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私の統合失調症。


さて、タイトルでデカデカと表明しました。
私の精神障害の元凶の、この病気。
先の記事で少し触れましたが、

日本での統合失調症の患者数は約80万人といわれています。また、世界各国の報告をまとめると、生涯のうちに統合失調症を発症する人は全体の人口の0.7%と推計されます。100人に1人弱。決して少なくない数字です。それだけ、統合失調症は身近な病気といえます。(原文ママ)

https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=tQtLd1xVUp1wHJMQ

意外と身近な感じなのかもしれませんね🤔


さて、ここからは、
過去に、友人や家族に自分の事を説明する為に、
統合失調症について自分なりに纏めてみた内容を、
綴っていこうと思います。

後半に書いてある、
【認知機能障害】に関する説明は、
読者の皆さんに、
より正しくイメージや理解をして頂きたく思い、
その為に
医療サイトからの文章の紹介が多くなります。
予めご了承下さい。


【友人に宛てた文章より。】

あくまでも《私の統合失調症》であり、
同じ病気を抱えてる方々が、
私と一緒という訳では無いです。
各々の困り事(障がい となる苦手な部分。)は違うと思うので、そこは先ずご理解頂きたいです。
それから私の言葉としてアウトプットしているので、正式な説明や医療従事者の方からしたら、
何変な事言ってるんだ?!
て、なるかもしれないレベルの
説明です(゚ω゚;)
もし本当に興味が深まったら、
専門書を読むことをオススメします。
これは私の体験談です(只の。)

それではSTART✍



統合失調症のメカニズム?

先ずは統合失調症のメカニズム?です。
完璧に解明されている訳では無くて、
こうなんじゃないか?という所
止まりらしいです(´・ω・)

解明されてる中での説明をつけるなら、
脳内ホルモンのバランスの異常】です。

興奮を司るドーパミンとかが、
罹患していない人よりも沢山、
ドバドバ出てしまったり。
(↑私は此方のタイプです。↑)

逆に罹患していない人の通常時の量と比べて、
ホルモンが少な過ぎて、
エネルギーが出ずに抑鬱的になったり。

ドバドバの時の困り事を【陽性症状】
チョロチョロの時の困り事を【陰性症状】
と言ったりします。

どういう治療をするの?

ホルモンのバランスを正常値に保つために、
お薬の内服を続けます。

注射を打つパターンもあります。
注射の利点は、成分が直接血管から脳に届くので、
内服パターンのように、
肝臓で薬の成分が分解されるような
ロスが無いことです。
規則的な内服が1人で出来ない場合も、
注射は用いられると思います。

薬が効かない場合は
電気治療(人工的にてんかん発作を引き起こす治療)で、脳の信号をリセットして、
再度正しいリズムというか信号を立て直します。
(電気治療は未体験なので、
主治医さんからの解説を聞いて記憶してる部分を
書いただけなので未知の領域です。)


どんな症状が出るの?

統合失調症で1番メジャーな症状は。
【幻覚・幻聴・妄想】の陽性症状だと思います。

偏見が酷いです(苦笑)

《統失(とうしつ)》という
ネットスラングすらあります(´・ω・`)

幸いにも私は急性期以降は、
これらにあまり悩まされなかったので、
本当に幸運でした。
それでもチラホラ体験はしています。

私が体験した陽性症状の具体例を挙げると。
(いつか陽性症状の事も、
有料記事で詳しく書くかもしれません)

《幻覚》
★汚れが放射状に侵食するように広がって見える。
★タオルに、付着した汚れが消えて、
またべつの部位に現れたように見える。
★肌荒れが浮かび上がってくる。

《幻聴》
★ハレルヤの大合唱。
★ヒーリングミュージック

《妄想》
★『廃品回収車が私を回収しにくる。』
★『救急車が私を迎えにきた。』

こんな体験をしました。


自分が体験した陽性症状の中では、
妄想が1番シンドかったです。
しかしながら、妄想着想の段階で踏み止まれましたので、入院せずに日常生活を過ごしています。

妄想の渦中に居た急性期の頃よりも、
現実世界に戻ってきた今の方。

正気と妄想の狭間に居る時が、1番怖いです。

個人的な感覚としては、 
区別をちゃんと保つための強い意思
を、必要とします。
私はこれまた統合失調症とは別件の、
解離症状によって、助けられています。
(解離症状についても、
また別記事で書いていこうと思っています。)

統合失調症を罹患してる方に、よっては、
幻聴に延々と悪口を言われたりする人も
いらっしゃるみたいです。
(私は未体験ですが、
想像しただけで辛くなります。)

幻聴も幻覚も妄想も、
周囲の人からしたら下らなかったり、
存在していないモノじゃないか!
と、感じる人が大多数だとは思いますが。

陽性症状の3つは、
当事者にとってはリアルで。
現実に起こって苦しんでいます。

統合失調症と闘っている当事者様の、
ご家族や、ご友人の方の中には、
本人に寄り添ってあげたい。と、
思う方もいるかもしれません。

ですが、寄り添い過ぎると
今度は妄想を肯定する助け船に、
意図せずに、なってしまい。
病状悪化に繋がる可能性もあります。
だからそこは、とてもセンシティブな問題です。


