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【19歳】子供舞踊塾 代表へ

20歳になるまでにひとつ結果を残したい。

そんな想いがきっかけでした。

そして、母校の日本舞踊指導。

私の母校である幼稚園にて2年間、父が日本舞踊の指導を担当させていただきました。(詳細 【7歳】子供舞踊塾 創設

https://note.com/wakakoarima/n/nf6790faf2976 )

時が経ち、この頃から私が通わせていただくことになりました。

日本舞踊指導の期間は約1ヶ月ほどで、

毎年その期間を終えると子供たちは卒園していきます。

2年目だったこの年、

指導を終えて、短い期間で成長してくれた子供たちのことを振り返っていたある時、

そのうちの1人のお子さんのご家庭から問い合わせをいただき、

稽古場に会いに来てくれることになりました。

これが私にとって大きなきっかけになりました。

まだ私も指導経験はほんの2年目で

慣れないことも多い中で必死で教えていたお子さんが、

その時のコミュニケーションや踊りを楽しんで、

そして戻ってきてくれたことに、驚きと喜びでいっぱいでした。

そこで、子供たちに日本舞踊を通してもっと喜びを届けられることに挑戦したいと思い、父の子供舞踊塾を引き継ぐことにしました。

父が創設した子供舞踊塾は、1年目の舞台で22人の子供たちが出演して以降

それほどの人数規模では企画を実施していませんでした。

ただ、創設当時7歳だった私には

たくさんの子供たちが集まる活気が強く印象に残っていました。

あの盛り上がりを、さらに今の時代に合ったサービスとして

提供できる方法はないかと、

お稽古ごととしてお客さまが感じる、様々なハードルや心配事について

考えてみることにしました。

その結果、今実施している「単発型」というシステムが生まれました。

国立劇場などの大きな舞台に立つという経験を、

1回からできる、1年だけのお稽古でできる。

そうすることによって、他の習い事や受験・勉強との両立が

もっとスムーズになると考えました。

そして何より、私自身が子供が大好きだったこともあり

子供の成長に特化した場所にさせたいというコンセプトがありました。

もちろん日本舞踊教室であるからには、

日本舞踊を学び、伝統芸能を学び、礼儀作法を学び、

姿勢を良くして、ごあいさつをきちんとできるように...

こうした大前提がありますが、

この体験を通して、もっと根本的な成長をサポートすることができればと考えていました。

それは、子供たちがいつか大人になった時に、

役に立つことです。

自分の得意なことを見つけて存分にスキルを伸ばし、

相手をよくみて声をかけることを学び、

美しいものをたくさん見て、感性を高め、

緊張を超えて表現できる感動を味わい、

目上の方、仲間への敬意を学び...

日本舞踊はこうした根本的な学びの中の

一部であると思いました。

こうして、2018年 第1回目 舞台プログラムの参加者募集が始まりました。

「はじめよう」と決めたいちばん最初の段階では

まだ出演者は2人しか決まっていませんでした。

新たな価値を人に知ってもらう、納得してもらうことは

とても大変なことだと学びました。

ただそれ以上に、

最初から応援してくださり、

私が必死に説明をさせていただいたことに耳を傾けてくださり、

お力を貸してくださった方々への感謝は計り知れません。

皆さまのおかげで、1人、また1人と出逢いがありました。

そして、16人の初期メンバーを出演者として迎えることになりました。

どんな事業もチャレンジも、いちばん最初 は1回しか訪れません。

今、子供舞踊塾の舞台プログラムは次回で5周年を迎えますが、

いつでも いちばん最初 の気持ちを忘れずに取り組んでいます。

日本舞踊家 有馬和歌子





記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。 いただいたサポートは勉強や研究代に充てて、これからより良い仕事ができるように頑張ります! 引き続き、よろしくお願いいたします。