見出し画像

【わかばルームのすきま教材・ひらがな導入】線引き「くのじかど」「くのじかど星無」

どうも、わかばルームです!ご閲覧、ありがとうございます!

ひらがなには、縦と横だけではなくて、斜めの線もあります。そこで、2つの斜めの線を組み合わせて「かど」を書く練習もしてみましょう。

やり方は、「みぎうえかど」「ひだりしたかど」と同じです。線が斜めになっただけです。

ところで、この練習以前に、「斜め」というものの存在に気付いていないお子さんに出会うことがあります。小さいお子さんだと当たり前ですね。あるいは、すでに小学生で文字を書いてはいるのだけれど、「く」の字を「L」のように書いたり、「へ」の字を「7」の縦棒まっすぐ直角のように書いたりするお子さんに出会うこともあります。それは、まだ「斜め」が斜めに見えていないのですね。

「斜め」は、自分が机に対して垂直方向を向いて座っていれば、確かに斜めに見えるのですが、机に対して斜めに座ると縦や横に見えてしまうのです。分かりにくいですか?斜め線が縦線に見えるように、課題用紙を45度くらい回転させる…と言えば、お分かりいただけるでしょうか。なんと、縦・横・斜めは、絶対的なものではなく、相対的なものだったのです。私は、斜めに気付かない子どもを観察し続け、その挙句の果てにこの縦・横・斜めの相対性の発見に至り(この仮説に基づき指導してみると、みんな「斜め」を理解できるようになるのです)、かなりの衝撃を受けました。それでは、椅子の座り方を正せばよいのか?というと、そういうものでもないようでした。どうやら、別に本当に机に対して斜めに座っていなくても、視点を自由自在に変えてしまう子どもがいるようなのです。むしろ子どもにとって、そちらの方が当たり前かもしれません。子どもはすごいことを教えてくれるものです。子どもに鍛えられますよね。

そう考えてみれば、そもそもの図形や空間の常識は覆り、斜めの線を「たてせん」や「よこせん」のように書くお子さんというのは、なかなか自由で高度な空間の捉え方をしているのかもしれない…などと考えてしまうのでありました。

さて、それでは、この状態からどうやって、多くの大人の考える「斜め」の理解を子どもに促していけば良いのでしょう?それについては、線引き以前にしっかり取り組まなくてはいけない課題や日常取り組むべき活動、そして説明の方法があるのですが、それはなかなかの秘伝でございますので、改めてまた、どこかに密やかに書くことにいたします。お急ぎでお悩みの方は、どうぞ、拙相談室にご相談をお申し込み下さればと存じます。

●ひらがな書字へと導いていくプロセスで良い助けとなることのある線引きの課題を、様々な難易度のステップでバリエーション豊富に練習できるように考え、このシリーズを作成しました。
●おうちをスタート、ねこちゃんをゴールにして、線を引く課題です。
●ひらがなへの導入を意図して作成しましたが、他の用途でもどうぞお使い下さい。
●規約の範囲内であれば、個人、法人、公的機関、商用、非商用問わずご利用いただけます。
●【ご利用案内と規約】はこちら➞https://note.com/wakabaroom/n/n5d5614f9f0e7
●PDFファイル、A4用紙1枚ずつ、全2教材です。

本教材は有料です。本記事を100円でご購入下されば、「くのじかど」と「くのじかど星無」の2つのファイルを両方、ダウンロードできます。

ここから先は

20字 / 2ファイル

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?