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大人になっても困ったものだ。バカに付ける薬なし?

ここ数日「大人になったものだ」と実感した出来事を一生懸命考えているが、いくら考えてもでてこない。思い浮かぶのは「大人になっても困ったもんだ」な話しばかり。

つい先日も、思いっきりド派手な夫婦ゲンカをして息子を巻き込んでしまったばかり。重い空気をなんとか払拭しようと笑顔を作って私に見せたり、部屋に籠った夫の天岩戸を開こうと話しかけにいったりと、ケンカの仲裁からアフターフォローまでしてくれた息子の方がよっぽど大人だ。

とは言え彼はまだ7歳。
息子が1人で風呂に入るとすぐに、シャワーの音と共にむせび泣く声が聞こえてきた。我慢していたのが溢れだしたのだろう。

風呂場から漏れ聞こえる嗚咽をドアの外で聞きながら、それでもなお「自分は悪くないもん」と考えていた私は子ども時代に弟とケンカしては母に叱られていたあの頃のまま。

私は大人ではなく、身体が大きくなっただけの人。

夫婦ゲンカに子どもを巻き込んで泣かせるとはまったく情けない。。

「バカ!」
『バカって言う方がバカだ!』
「バカって言う方がバカだ、って言う方がバカ!!」

私が息子ぐらいの頃は、毎晩こんな調子で弟と眠りにつくまでケンカをしていた。

しかしある時、いつものように言い合いを始めるとすぐに弟が黙ってしまったことがあった。やり込めることが勝ちだと考えていた私は『弟の方が先に大人になった』と感じて悔しかったのを覚えている。

あれから40年ぐらいは経つというのに、今でも私は自分の意見が1番正しいと思うことがある。

これは正しくもあり、正しくもない。

自分を正としなければ人は生きづらい。
しかし、自分のその正しさが誰かより正しい必要はない。

私はいつになったらバカが治るのだろうか。。

夫婦ゲンカから数日後、息子にこう咎められた。
『夫婦ゲンカは子どもの脳が損傷するからやめてくれ』と。

ケンカはとことん話し合うのが私のスタイルだが今はちゃんと反省している。

息子よ、大人になったものだ。


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