「デジタルツイン」に夢見がち

 こんにちは、昨日寝ようと思ってエアコンの電源を入れたらカラコロとゴキブリが落ちてきて30分ほど格闘しました、23歳大学院生のわかなみです。キャンプは大好きですが、虫は本能的に触りたくはないものです。本ページを開いていただきありがとうございます、最後まで見ていただけるとうれしいです。

 将来的に触れてみたい技術として、デジタルツインというものがあります。この用語はNTT CommunicationsのICT Business Onlineのサイト(文献[1])より引用すると、

デジタルツイン(DigitalTwin)とは、現実の世界から収集した様々なデータを、まるで双子であるかのように、コンピュータ上で再現する技術のことです。コンピュータ上では、収集した膨大なデータを元に、限りなく現実に近い物理的なシミュレーションが可能となり、自社製品の製造工程やサービスの在り方をより改善するうえで有効な手段となります。...(中略)...また、IoTを活用してリアルタイムの情報も取り込んでいくことで、商品の故障予知に役立てることもできます。

 私の研究分野で例えると、現実に存在する橋にセンサーなどを配置するとともに、サイバー空間に3Dモデル化します。そして、通過する車の荷重や地震荷重による加速度をセンサーによりリアルタイムに取得し、3Dモデルへ入射・解析を行うことで、橋の点検や故障を推定します。よりマクロに考えると、地図アプリに表示されるような広範囲に敷設されている道路や上・下水道を同様にモデル化し、降雨量や震度分布などの公的機関により常に監視され得られる情報やSNSで得られる冠水情報やその位置情報を逐次照らし合わせて、被害情報をリアルタイムに更新し続けます。どうでしょう、面白いと思いませんか?デジタルツインが含まれているような試みが防災科学技術研究所などの公的研究所や民間・行政を問わずに行わています。どのような現場・研究内容でも対応できるような1個人へと自身を昇華できるように頑張ります。

メモ:ちなみに、防災課研が行っているものは、行動の意思決定に直結する情報で防災の現場を牽引する「feedforward」を実現する「CPS4D」、そしてこの「CPS4D」から発展される組織間での状況認識の統一を目指す基盤的防災情報流通ネットワーク「SIP4D」。(防災課研に民間企業からの転職でもはいれるのかな?博士課程に入り直しとかすればいけるかな?)

SIP4Dだけでも1記事書けるかなと思います。こんな感じで、自分の興味がある技術・コンテンツも書いていきたいと考えています。長々とお付き合いくださいありがとうございます、次の投稿も読んでいただけると嬉しいです。

1)NTT Communications:「意外と知らない?ITトレンド用語、デジタルツインとは」, ICT Business Online, https://www.ntt.com/bizon/glossary/j-t/digital-twin.html

2)臼田裕一郎(防災情報研究部門):SIP4DからCPS4Dへ-Cyber-Physical Synthesis for Disaster Resilience-, 防災科学技術研究所令和元年度成果発表会, https://www.bosai.go.jp/study/publish/book/seika_r01/pageindices/index133.html#page=133

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