見出し画像

交差点をまっすぐ行こう。【わかばルームのすきま教材・ひらがな導入】線引き「くるくるたて」「くるくるよこ」

どうも、わかばルームです!ご閲覧、ありがとうございます!

「す」や「よ」などが典型ですが、ひらがなの一部に、くるっと一筆書きで円を描くような部分がありますね。他にもこうしたひらがな文字を挙げてみるとたくさんあるもので、「あ」「お」「な」「ぬ」「ね」「の」「は」「ほ」「ま」「み」「む」「め」「る」にも見られます。

そこで、このひらがなのくるっと書く部分に備える線引き練習も作ってみました。ここまでの線引き練習では、引っ張ってきた線をくるっと円にして閉じる要素がまったく出てきておりませんでしたので、意図的にくるっと書くのはこれが初めてとなるお子さんもいるのではないでしょうか。何気なくお絵描きなどで経験はあるかもしれませんが、意図的に書くとなると、前に解説しました「運動企画力」が絡んでくることになります。

そんなわけで、この「くるくるたて」「くるくるよこ」をすんなりと書けるお子さんもいますが、迷ってしまうお子さんにもよく出会います。何に迷ってしまうのかというと、このくるっと書こうとする入り口で、「十」字に交差する部分にさしかかるのですが、ここをどうしていいか分からなくなるのです。ここにさしかかったら、ついつい「かくっ!」と曲がってしまいます。「かくっ!」と曲がるのはすでに得意になっておりますから、「かど」だと思えば、いつものように「かくっ!」ときれいに曲がってしまうのです。

ここで、「曲がらないで、まっすぐ行って」と指示すれば、ああ、なるほど~…と分かってくれるお子さんもいますが、まっすぐ行くって、どういうこと??と意味がよく分からなくなって、どうしていいか戸惑ってしまうお子さんもいます。

そういう場合には「交差点」の例えで説明すると、理解を促せます。ちょっと不思議ではありますが、今のところ、みんな、「交差点」でこれを理解できています。

ちょっと前までわかばルームがあった場所のすぐ近くに、大きなスーパーが建つ信号機と横断歩道付きの交差点があって、そこの話をすれば子どもはみんな、ああ、あそこのことね…とイメージできていました。「こうさてん」という概念も理解できるようなので、「ああいうところを『こうさてん』と言うんだけれどね、駅から来て、あそこの交差点を曲がってわかばルームに来るんじゃなくて、そのまままっすぐ行くんだよ」などと説明します。そして、再び線引きの課題に戻り、「十」字のところにさしかかったら、「曲がらないで、まっすぐまっすぐ」などと言葉かけで誘導します。すると交差点を通り過ぎて、くるっとまわってまた元の交差点に戻ってきて、また通り過ぎる…という段取りを体験することができます。一度、自分で書けたら、すんなり覚えることができるようです。

ちなみに、今のわかばルームの近くに交差点がないわけではないのですが、目立ってよく分かる大きな交差点はなくて、この説明に困っています。「道路と道路がこんなになっているところ、あるでしょ?知らない?」と子どもに聞いてみて、あ、知っている!となる流れでどうにかしていますが、やはり、分かりやすく、あそこのことだね!とお互いに分かる交差点がある方が説明しやすいですね。

●ひらがな書字へと導いていくプロセスで良い助けとなることのある線引きの課題を、様々な難易度のステップでバリエーション豊富に練習できるように考え、このシリーズを作成しました。
●おうちをスタート、ねこちゃんをゴールにして、線を引く課題です。
●ひらがなへの導入を意図して作成しましたが、他の用途でもどうぞお使い下さい。
●規約の範囲内であれば、個人、法人、公的機関、商用、非商用問わずご利用いただけます。
●【ご利用案内と規約】はこちら➞https://note.com/wakabaroom/n/n5d5614f9f0e7
●PDFファイル、A4用紙1枚ずつ、全2教材です。

本教材は有料です。本記事を100円でご購入下されば、「くるくるたて」と「くるくるよこ」の2つのファイルを両方、ダウンロードできます。

ここから先は

20字 / 2ファイル

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?