若林 亜美 (まんまる〇)

見て、考えて、作る。https://mamma-ru.com/ 好きなものは睡眠と漫画。

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マガジン

  • 紙の話

    紙についてのいろいろ

  • まんまる〇出版部

    まんまる〇は出版部をはじめます でも 「本」は作りません なので正確には出版ではありません 「本」でもなく 「 紙雑貨」でもない 作品と 紙と 加工と 印刷と そこに関わる人の気持ちを ひとつの形 新しい形として 生活をもっとたのしくするものを つくり 届けます

  • 紙me vol.2

    • 0本

    昨年に続いて二回目の開催となる紙me。紙そのものをもっと見てもらおう!とシンプルな目線でお届けしました。1年たった紙me vol.2は少し踏み込んで「紙」そのものはもちろん、紙の使い方の一つである「書く」にも焦点を当てていきます。 紙業界的には逃せないビッグウェーブな文房具ブームに乗っかりつつ、紙meならではの「書く」ことへの視点をお届けします。

最近の記事

もう少し元気になりたいセルフケア記②

みなさん元気ですか? 梅雨の気圧の変動や温度差、湿気にやられてませんか? 私は絶賛やられてます。神経痛、出るなら左側にしてくれ〜マウスが動かしにくい〜 体調を崩す→体力が落ちる→体調を壊しやすくなる→さらに体力が減る…を繰り返し、毎日どこかしら不調で、病院にも通ってます。 最近は自分の暮らしをを見直すセルフケアをあれやこれやをしています。不調スパイラルは緩やかになっています。 簡単にできるセルフケア/食生活いろんなセルフケアをしていてずっと続けていて効果があると思っている

    • 自主デザインの思考プロセス

      夫と二人で仕活版印刷とデザインの工房しています。私はデザイン担当です。デザインの仕事は受注があって作ることを主としていますが、自主制作で制作したアイテムを販売したりもしています。 今回は自主制作アイテムの制作プロセスについて少し書きます。 自主制作は苦手私はデザイナーですが、こういう気持ちを表現したい!という熱い気持ちはありません(デザイナーとしてはこの性格は大変に向いていると思っている) なので自主制作型の人間ではないので、クライアントがいないアイテムを作るときは、とても

      • もうすこし元気になりたいセルフケア記①

        みなさんお元気ですか? 私は、今日は左側に坐骨神経痛が出ていて朝からストレッチをして腰に湿布(整形外科でもらうやつ)を貼りました。あと頭も少し痛い。左の首と肩甲骨にもちくっと挿すような痛みがあるし、胃がやや痛く呑酸が込み上げております。ただこれは私の中では安定した状態です。体調悪い自慢でなく、これが日常で、安定した不調。私の中の通常運転です。 コロナの影響もあるし、なにかと社会不安もあるし、 暴力的な気温差や天気で心身ともに疲れている方が多いのではないのでしょうか。 元

        • 絵本ができるまで タイトル文字編

          ブックデザインさせていただいた絵本「ポポときせつのおかしづくり」の製作の裏側の続きです。1は↓から。 今回は、表紙のタイトル文字の話です。 タイトルは、手書きを元にしつつパスで製作しました。 最初に仮組みしたものはこちらです。 この書体(こぶりなゴシック)も、ももろさんの絵に合っています。 このままでも、すっきりとして、レトロな感じもあり良かったのですが、少し教科書っぽいというか。小学校高学年向けの本に見えてしまうかも、と思い手書きのやわらかいものも作ろうと決めました。

        もう少し元気になりたいセルフケア記②

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        記事

          「絵本」ができるまで 表紙編

          4/20にブックデザインをさせていただいた絵本が発売になりました。 今までいろんな印刷物を作ってきて、毎回印刷されて納品されると嬉しいんですが、今回の喜びはひとしおです。 こういった時世の中で作ってきて、発売されて嬉しいというか。 どうしてもリモート作業ができない紙屋さん、物流関係の方、印刷所・製本所の方、関わる方全てに感謝です。 あかね書房の編集Eさんとの方と打ち合わせをしたが2月中頃。印刷所に入稿した(データを送った)のは、3月中頃で、印刷所の方は休まなくて良いのかな…

          「絵本」ができるまで 表紙編

          文字について

          本を読まない人は増えたのに 文字を読む人は増えたのかもしれない。 新聞は読まないけれどネットニュースは読むし、SNSでいろんなトレンドが目に入ってくる メールもLINEもすべて文字として目に頭に入ってくる テレビを見てもテロップだらけだし文字ばかり追いかけて1日が終わる。 少し前までは、文字を発表したりはそういった仕事についている人のものだったけれど、インターネットができてブログができて、SNSができてことばを発表することは一般的になった 小学生の時からネットにかじりつ

          見られること

          先日、テレビに少し取材していただく機会がありました。 活版とデザインの工房と謳っていますが、物珍しいのは活版なので取材など、だいたいが活版を取り上げていただくことが多くて、活版担当は夫であり、今回の取材も夫がメインなのでしょうと引き受けましたら、割と私を取り上げてくださっていてとても驚きました。 雑誌などは、校正と言って印刷前に確認をさせていただけるので、こうやって編集されたのね、と見られる心づもりができますが、テレビは放映されるまでどうなっているのかがわからず、放映して

          令和と誕生日を迎えて

          5月はすごいスピードで駆け抜けていく。 大好きな季節だから、好きなことを詰め込んでいるのかもしれない。 たじまなおとさんの個展に予想を上回る反響があって、たじまさんの次に嬉しかったのは私だ!と言い切れるほど嬉しかったです。 私は4月はだれよりもたじまなおとファンでした。この良さを邪魔せずかつ引きだすことが私にできる?いや、やる!と心のなかで 格闘しながら エイエイと作っていました。 自分が好きだと思ったものや人と、仕事をしてお互いのやる気が満ち満ちているときほど頑張れる。

