【実験】ルールと私で共同経営
何事もふんわり決めるようにしている。
「絶対」という言葉が苦手だからだ。
仕事をするうえでは「何をどのようにする?そのために今この瞬間からできることは?」を考えてから動くようにしているけれど、自分の生活態度については「ルールを決めること」が苦手だ。
でもやってみたいと思う。「こう決めてやってみたら、どうなるか知りたい」という実験のつもりで。
「ルール」のとらえ直し
私だって、ルールに全く沿わない生き方をしてきたわけではない。むしろ小学生の頃はルールに従うことに長けていて、それを「良い子」の象徴だと考えていた。
自分自身が一番記憶しているのは、全校朝礼や式典で、微動だにせず背筋をまっすぐ伸ばして話を聞き続ける私の姿。
ふらふらしたり、おしゃべりして先生に注意されるクラスメイトを横目で見ながら、なぜかずっと背筋を伸ばしていた。こわい。何になりたかったのだろう。
掃除に真面目に取り組まない人は嫌いだった。自分だけ楽をして、と睨みつけながらもくもくと床の水拭きをしていた気がする。こわい。
でもいつ頃からか、「ルール」「規則」「絶対」という言葉に息苦しさを覚え始めた。
はみ出した行動はあまりしないけれど、違和感は持つようになったのだと思う。
そしてそれはいつしか「多様性」という言葉への興味につながった。横並び一列じゃなくていい。みんなと同じじゃなくていい。自分の感じることを見つめていい。
おぼろげに見えてきた光が、今は私の生活に溶け込み始めている。
もちろん、「ルールがない」=「多様性」と捉えているわけではない。この2つを完全に対応させてしまうつもりではないのだけれど、要は「ルール=他を認めない」という意味合いに解釈していたのが、過去の自分なのだと思う。
今なら、ちがう付き合い方ができるんじゃないだろうか。ルールというと「従う」「守る」という言葉がセットになっている気がするが、そこを変えてみたらどうだろう。ルールという存在をとらえ直してみるのだ。
なりたい自分はある
なりたい自分というものが、常にある。
毎日朝日と共に起きてヨガする自分
読んだ本のアウトプットが早い自分
どんな人にでも優しさをもてる自分
でも私は残念ながら、“心がけ”ではなかなかなりたい自分に近づけない。
ならば習慣化できればいいのでは?と思い、友人からおすすめの本を聞いたりして習慣についての本をいくつか読んだ。
「小さく始める」「失敗しようのないしくみをつくる」といった実践方法はなかなか面白く、やってみると本当に習慣化できたものもある。
ただ習慣って長いスパンで考えるものという気がしていて、気の短いわたしは「こう決めてやってみたら、どうなるか知りたい」までが半年1年とあると、元気がなくなる気がする。
なのでひとまず「ルール」を「絶対こうしなきゃだめ」というものから「こう決めてやってみること」ととらえ直してやってみたい。
共同経営という考え方
まずは、「ルールに私が従う」という考え方をやめてみたい。
従うとか守るとかいうから嫌になるのかもしれない。主体が自分でない感じ。
ならばあおやぎわかこの「なりたい自分」を目指して、「ルール」と「私」が共同経営をするというのはどうだろう。
共同経営(そもそも経営)をやったことがないので完全にイメージだが、トップ画像のように両者が手を取り合い、まめに話し合って、ああでもないこうでもない、でもこれは最高、などとやっていくのではないだろうか。
言い換えれば「ルール」という存在を恐れず、気軽に話しかけて相談するイメージ。
状況に行き詰まったとき、勝手にルールさん(共同経営者なので)の形を曲げるのでなく、「ちょっとここのあたり厳しいかなと思うのですが…これは代案です」と提案する。
するとたぶんルールさんは「そうですね…しかしここのポイントを緩めてしまうと原型を留めなくなります」と違う視点から指摘してくれるだろう。
やたらと擬人化してややこしくしてしまうが、つまりルールと仲良くなりたいのだ。敵か味方か、ではなく目標に向かって伴走してくれる存在。そういうふうにとらえ直してみたい。
さっそく今月のルール
そういえば今年は「今月のテーマ」を毎月掲げることにしている。2月のテーマは「ほどよさを探る」なのだが、ルールも別に設けたい。
1月にこんな投稿をしている。
このなかで、実は茶道をさっそく習い始めた。正確には体験に行っただけなので、お稽古としては来週から。
ルールにしたいなと思うのは「2日に1回noteを投稿」なんだけど、思い切って「毎朝10時までに」としてみようかと思う。言ったそばから不安になってきた。
2日に1回だと、ルールの穴を見つけてしまう気がする。「昨日は23時に投稿したから、明後日の23時までに書けばいいや」とか言って、寝てしまう姿が目に見える。
そこでまずは今月のルールを毎朝10時までに1つnote投稿」にしてみる。
よさそうなルールを思いついたら、このnoteに追記していきたい。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のひらまさCEO、みくりCEOを思い出しながら、楽しんでやっていきたい。
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