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推し活は楽しむもの。腹を立てたり恨んだりしだしたら、ちょっとヤバい。

こんにちは。
産業カウンセラーと日本語教師をしています。ワカです。

私はアイドルが好きです。
「今日はYouTubeの配信」とか「新曲のリリース」とかあると、
ワクワクして楽しいですよね。

でも好きになればなるほど、のめり込んじゃって、
うっかり自分を失うことがある。

以前、アイドルのライブのチケットが当たらなくて、
失恋したかのようにズブズブと長く深く悲しみ、
すぐ転売サイトに高額で出品されるのに腹を立てたり、
当選した人を恨んだり、
自分でもやばいなと思うぐらい脳が占領されている時期がありました。

このままではよくないと思ったので、自分でルールを作りました。
「ライブに落ちて辛い」ということを思い出したら、試験勉強をする。

おかげでほんの隙間時間でさえも勉強する羽目になりました。
ベッドに入ってから思い出しちゃって、また起きてテキスト開いたり
お風呂で思い出しちゃって、出て髪の毛を乾かしながらぶつぶつ暗記したり
「本当にしょっちゅう考えて、落ち込んでいたんだな」と自分を客観的に捉えることもでき、予想外に長時間、複数回、勉強することになった結果、試験にも合格できました。

この先、「好きなアイドルのせいで勉強に集中できずに試験に落ちた」なんて思いたくなかったんですよね。「好きなアイドルがいてくれるおかげで合格した」と無理矢理にでもいい思い出にしたかった。
このように推しにかけるパワーって凄いんです。

プラスに働けば凄いけど、マイナスに働くとかなりヤバい。
・私はこんなにお金も時間もかけてるのになんで?とか
・運営サイドに文句を言い出したり
・他のファンのマナーにイライラしたり
・ライブに当選した人を恨んだり妬んだりしだしたら…
「依存症」かもと疑ってみましょう。
(私の場合、チャットGPTに相談したら「アイドル依存症」と命題されて気づいた笑)

「依存症」は脳の病気です。
楽に快楽が得られると、脳にその回路ができて、強化されて、もっと強い刺激を求めるようになって、正常な考え方ができなくなり、制御不能になっていく病気です。病気だから処方しないとね。

正常に考えれば
・お金や時間をかけてくれるのはありがたいことだろうけど、「アイドル」になればなるほど、公平性とかクリーンさが求められる(政治家みたいだな)。みんなに平等に、が基本。
・アイドルはその運営サイドを選んで働いている。同じ働く仲間でもあるのよ。
・ファンに限らず、世の中にはいろんな人がいて、マナーの考え方もいろいろ。
・当選するか落選するかは運次第。狡いことをしてチケットを買う人もいるけれど、どの世界にも狡いことをする人はいる。自分もそうするかどうかは自分が決めればいい。けれど、狡いことをして快楽を得ると、この先ずっと狡いことをしないとダメだという別の呪いにかかるから…それはそれで悩む人生になると思います。(そもそも法律違反だし…)

ちょっと自分は「依存しているかも」と思ったら…
他にもたくさん推しを見つけるとか
体を動かす、人に会う、映画を見る、本を読むなど
他のことに使う時間を増やして離れる時間を作るといいと思います。

そんなの分かっているけど無理、
ダメだと思うけどやめられないなど
生活に支障をきたす、周りにも迷惑をかけているという深刻な場合は…
お医者さんに頼ることを考えてみてもいいと思います。
「依存症」でカウンセリングを受ける人はけっこう多いです。

「アイドルが」とか「運営が」とか「他のファンが」とか
他の誰かの行動や決定に振り回されるのではなく、
「自分が」好きな時に楽しめるといいですよね。











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