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最高の土曜日

昨日は近年稀に見るほど充実して楽しい土曜日だったので書き残しておこうと思う。

なお現在、足はだるい。

5:15 起床→駅へ


平日よりも早い時間に起きて身支度を済ませた後に駅へ向かう。駅のコンビニで朝食を買おうとしたらまだ開いていなかった。誤算。

7:00過ぎ 飯能駅着→温泉


西武池袋線飯能駅に到着。

まずは目当ての日帰り温泉に入る為に奥武蔵旅館を目指す。8:50からの予定より前に温泉に入っておきたかった。
本当はその予定の後でも良かったのだが、「利用時間AM7:00〜PM10:00」を「午前7時〜午前10時」と読み間違えたことに気がついたのは電車に乗った後だった。

旅館に入ると受付に誰もいない。置いてある釣鐘を鳴らすと奥からエプロン姿の女性が出てきた。
日帰り温泉を利用したいと伝え、入浴料をPayPayで支払う。

朝早い為か、他の人の気配が全くしない。

階段を上がって2階が温泉。

赤い暖簾をくぐると半開きの扉があり、すぐに脱衣所。普通の銭湯や温泉のように目隠しのようなものが何もない。開けたら脱衣所。

扉に鍵がついていたので、閉めて良いのか少し迷った後に閉める。
他に人が来たらどうしようと思いつつ温泉に入る。

貸切状態である。
椅子は三つ並んでいるがシャワーは二つ。

お湯は熱すぎず、ぬる過ぎずちょうど良い。
日頃の首肩腰足の凝りが取れることを願い長めに浸かる。
幸いにも人が来るような気配は全くしなかったので思う存分貸切温泉を楽しんだ。

8:50 大貫永晴ライブ@奥武蔵ロングトレイルレース


飯能市中央公園に向かう。既に暑い。

土曜日の早朝5時前から「奥武蔵ロングトレイルレース」というものが開催されている。
短いもので半日、長いもので2日がかりで山の中を走り抜けると言う超過酷なレース。
主催は「ひだまり山荘」というアウトドア用品専門店。池袋にもお店があるらしい。

中央公園がスタート&ゴール地点になっており、朝5時前と9時前のスタート時に大貫永晴さんが歌を披露する。
今回、飯能に来た一番の目的がこれだった。(2番は温泉で3番は蕎麦)

会場が近づくと大貫さんの歌が聞こえる。リハーサルかと思ったが、予定が少し早まったらしい。
会場に着くとステージの前にはランナーの皆さんがずらっと並んでいる。

この大会の為に作られたオリジナルソングは力強く青空に響いていた。笛の音もあわさって優しい。

ランナーは時間をずらしつつ3回に分けてスタートした。
2回目まで拍手で見送ったが、暑さが限界だったので会場を離れる。

9:30〜12:00 寺→河原→ミスド→蕎麦


とりあえず涼と朝食を求めて駅ビルのミスドに向かう。
…つもりだったのだが、色々と寄り道をしてしまった。
まずは寺。

最近、寺や神社を見つけるととりあえず入って参拝してしまう。10円を投げてランナーとスタッフさん達の無事と大会の成功を祈る。

なぜか鐘を吊る場所に像がいた。

寺を出て駅に向かう途中、信号を待っている間にふと見ると図書館の駐車場の奥に山の稜線が綺麗に広がっていることに気がつく。

建物の1階部分にある駐車場(確か2台ほど止まる駐車場だったと思う)の奥まで進むと階段があり、遠く向こうに連なる山々、見下ろすと綺麗な川と赤いアーチ橋がかかっていた。

これは行くしかないと思い階段を降り河原に向かう。
途中で町内放送で不審者情報が流れていた。
道沿いには白や紫や水色の紫陽花が咲いている。

どんどん坂道を下ると河原に辿り着いた。

水は透き通り、青空と山の緑に赤い橋が良く映える。
子供達は川に足を浸したり、水着になって泳いだりしている。

アーチ橋とは別の簡易な橋を渡り向こう岸へ行ってみる。

ここまで来たらアーチ橋も渡りたい。
坂道を登り橋まで向かう。

割岩橋というらしい。
橋の上から景色を見渡す。

川の上流方向。奥に見えるのが簡易的な橋。柵も何もなく、中央に隙間がある。
川の下流側。森。

橋はロマン。

橋を渡り切ると住宅街だった。そのまま駅のミスドへ向かう。

白ポンデリングとアイスコーヒー

どの蕎麦屋に行こうか検索すると先ほどの河原近くにもあるらしいので開店時間に合わせて向かう。

あのアーチ橋を渡り、住宅街を少し歩き、坂道を下り狭い石段を降りると蕎麦屋があった。
まだ開店直前だったのでお店の方が石段を掃いていた。

店内は撮影禁止だったので写真はないが、古くて風情のある建物で開いた窓からは川の流れる音が聞こえる。

十割蕎麦の天せいろを注文。
天ぷらはピーマン、茄子、しめじ、エノキ、さつまいも、海老。どれも揚げたて。海老は食べやすいように二つに切ってある。
お蕎麦も天ぷらも美味しい。細くてツルッとした好きなタイプの蕎麦だった。
つゆも蕎麦湯も美味しい。