          令和と誕生日を迎えて

          休みながら働く 働きながら休む

          自営業が6年めになって生活の延長線上に仕事がある感じなので、休み方がわからない。かと言ってワーカーホリックというわけでなく休みとは…?という感じ。 (体調が悪くて寝込んだ時は休んだな、と思う) 仕事に余裕ある時はフラッと半日出かけたりするし、あとは疲れたら半休したり。 休みだと思って出かけていても仕事の参考になりそうなお店や展示に行くし、喫茶店で休憩していても思いつけばメモしたりメールしたり、SNSを更新したりする。 会社員時代に、通常業務に加えて会社として展示みたいなこ

          休みながら働く 働きながら休む

          たのしいくらし

          もうすぐ令和が始まりますね。 そんな令和初日の5/1から たじまなおと さんの個展「たのしいくらし」が開催されます。 友達でもある、たじまさんの今回の展示をいろいろ(勝手に)お手伝いさせていただいています。 というのも、私が仲良くさせてもらっている足立区のコーヒー屋ブリュッケが、支店としてSHI-TEN(嘘みたいな店名)を3月にオープンし、コーヒーは美味しかったんですが、なにか物足りなくて。その場で店主に『ここは展示しても良いんですか?』と話を進め、コーヒー好きのたじま

          平成も終わるし、大好きな活版印刷と私について ②

          工房を荒川区に開いたのは2016年1月だった。 その頃の夫は忙しさに拍車がかかり、平日は依頼の印刷をし、週末はモレスキンへの活版名入れワークショップで出かけ休む暇はほとんどなく、私はどちらかというと夫のマネージャーのように働いていた。 工房の家賃支払いが増えたことで、半年ほどはいつ家賃滞納になるのかドキドキしていて、とにかく働くしかなかった(なんとか借金や滞納せずに済んだ)  2016年夏過ぎに、私は体調を著しく壊した。 もともと体調を崩しやすいのもあって、具合が悪

          平成も終わるし、大好きな活版印刷と私について ②

          平成も終わるし、大好きな活版印刷と私について ①

          ペーパーレスも極まり、キャッシュレスが進む平成も終わりかけの今、私は紙に埋もれて仕事をしている。2016年に東京の荒川区東尾久というところで、地元でも家業でもないが、夫婦で活版印刷とデザインの工房を構えた。 活版と出会い、知れば知るほど楽しくてしょうがない。こんなに好きだと思えるものに出会ったことがなかったし、活版を知ってからの人生はずっと楽しくて最高だ。 工房を構えるすこし前まで遡り、2014年に まんまる〇 という屋号で活版とデザインの仕事を始めた。その時はまだ夫婦

          平成も終わるし、大好きな活版印刷と私について ①

          絵本、画集、アイテム…多岐にわたる活動を支える「描かなきゃ!」の気持ちに迫る、ももろインタビュー②

          作家、イラストレーターとして活躍するももろさんへのインタビュー。 ②では描くこと、そして作家として、仕事としての考えの話も。 前半はからこちらから --- さらに広がるももろワールド 若   画集ペーパーワールド vol.2は新作も多く、幅広さが増した印象がありました。どれも素敵で編集作業は楽しくも辛かったです(笑) も 私でも点数を絞ったんですが、vol.2を売るための戦略が若林さんの方があるだろうし、身を委ねよう、私はできることはここまでだ!と20点ほど多く送りまし

          絵本、画集、アイテム…多岐にわたる活動を支える「描かなきゃ!」の気持ちに迫る、ももろインタビュー②

          絵本、画集、アイテム…多岐に渡る活動を支える「描かなきゃ!」の気持ちに迫る、ももろインタビュー ①

          イラストレーター、そして絵本作家として活躍するももろさん。絵本や雑貨はもちろん、ご本人のSNSでの発信など、ももろさんの描く世界に出会う場所がどんどん増えています。 ももろさんから「画集を作りたい」という話をいただいてから、どういった形であれば手にした人に楽しんでもらえるのかを考えて「ももろペーパーワールド」を製作しました。1ページ1点の収録という仕様なのに、50点を超える絵を収録した画集であり、印刷や製本にもこだわり、手にした人が自由に使える新しいもの。ももろさんの1フ

          絵本、画集、アイテム…多岐に渡る活動を支える「描かなきゃ!」の気持ちに迫る、ももろインタビュー ①

          否定をやめたい

          「いや、そうじゃなくて」をよく言ってしまう。否定したいわけじゃないのに、言っている。 口数が少ない夫に、その話し方をやめてほしいとよく本気で嫌がられる。おおよその場合が突っかかりたいわけでも否定したいわけでもなく、ただ、ほんのすこしぇも私の思うことと違ったりしている時につい口から出てしまう。 いやそうじゃなくて、私はこう思ってる、と話した結果ほぼ同じ時が多くて、否定しないなら最初から同じって言って!と夫に怒られる。(なるほど、私はこう思ってる…に変えられれば怒られないんだろ

          1年を俯瞰する

          年賀状を考えながら一年を振り返り翌年のテーマを決めるのがここ数年の決まった行事。 会社員時代の年末年始は休みだ!と喜ぶ気持ちの方が大きくて、新年の抱負なんて特に考えることもなかったのに、ここ最近は年末の忙しない雰囲気の中でぼんやりと振り返り、年始の清々しい空気をまといつつその年をどう過ごそうか考え、自分の働き方を俯瞰できるよい時間になっている。 2017年は素晴らしい日々をテーマにしていた。 2016年に荒川区に工房を借りワタワタとせわしなく1年が経った。2016年は私