人生のラップタイム

あと8日寝ると12月31日がやってくる。

校庭をぐるぐる回るマラソンのような人生の中で、年の境目はラップタイムを刻むラインのよう。同じことを何度も繰り返し、失敗をしてはまた失敗、もう一回やらかして、やっと成功したらいい方。なんて。

山あり谷あり、東奔西走している気になるけど、結局同じ1周走っているだけ。

立ち止まって、走る意味を考えて、見つからないけど沿道の応援に励まされて再スタート。
この先もしかしたら何か景色が変わっているかもなんて、微かで淡い期待を抱いて再スタート。

どこに向かっているのか、わからない。いつ終わるのかもわからない。よく走れるなあと思ってしまうね。

走った先に何があるのか、素晴らしい何かが待っているって保証もないけど、
道端の花にちょっと嬉しくなったり、
雨の後の虹を見つけて晴れた気になったり、
声援に元気付けられたり。

ちょっとしたことを重ねて重ねて、貼ったり繋げたりして、振り返ると幸せがあったと気づくんだろう。

年末はその振り返るタイミング。あと少しでこの1周が終わるけど、どんな1周だったのか。
調子が良かったのはいつで、何か条件があったのか、分析。
次の1周はどんな風になったら素敵かなって考える。

人生はよく、マラソンにも例えられる。
ラップタイムを記録する、ゴールラインでありスタートラインは目前だ。

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