KETA)、昨日は尼崎市立小学校の校内研で少しお話する機会がありました。そこでは、以下のようなことを参会者や教職員のみなさんに問いかけました。

・子どもたちが育つって?
・子どもたちが学ぶって?
・子ども主体の学びって?
・「子どもたちが育つ」に関わる教師の役割とは?
・協働性を育むとは?
・伝える、伝わるとは?

関西教育工学会ではそんなに時間はとれませんでしたが、校内研ではこうした問いかけをもとにあれこれ考えを聴き合う時間をたっぷりととることができました。問いかけるだけでなく、自分の中で考えていることを表出する時間をとるようにしています。

誰かの前で話す時には、どうしてもこのような時間をとらないとやっていけけません。ずーっとボクだけが話して終わりは無理です。会のテーマや研究主題等、そこで使われていることばにじっくりと向き合う時間をとることで、「いっしょに考える」ことができればいいなと思っています。

ふわっとしたことなので、問いかけられても「どう表現すれば…」と迷われる方も多いです。でも、少しずつ言語化して、他者の考えを聴くことで「こういうことかな?」といったものが自分の中につくられていきます。スッキリしないけれど、新たな情報に出会ったり自分に向き合うことで考えを再構成することができるでしょう。

極論ですが、自分の中であいまいなことがあることに気づき、そこについて絶えず考えたり学んだりし続ければ、何とかなると思っています。どの教室もどの子も違うからこそ、自分の内側にあるものに目を向けて、それらを広げたり深めたりしていくような学びが大事になるでしょう。

今年度、授業をしていないので何を話せばよいのか正直難しいです。自分の中での理想論やきれいなことだけを話すようになってしまっては終わりです。そうならないようにしたいです。そんな自分にならないように、自分のことを見張っておこうと思います。

だからこそ、内側を豊かにするためにも「ことば」にきちんと向き合っていきたいです。そして「共に考える」です。きっと今の立場の自分だからこそ見えることやできることも増えてきそうです。楽しみです。楽しみます。


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