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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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#家族

わかってもらいたいなら、まずは、わかろうとすることが大事なんだよ。

昨日の朝、溜まっていた書類を片付けていたら、こんな作文が出てきた。 思わず笑ってしまったが、もしかしたら息子にとっては大問題かもしれない。 もしかしたら、いくら言っても私が気にしないから、こんなアピール方法をとったとも考えられる。 いつも偉そうなことを書いているくせに、私は我が子のことすらわかっていないし、わかる努力もしていなかったわけだ。 ごめんよ、息子。 * 人と人が分かり合うのは難しい。 どんなに言葉を尽くしても、どんな言い回しをしても、なかなか思っている

いつか愛されたように、誰かを愛する

『お母さんは女の子は女中のように育て、男の子は王子のように育てる』 この言葉はラジオで聞いたと思うが、誰が話していたのか忘れてしまい検索しても上がってこないので出所がわからない。 もしかしたら昔から言われていることなのかもしれないが、私は子どもを生んでから初めて聞いた。 聞いた時の嫌悪感、そして妙にしっくりくる感じ。 色々と腑に落ちた。 * 以前、息子が突然こんな事を言ったことがあった。 「お母さん、僕の事がかわいいでしょ!」 「かわいいよ。急にどうしたの?」

「人と人とは対等である」あたりまえなのに何故かあたりまえじゃない

まだ私が中学生だった頃、びっくりするほど勉強が出来る友人がいた。彼女は塾にも通わず成績は常にトップで、高校は県内屈指の進学校へと進んだ。 性格はおだやかで温厚。ロックも聞く、マンガだって読む、お母さんとケンカだってする普通の子。しかし、とにかく同学年の子ども達とは雰囲気がまるで違っていた。 きっと帰国子女や英才教育をされている別次元の家庭なのだろうと思っていた私は、ある日とうとう聞いてみることに。 「どんな風に育つと、よりちゃんみたいになるの?」 『普通だよ。みんなと

大人は子どもに「自然体で生きない方法」を教えていくんだよね

昨日の夕方、駅に落ちていた単語カード。 「できるだけ早く」 ウラ側はas soon as possibleかな? そっか、学生は夏休み前のテストなんだね。 早いなぁ。 梅雨明けも早過ぎるし、 そんなに急がなくてもいいのに。。。 間もなく6月も終わるが、今月はあちらこちらで誕生日の話を書かれている人が多いように感じた。実際そうかもしれないし、我が家の息子も6月生まれだから、余計にそう思ったのかもしれない。 6月生まれは、双子座か蟹座の人。 これは生まれた時の太陽の

「行ってらっしゃい」は笑って!

今朝の地震、大きく揺れた地域のみなさんは繰り返しの余震に心落ち着かないことかと思います。 遠く離れた場所に住んでいても、自分の足元が揺れた記憶やテレビで繰り返し見た映像を思い出し、息苦しい思いをしている方もいる事でしょう。 落ち着かない時は、少しでも目をつぶり深く呼吸をしてくださいね。 先週の千葉沖でプレートが動いたというニュースを気にしていたら、昨日の群馬、そして今朝の大阪。大きな地震は他人事ではなく、今、この瞬間私達の足元でも起きる可能性がある。 備えあれば憂いな

ぎゅっとして。それから8秒深呼吸

以前、保育園の先生がこんな話をしてくれた。 『いくつになっても、子どもが嫌がらなければ抱きしめてあげてください。出来れば8秒』 そうね。いくつになっても抱きしめてあげたい。 でも、なんで8秒? さっそく家に帰り『8秒』で検索してみた。 8秒は大人の平均的な深呼吸の長さだそう。 試しに深呼吸。 吸う〜、ハ〜〜〜 8秒じゃないけど、まあだいたいね。 私達は、いつも絶え間なく呼吸していると思いきや、意外とちゃんと息をしていない。何かに集中しているときは息を吸っていなか

周りの人がいい人ばかりになる、おばあちゃんの呪文

友人と転職の話をしていた時、「どこで働いたって人間関係って色々あるものだからね」と話すと、友人の顔がパッと笑顔になった。 「それが、私は人間関係でイヤな思いをした事がないの。ホントに周りの人に恵まれているのよ!」 こんなこと自信満々に言う人に初めてだった。 でも、その笑顔を見たら納得。 そのステキな笑顔は、おばあちゃん譲りだそう。 悪意を持った人でも、イジワルをする気が起きないだろう。 こんな言霊を使いこなす彼女には、ネガティヴな人は近づけないような気もする。 ひ

今は雨でも空は必ず晴れる

休日、電車の車窓から外を眺めながら息子が呟いた。 「なんだか夢みたい」 そうかもね、夢かもよ。 「もしかして、世界はこうなるんだよって見せてくれているのかも。 夢から覚めたら0歳で、これは成長している夢を見ているの」 私達の脳には未来の記憶があるという。 数ヶ月先、数年先、色々な説がある。 今晩はマーボー豆腐が食べたいなぁと思い立ち豆腐を買いに行くのも、もしかしたらマーボー豆腐を食べた未来の記憶がそうさせているのかもしれない。。。 時々こんな風に思う。 何か

お母さんはわかってない

先日の朝、6歳の息子が突然宣言した。 「オレもう鼻くそほじるの卒業したから!」 おお!「卒業おめでとう」  パチパチパチ 毎日一緒にいると、子どもの成長は過ぎてから気がつく事の方が多い。 そういえば、最近イヤイヤしなくなったね。 あら?この服小さくなったね。 なんてね。 でも「その日」が突然やってくることもある。 以前にも。。。 *** 息子が3、4才ぐらいの頃、思い通りにならなくて腹を立てると、酷くわめき散らし手がつけられなくなっていた時期があった。 当時を