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一つ一つの積み重ねとか10年単位で見えてくる因果関係とか、まとまりのない話

昨日NHKを見ていたら、100年前の地下鉄計画の一端が見える資料が出てきたという報道があった。実は関東大震災が1923年でちょうど100年前、東京発の地下鉄は1927年の上野から浅草を結ぶ銀座線の開通。どうも今回発掘された資料は震災直後に提出されたものらしい。

ちょうど100年前というと、日本の不況が始まり震災が追い討ちをかけている時代だ。世界恐慌が始まるのが1929年。震災復興に追い討ちをかけるような時系列とも言える。そりゃ打つてなく戦争に活路を見るなどの愚行に走りたくもなる人も出てくるはずだ。

なんというか時系列を1年とかの単位じゃなくて10年単位のスパンで見ると、物事の因果関係の解像度が上がる気がしていて。大きな問題もその瞬間に起こるわけでなくて、幾つもの因果の層が積み重なった結果が問題や成功に繋がっている。

では今の時代って日本としてはどうなんだろう。いろいろな努力で積み重ねた貯金を切り崩している感覚もありつつも、周りが言うような「終わった、もうダメだ、海外に逃げよう」的な話でいうと、自分たちが持つ優位性をあまりにも過小評価しているようにも見える。

少なくとも一億総中産階級的な絵作りというのは、なかなかなかった話だし、急に伸びて急に落ちる中国や、王族だけ発展する中東、経営層だけが貴族化する欧米などを見ても、そっちの島が青いか?と言われてもちょっとなあとも思う。

確かに円安で海外には行けそうにないし、外向きより内向きなマインドはあるけど、それこそ歴史を見ると、外の情報を活かす時代と、内向きの力を醸成する期間がかわりばんことなってるからこそ相互補完するわけで。

そして歴史に思いを馳せつつも僕が出来るのは、一つ一つの所作の積み重ねでしかない。それでこそここのエッセイも1500日弱で、こういうものも本当に地味な積み重ねの結果だと思うし。現状を嘆くよりも出来ることをしていくことが一人一人の人生だよなと感じています。

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