2020年1月のふりかえり
1月が終わりました。
早い。いや、長かった。仕事始めの初詣が遠い昔に思えます。
今年は月ごとにテーマを決めて生活してみようと思っているので、簡単に振り返ってみます。
テーマは達成しなかったけれど
1月は「人に会わない」ことを心がけようと思っていました。友達と会わず、イベントに出かけず、仕事のほかは自分のための時間にする。
実際そうすることができました。
と言いたかったのですが…
ひとつだけ、
イベントに出かけてしまいました。
三好大助さんという方が取り組んでいる、すごく素敵なアートプロジェクト“The Beauty I see in You”を知って、そのファンドレイジングを兼ねる対談イベントをやるというのです。
このアートプロジェクトは、グリーンズさんの記事で読んだ瞬間に、応援させていただくと決めました。
自分が渡せるのはわずかな力だし、クラウドファンディングは順調のようだったけれど。
その数日後にこの対談イベントの告知を見て
参加してみようと思ったのでした。
三好さんのお話を直接聞けるということに惹かれたし、ご友人の税所さんとはどんな方なのか、お2人の興味関心について知りたいと思いました。
結果、参加できてよかったと感じています。
お2人のお話も面白かったのですが、その場に集まってきた方たちとしたお話も含めて豊かな時間でした。
テーマについてのふりかえり
月ごとにテーマをもってやってみよう〜
と設定した1月の「人に(極力)会わない」を振り返ると、ひとつわかったことがあります。
まず、わたしが設定したのはテーマではなく“ルール”だったこと。
ルールは、それに基づいてしたつもりの行動を「正解か不正解か」で判断することになります。100か0、といってもいいです。
でもわたしはたぶんこれが向いていなくて、あくまで“テーマ”だということを意識したほうがよかったんだろうなと思います。
「人になるべく会わないというテーマでやってみて、どんなことが起きたかを考えよう」ととらえるほうが、その後の生活に役立つからです。
「ああ〜1回イベント行っちゃった」はあんまり意味のあるふりかえりにはならなくて、わたしが実験したかったのは、設定したテーマについて考えをどんなふうに深められるか?ということだったんだなと思います。
それでいうと「人に会わない」は心の余裕について考えさせるテーマだったと感じています。
基本的に平日勤務なのですが、週末になにか予定があると、金曜もそわそわしています。
いままでは楽しいそわそわだと思っていたのですが、6割くらいは楽しいそわそわで、4割は“休めないな”というそわそわだったんだなと思いました。
人と会う予定を入れていないというだけで、金曜の夜「あぁ〜予定がないって楽だな〜」と力を抜けるというか、油断できるというか。
楽しさの裏には、緊張もあったというかんじ。
2月のテーマ
もう2月になりました。今月のテーマはこれにしようと思います。
自分にとっての「ほどよさ」を探る
すこし前のnoteで、「ほどよい量をつくる」という本の紹介をしました。
短期大量消費社会に疑問を覚え、あるいは働く人の生活のあり方に自分たちの考えをしっかりもって「ほどよさ」を探求している人々。
その本を読んでいるときも、本そのものの手触りが良かったり、表紙の色味がほどよく落ち着く色合いだなと感じたりして、「ほどよさって、自分という人間を深く考えるヒントかもしれないな」と思いました。「心地いいな」「ほどよいな」という感覚って、自分が人間だということをすごく感じる瞬間になっているなと。
そこで2月は、食べるものの量や着るものの素材、買うものの価格、人と会う頻度など、要は自分が選択する物事すべてにおいて「ほどよさを探る」という意識を持つつもりです。
どれくらい食べるとちょうどいいのかな?
何にどれくらいお金をかけたいのかな?
人と会うときの時間や場所はどんなかんじ?
人生は選択の連続。
選ばずに生きることはできません。
でも、ものや情報が溢れている今、「なんとなく」で生活することはできてしまいます。
ただ、なんとなくで生活していると自分で自分を生きている感覚が薄れていく気がします。
自分ひとりでは決められないこともあるけれど、自分にとっての「ほどよさ」を知っていくことが、他の人の「ほどよさ」について考えることにもなるだろうし、それはわたしが目指したい世界の一要素だと思います。
単に少なくする、ゼロにするではなく。
あればあるほどいいのでもなく。
「ほどよさ」を探る2月のスタートです。
トップ写真は、恵比寿で鑑賞した写真展「日本の新進作家vol.16 至近距離の宇宙」看板。
ひとり映画も楽しかったのに、観たかった写真展が近くでやっていると知って、ほくほく観に行きました。
読んでくださってありがとうございます!