さて。
あまりメジャーでは無い(と、私は感じている)
もうひとつ症状がありまして。
(私はこっちがメインの困り事です。)
それが【認知機能障害】です。

陽性症状ばかりが一人歩きして、
統合失調症=陽性症状、
みたいな世間一般のイメージ。
認知機能障害はそんなに話題にならないのが、
個人的に遺憾に思っています。

私はこの【認知機能障害】を周知したくて、
こんな困り事があるんだよ、と知って貰いたくて
この記事を書く事を、思い付きました。

ただ、【認知機能障害】といきなり言われても、
誰でもピンと、こないと思うので、
以前父への説明の為に、
医療サイトさんから、かき集めてきた記事を、
ここでも紹介していきます。
【認知機能】についての説明や、
実際阻害される様々な事例が紹介されています。

認知機能障害とは言葉を記憶したり、物事に注意を向けたり、それに基づいて行動を組織したり、実際の作業を行うことに困難を来す状態です。つまり、知覚機能、記憶機能、注意機能、実行機能などの脳機能における障害と言えます。この認知機能障害は精神症状以上に生活機能レベルに大きく影響を与えることが知られています(Green et al, 1996)。また、認知機能障害は以下のようにまとめられています(Harvey et al, 2002)。症状の重症度とは関係がない
定型抗精神病薬による影響を受けない。しかし新しい非定型抗精神病薬による改善の効果は期待される
やる気や意欲の低下とは関連がない
知的機能の低下によるものではない


このように認知機能障害は精神疾患において独立した、かつ顕著な特徴として知られています。
(原文ママ)

認知機能障害とは | こころの病について | 東邦大学医療センター大森病院 ...
https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/mentalhealth/mental/ninchikinou_shogai/about.html

いろいろな認知機能

知覚機能

五感(味覚、触覚、聴覚、視覚、嗅覚)を使って取り入れた刺激を過去の体験などの記憶と照らし合わせてどのようなものかと判断がされたもののことを言います。
知覚機能が障害されると、人から何か言われている気がする、物音がうるさく感じたりやたらと気になったりする、見間違いが多い、味を感じにくい、光がまぶしく感じる、幻覚などが生活場面で見受けられます。

注意機能

注意とは、その場の状況に関連する刺激を見つけ出し、多くの刺激の中から特定の刺激に焦点を当て、その刺激に焦点を当て続けて情報を処理する一連の過程を指します(Harvey et al, 2002)。
注意機能が障害されると、がやがやしている町の中で電話の相手が話していることが聞き取れない、本を長時間読めない、何かをしていても気が散ってしまう、急に話の内容が変わるとついていけないなどが生活場面で見受けられます。

記憶機能

記憶には記銘、保持、再生という3つの過程があります。短時間記憶にとどめられやがては忘れられてしまうものは短期記憶と呼ばれます。例えばダイヤル中だけ電話番号を覚えておくときなどです。一方長期にわたる記憶は長期記憶と呼ばれ、「○は~である」といったことを覚えておくような意味記憶、「いつどこで何があった」などのようなエピソード記憶、自転車の乗り方を覚えているような手続き記憶などがあります。
記憶機能が障害されると、勉強がなかなか覚えられない、人の顔や名前がとっさに出てこない、電話番号をかける時に何度も確認する、さっきテレビで見たことが出てこないなどが生活場面で見受けられます。

実行機能

実行機能とは、目標設定、計画の立案、目標に向かって計画を実際に行うこと、効果的に行動を行うことなどを言います。
実行機能が障害されると、出掛ける計画を立てるのに時間がかかる、とっさにアイディアが出てこない、急に何か頼まれると戸惑うなどが生活場面で見受けられます。
(原文ママ)

いろいろな認知機能 | こころの病について | 東邦大学医療センター大森病院 ... https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/mentalhealth/mental/ninchikinou_shogai/ninchikinou.html

認知機能とは、人間がものを認識するために必要な知的な能力のことです。記憶力、判断力、集中力、実行力、計画能力、統合能力、問題解決能力などが含まれます。

統合失調症ではこれらの認知機能が低下し、生活・社会活動全般に支障をきたします。

<記憶力の低下>新しいことを覚えられない、何をしようとしていたのかがわからなくなる

記憶力が落ちてしまい、新しい仕事の手順を覚えることが難しくなります。

取り組んでいる作業や動作を続けるためには、必要な情報を一時的に記憶する能力である「ワーキングメモリー(作業記憶)」が必要です。しかし、この能力が下がってしまい、何をしようとしていたのかを忘れてしまったり、会話をしている相手の話が頭に入ってこなくなったりします。



