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この夏のはなし。靴ひもは立ち止まらないと結べない

今日の東京は朝から寒く、先日までの夏日が嘘のよう。

暑くなったと思ったらまた寒く、寒くなったと思ったらまた暑く、行きつ戻りつ夏が来る。こうして日本に住む私達は、様々な時の流れを肌で感じているんですね。

今年の夏の暑さはどうなることやら?


さて今日は、この夏モヤモヤした時に読み返して欲しい火星のおはなし。

週末なのでちょっと長めです。

間もなくやる気や行動の星である火星が逆行を開始します。

それがどうした?という方に少しだけ占星術的解釈をご説明。
火星は「ああしたい」「こうしたい」という湧きあがる思いを現実化していくエネルギー、自らの人生をマネージする力を与えてくれます。

例えば、

カレー食べたい!(思い)⇒ 昼はココイチに行こう!(行動)

簡単に言えば、火星はこの行動の部分。
火星が弱い状態だと『めんどくさいからカレー屋に行きたくない』『みんながパスタ食べたいっていうから付き合おう』『お金ないから家でありもので済まそう』まあそういうこと。

火星には『欲するものを掴み取る力』だけではなく、『不要になったものを排出する力』もあるのですが、それぞれが過剰でも過小でもよろしくない。

やりたいことを抑圧したり、不要な感情を溜めこんでいると、イライラ、モヤモヤの原因となることはみなさんも知ってのとおりですね。

ここでつい勘違いして、宇宙の星々が私たちを振り回していると思ってしまうのですが、イライラ、モヤモヤさせているのは自分自身。占星術は、地上と惑星の動きはシンクロしているという古代からの思想の元、今の星の動きから社会情勢や個人の周囲で起こるであろう事象、心象風景を読み解いているにすぎないのです。

話を戻しますと、健やかでいる為にはフラストレーションを衝動買い、やけ食い、八つ当たりやケンカなどではなく、スポーツで汗を流したり、趣味に没頭したり、友人とおしゃべりしたりと、自分でエネルギーを発散することが大切。

そして自分で自身の心に折り合いを付けたり、自ら解決していくことが必要ということなのです。

さてさて説明が長くなりましたが、
6/27に逆行を開始する火星は、既にスピードを落とし始めています。

これがどんな体感かnoteで例えてみるなら、『絶対毎日更新するんだ!』と思っていたけど、「ペースダウンしてもいいかな」と思ったり、あまり書く気にならなくなってきて「ちょっと休もうかな」なんて感じでしょうか。

仕事でも恋でも、これまでぐいぐい進めてきた事がある人達は、少しペースダウンの感覚が出てきてるかもしれません。

この逆行現象というのは実際には火星が逆さまに動くという事ではなく、地球からそう見えるだけ。

つまり私たちの気持ちの中で、毎日走っていたなら徐々に速度を落として立ち止まる。振り返って過去のやり直しに手を付ける、こんな作業が始まるということなのです。

今回の火星逆行は6/27~8/27の間。

この間、スケジュール的に過去のやり直しのような作業や予定が既に組み込まれている人もいるかもしれませんし、これから日々の暮らしの中で「思うとおりに物事が進まない」「やりたいことがなかなかやれない」そんな気持ちになることもあるでしょう。

しかし、この時期は何をしてもダメだから我慢しようではなく、こんな時だからこそ『やるべきこと』『考えなければならないこと』があるということを、停滞しイライラ、モヤモヤした時には思い出してみてくださいね。

前へ前へと進むこと、早く走ることばかりが良いことではない。

止まっているように感じても、何もやる気が出なくても、作り上げたものが壊れていくように見えても、だからこそゆっくりと立ち止まって振り返る時間が必要なのです。


走り続けていては、解けた靴ひもを結びなおすことはできない。

立ち止まって周りを見回してみないと、自分がコースアウトしていることに気が付けないし、振り返ってみなければ、一緒に走っていた人をはるか遠くに置き去りにしてきたことに気が付けない。

靴ひもを結びなおし、なぜ自分がこんな場所を走っているのか思い返し、共に走る人々との距離を調整しなおしていく、こうした振り返りの作業があってこそ、また前を向いて走り出す事ができるんですよね。

この夏モヤモヤした時はかき氷でも食べながら、こんなことを考えてみるとよいかもしれません。

どうして自分は走っているのだろうか?
なぜこの道を選んだのだろうか?
自分がしたいことは何だったんだろうか?

夕空が秋の訪れを伝え始める頃には、また今まで通り。
いえいえ、この夏の過ごし方次第では、今までよりもっと歩きやすくなっていることでしょう。

それにしても今日は寒い。

気温の変化が激しいこの季節は、みなさんもご自愛ください。

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