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出来事はあらゆる気づきでできている

村井理子著『兄の終い』を読みました。今日はその本の感想です。

出版されてしばらく経った頃、kindleで買って読んでいなかったので、読みました。泣き笑いしながら一気に。こう言ってしまっていいのかどうかわからないけどでも、おもしろい文章にのせられて、てスイスイ読めてしまいました。

これは翻訳家でエッセイストの村井理子氏によるエッセイ。宮城県に小学生の子どもと住んでいた著者のお兄さんが急死し、その連絡をうけるところから始まる。作品はお兄さんを荼毘に付し、アパートを掃除し、そして(著者から見ると)甥を元妻と生活できるよう奔走した5日間の出来事を綴ったものです。

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