<注意力の低下>必要な情報や刺激に注意を向けることができない

人は、周囲のさまざまな情報や刺激にさらされています(テレビの音や人の話し声、におい、光など)。それらの情報や刺激のうち、必要なものだけに注意を向けることが難しくなります。たとえば、会話中に周囲の動きや物音などにとらわれ、落ち着きがなくなるなどの行動がみられます。



<比較照合する能力の低下>過去の記憶と照合して適切に判断することができない

ある情報や刺激に対して、過去の記憶の情報と照合して適切に判断することができなくなります。

たとえば、Aさんがもっている本と同じものをBさんがもっているという理由だけで、BさんをAさんと思い込むといったことが起こります。

<実行機能の低下>計画を立てたり、効率のよい手順を考えたりすることができない

計画を立てて物事をおこなうことや、手順を決めて仕事を効率よく進めることができなくなります。

<統合能力の低下>物事をグループ化して整理することができない

さまざまな情報の似ている点と異なる点を区別し、物事をグループに分けて整理する能力が低下し、過去の似たような体験に基づいた対応ができなくなります。

たとえば、箱は積み上げ、衣類はタンスにしまうといった整理整頓ができなくなる、手順よく料理をすることができなくなるといったことが起こります。
(原文ママ)

日常生活に困難をもたらすことがある「認知機能障害」とは? | 統合失調症の症状 https://www.mental-navi.net/togoshicchosho/understand/type/cognition.html

医療機関さんからの紹介記事は、
以上で終わりです。
紹介例は一般的な概要なので、
ここからは、本題の
【私の認知機能障害】についての話をします。

このように、
認知機能障害は、
実生活にかなり悪影響を、及ぼします。

対策としては、

苦手な部分を得意な部分で補う事。

それは繰り返し医療機関で言われました。


じゃあ、私は何が不得手なのか?
それを1つずつ紹介します。

★短期記憶やワーキングメモリーが弱い。

メモ等をとらないと、
一次的に記憶することが出来ません。
会話でも、1つ前の話題を覚えていられないので、円滑なコミュニケーションに支障をきたす場合が
あります。

★脳の脆弱性

脆弱性と、言うとピンと来ないかもですが、
健康な人よりも、脳ミソが疲れやすいです。

(脳に体力ゲージがあって、
活動限界時間があるイメージ。)

限界がくると、オーバーヒートしたり
(実際に熱っぽくなるし、微熱も出る。)
頭の回転が鈍くなります。

映画館に行く・音楽を聴く・読書等は
出来るようになれましたが。

美術館や展示会を楽しむ、のは
未だに出来ないです。
(途中で集中力がバテてしまう。)

エナジードリンクやコーヒー等で、
カフェイン摂取すると、
健康な人に近しい位に動けますが。

結果無理して頭を働かさせる事になり、
過活動になるのと、
将来的なリスクを踏まえて、
今はカフェインは封印しています。

★数字が苦手。

障害を負ってからは、
テストや検査では最悪の成績でした。

元々私は文系タイプなので理数系は不得手でしたが、それが更に強調されました。

検査の結果をみた主治医さんからは
数字関連は諦めた方が良いと言われています。

日常での具体的に困る場面は、
買い物とかです。
どちらが安いか?と比較する時などに
困ってしまいます。

★空間認識能力に支障がある。

地図が読めなかったり。
レジ袋にどれくらい買ったものが入るのかが
直ぐにわからなかったり。
上り階段で、足を踏み外しそうになったり。
立体的なイメージを頭に浮かべるのが苦手です。

★複雑な会話は追い付いていけない。

話のテンポに追い付けず、混乱してしまったり、
情報過多で、何度も聞き直してしまう。
噛み砕いて明瞭に説明されないと、
理解出来なかったりします。


★耳からの刺激に弱い。

大きい音が苦手。
聞き取りが苦手。
騒がしい場所だと、その特徴は顕著になります。

以前、
補聴器に意味はありますか?と
主治医さんに聞いた時に、

聴覚の問題では無く、
聴覚刺激を受けてからの、
情報を処理する部分(脳の方)に問題があるので、
補聴器は意味が無い。

と説明を受けました。


★複数での会話が苦手

話題が変わる速さに追い付いていけないです。
複雑な会話は追い付いていけない。
に書いた要素がここでも阻害してきます。
脳ミソの情報処理が複数での会話だと
追いつかないのだと思います。


以上が、私なりの【認知機能障害】の説明、
及び統合失調症の紹介でした。
文章は得意分野だったので、
認知機能障害を負っても機能として、残りました。
有り難い事です。

だから今、こうやって表現出来ています。
そしてこれからも、
この場所で表現していきたいです。

最後まで読んでくれた方へ、最大限の謝意を。
この記事が、ほんのチョッピリでも、
統合失調症の理解へのキッカケになるといいなぁ、と願いつつ、今回は締め括らせていただきます。

ありがとうございました*_ _)ペコ


私の事を、応援してくれる。 そんな方が居るんだ!と、 感じる事が出来るだけで、 嬉しさで胸がいっぱいです🤗 これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。