12:00頃に大貫さんのライブがあると聞いていたので再び中央公園に向かう。

12:00 中央公園→街中観光→ミスド

中身は8割ホイップクリーム、2割はコーンフレーク&チョコスプレー&缶詰の果物

木陰でサンリオのクレープを食べながら開演を待つ。
なかなか始まらないなと思っていると14:30頃に変更になったとの連絡を受け、観光に。

知らない場所をあてもなく一人で歩くのが好き。
ちょっと気になった方向へ行くと何かしらおもしろいものに出会う。

細くて木々が生い茂る細い道を下ると、山の中のぬかるんだ泥の道があった。
そこを更に進むと古い鳥居。

山の中の神社もロマンである。たまらない魅力がある。(なお信仰心はない。)

色々と歩いているとさっき来たお寺に辿り着いたのでまた河原の方向へ向かう。今度は上流方向に。
みんな泳いだりバーベキューをしたりして楽しそう。

喉が渇いたのでまたミスドに向かう。途中、気になる建物があったので中を覗く。

明治時代に作られた絹織物のお店の建物らしい。店蔵絹甚と呼ばれている。「絹甚」は屋号。
道路に面したお店側と裏側の住居部分で構造が異なっており、お店側は延焼しにくい漆喰の壁を使っているとか。
また、二つの間には漆喰が塗られた黒く分厚い防火扉も設けられていた。

防火扉。奥がお店側。手前が住居部分。
蔵の扉は江戸時代末期のもの。店も蔵も明治以降のものだが、昔の人が扉だけ再利用したらしい。
青磁のトイレ。左側男子小便器の前にあるのは同じく青磁製のスリッパ。
明治時代から残るガラス障子。昔は大きなガラスを作る技術がないので小さいガラスを木枠にはめているらしい。古いガラスならではの歪みが美しい。
上がったは良いが降りられなくなった階段(怖いので横向きに一段ずつゆっくり降りた。)

建物にいた職員の方が明るい方で、聞くとなんでも答えてくれた。
絹甚周辺の商店街が明治時代は1番栄えていたとか、飯能市は木材と着物の街で、その名残で今も着物のお店がたくさんあるとか。
入場無料の施設だったがかなり楽しめた。

職員の方に「この辺りは道路から1本奥に入ると古い家屋が今でも残っている」と聞き、ちょっと行ってみる。

古い建物は見つからなかったが猫発見。起こしてごめんね。

14:30 大貫永晴ライブ

続々と第一陣のランナー達がゴールする中、大貫永晴さんのライブが始まった。

炎天下ということもあり観客はそれほど多くなかったが大貫さんは全力で歌声を奥武蔵の山々に響かる。

とにかく熱い「ぶっちぎれ!」も、大会のテーマソングであり選手達への応援歌でもある書き下ろし曲も、漫才コンビ三拍子の20周年記念単独ライブで使われた「ロマン」も、どれも心に響く。

ちなみに最初の曲はマイク有りだったが2曲目からはマイク無し。  

暑い日差し、青空、ゴールする選手へ送られる拍手。そんな中、大貫さんの歌を機材を通さずに聴くことが出来たのはこの上なく贅沢な時間だったと思う。来て良かった。

ギター1本でどこでも歌を伝えることが出来るのは格好良い。

憧れの手売りチケット。初めて買えた。

終演後、物販コーナーへチケットを買いに行った。
本当は今日買うつもりではなかったのだが、炎天下での生歌に思わず心を動かされてしまった。

物販コーナーにいると大貫さんが来て話しかけてくれた。
他のお客さんにも一人一人丁寧に挨拶をし、11月に行われるワンマンライブのチラシを渡していた。

チケットを購入すると、お金を両手で受け取りながら「ありがとうございます!大切に使わせていただきます。」と真っ直ぐ目を見てお礼を言われた。

以前ライブで聞いた大貫さんの「コンクリートロード」という歌に「路上ライブでお客さんからもらった千円はただの紙切れではない。あの人が汗水流して働いて得たお金だ。」みたいな歌詞から始まる。(うろ覚えだが。)

お金を稼ぐ大変さとお金の大切さを、それを渡す人間の気持ちを誰よりもわかっているのだと思う。

[追記]
歌詞を確認したらだいぶ違った。

“あんなに重たい紙切れは無いよな

朝から晩まで働く人が

渡してくれた投げ銭だなんて

ありがとう

本当にありがとう

よりも先に

ごめんが出そうになった”

大貫永晴「コンクリートロード」

その後も大貫さんは会場にいる人たち一人一人にチラシを配っていた。

朝の5時前から歌い炎天下で熱唱した後に、疲れを見せることもなく自分の観客にもそうでない人たちにも丁寧に話しかける様子を見て更に心を動かされる。

ここまで純粋に一生懸命で真っ直ぐな人を見たことがない。

奥武蔵ロングトレイルレースの模様は7/29(土)19:00〜テレビ埼玉にて放送される。

大貫さんの歌がより多くの人に届くことを願っている。

17:30 やついフェス(三拍子&スチャダラパー)

特急に乗って自然豊かな飯能市から人に溢れた渋谷へ。

お目当ては「やついフェス」というか、やついフェスに出演する三拍子の漫才。

チケットを買ったつもりでいたらまさかの未購入だと言うことに飯能市に向かう電車内で気がついたが、夕方に行っても当日券を買えたので良かった。

会場のO-EASTに入るとカンニング竹山さんが大人っぽくて格好いい曲を歌っていた。
続いて大槻ケンヂさんが登場!絶望先生のアニメをめちゃくちゃ見ていたのでテンションが上がる。

歌のコーナーが終わるとサブステージでお笑いライブ。幸運なことに前方中央のよく見える位置に行くことができた。
出演はモグライダー、虹の黄昏、三拍子。

フェスということもあり観客は声出しOK。

モグライダーが出てくると芝さんに向かって両手を振りながらキャーと黄色い歓声を送り(特にファンではないが周りの女子に合わせて完全にノリでやった。一応女の端くれなので出そうと思えば出せる。)、虹の黄昏がネタを決めれば拳を上げて盛り上がる。隣のお兄さんが虹の黄昏のファンらしく、ノリがとても良かったので楽しかった。

三拍子の登場時に「キャーー!久保さーーん!!」と叫ぼうかと思ったがさすがに1人では勇気が出なくて「フゥーー!!」にとどめた。

久保さんのワーキャーファンも増えてほしい。

ツッコミは力強くキレッキレなのに丸っこくてかわいいギャップ萌えがたまらない。
漫才の時の表情や動きも秀逸でおもしろい。
オンラインサロンでのみ公開しているブログもおもしろい。
野球部出身なのに読書家というところも良い。本をたくさん読んでいるからか発言も格好良い。
愛妻家で子煩悩、でも教育は厳しくしっかりしているところも素敵。
トークライブに行った時はお客さん一人一人に「今日はありがとうございました。」と頭を下げていた。真摯。

他にもあるがやめておこう。
最近某ガンズの某滝沢さんばっかり格好良いだとかかわいいだとか言われているので「いや三拍子も!!」と思ってしまう。

閑話休題。

三拍子はランプの魔人漫才。大好きな漫才なのでまた見られて嬉しい。
会場が音楽の会場ということもあり、高倉さんの歌声が良く響く!一個前の大槻ケンヂが出てた歌のコーナーにも出れば良かったのに。

声出しOKお笑いライブはかなり楽しかった。
また似たようなのがあれば行きたい。
(ワンチャン、三拍子はファミレスアイドル漫才をやるのではないかと目論んでカバンにペンライトを忍ばせていたのはここだけの話。)

飯能市で歩き尽くして足が痛かったがせっかくなので続くスチャダラパーも見ることに。

これがめちゃくちゃ楽しかった!!
音楽に疎いので知らない曲がほとんどだったけどみんなでコールしたり手を振ったりして大盛り上がり。

行って良かった。

22:00 三拍子の漫才動画プレミア公開

3月の単独ライブで初出しの漫才動画をもう公開してくれるなんてサービス精神の塊。

この漫才は9分近くあるがあっという間に感じた。

THE SECOND決勝を見た時、「テレビだと6分間の漫才は長いなぁ。」とほとんどの組で感じたが三拍子の漫才だと9分でも15分でも下手すると20分でもあっという間に感じるので不思議である。


完全に私の記録用に書いた。

良い1日でした。

1週間も充実していた。

月曜日:うすくら屋演芸大賞@国立演芸場
(久保さんお休みで高倉さんが漫才スーツで歌を2曲披露)
水曜日:さんぽ岩永さんの刊行記念トークライブ
木曜日:高倉さん主催の歌のライブ「HAPPYの向こう側」@下北沢ろくでもない夜
土曜日:大貫さんライブ&やついフェス

仕事が謎に繁忙期に入ってしまい毎日ヘトヘトだったけど明日からも頑張れそうです。
皆さんありがとう。


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