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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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#ママ

「今の子ども達がやっている勉強なんて、これから役に立つのかな?」

「どうしたら勉強をやる気になるんだろう?」 これは、小学生のお母さん達の三大ボヤキの一つ。昔からよく聞く話だけど、最近はこの後にこう続く。 「でも、今やっている勉強なんて、これから役に立つのかな?」 ホント、どうなるんでしょうね。 ”社会が変わる時は教育から変わっていく”と言われるそうですが、いまや先導を切るどころか、社会の変容スピードに追いつけていないような状態。 時代が変われば価値観も変わるし、価値観が変われば社会も変わる。いい学校に入っても、有名企業に就職して

水星逆行期に入ったことだし、見過ごされていることに目を向けてみよう。【ちびっ子ママ支援アイデアゆる募中】

さて、今日から水瓶座で水星が逆行。 月も乙女座に入ったので、ここのところ気持ちはあるのになかなか実行できないとか、「何かやらなきゃ!」と思うのに思い浮かばないとか、頭と身体のスピードにズレがある感じだった人は、今日から少し落ち着いて取り組むことが出来るでしょう。 書きたいのに書けない感じだった人は、メモや過去の下書きを見直したり、過去のことをネタにしたり、これまでのことを振り返ると、今までとは違った角度からものごとを捉えることが出来そうですから、ちょっと振り返りをしてみてく

未来を生きるために必要なこと

この春、息子が小学校に入学しました。 入学式の壇上で、校長先生と一緒に祝辞を述べるロボットを見ながら『時代が変わる時は教育から変わると聞いたけれど、ホントだな。。』としみじみ。 常識がどんどんと書き換わっていくこれからは、今までの既存の考え方や学習法では対応できなくなっていく。『みんなと同じことができるように』ではなく、『一人一人が自分で考える力』を持ち、『一人一人がオリジナル』となるような生き方が必要になっていくけどついていけるかな? きっと子ども達は大丈夫だろうけど、大

服よりも、靴よりも、「こども時代の経験」は大事

『おばちゃ〜ん、ワカナちゃん達がまたドロドロになって遊んでるよ〜』 私が子どもの頃、近所の子がこんな風に母に伝えに来てくれたことがあった。 水たまりのドロ水を長靴に汲んで、嬉々として頭から掛け合う私と弟を見た母は、私達を叱るどころか水たまりの外側で羨ましそうに見ていた近所の子にも「ママに謝ってあげるから遊びなさい!」と促したそう。 これは我が母の武勇伝。 当時の我が家はエレベーターのない5階建の4階。2人に水をかけるためにバケツを持って何往復もした母はさぞや

「人と人とは対等である」あたりまえなのに何故かあたりまえじゃない

まだ私が中学生だった頃、びっくりするほど勉強が出来る友人がいた。彼女は塾にも通わず成績は常にトップで、高校は県内屈指の進学校へと進んだ。 性格はおだやかで温厚。ロックも聞く、マンガだって読む、お母さんとケンカだってする普通の子。しかし、とにかく同学年の子ども達とは雰囲気がまるで違っていた。 きっと帰国子女や英才教育をされている別次元の家庭なのだろうと思っていた私は、ある日とうとう聞いてみることに。 「どんな風に育つと、よりちゃんみたいになるの?」 『普通だよ。みんなと

「自分より大変な人はいっぱいいる」じゃあ自分は?

躾=虐待を正当化しようとする思考は連鎖する。 これに気が付いた人は、断ち切る為に結婚や出産を望まないこともある。 超少子高齢化時代の今、もしこれから子どもを増やしたいなら価値観や意識の改革、『子育て』だけではなく新しい時代の人間教育として『大人育て』を国や自治体、企業、団体、社会全体が真剣に取り組まなければならない。 しかし、誰の基準で? 一昨日のニュース。事件のことをどうこう言うつもりはないが、『恐怖を与えて言う事を聞かせた』洗脳事件の顛末をメディアがこぞって放送した

「虐待」はない。でも「不適切な対応」ならないと言える?

先日、お誘いをうけ『子育てフォーラム』というのに参加してきました。 テーマは子ども虐待の現状。 内容は自治体の取り組みや虐待の現状報告、虐待経験者の話など重くデリケートなもの。 どの範囲を虐待と呼ぶのか、虐待で受ける脳の損傷、虐待は連鎖するなど様々な話を聞きながら、猛烈なパワハラを至近距離で経験したことがあるが、確かに脳が壊れるだろうと大人の私でも感じたのを思い出した。 幼い子どもなら、あっけなく損傷してしまうだろう。 かつて日本には、躾と称して「言う事を聞かなけれ

私達は暗示の言葉で出来ている

以前、髪を切ってくれていた美容師さんがこんなことを言っていた。 『娘が生まれた時から妻にお願いしているんですよ、娘の前では僕の衣類や物を「汚い」とか「臭い」とか言わないで欲しいって』 彼曰く、たとえ臭いのが靴下でも、汚いのが食器だとしても、この言葉が刷り込まれると、『お父さん=汚い』『お父さん=臭い』になると言う。 なるほどね。 確かにそうかもしれない。 リーマ・レウバウ博士の『脳波の定量とニューロフィードバック』について説明した記事によれば、子ども達の脳波は発達に合

周りの人がいい人ばかりになる、おばあちゃんの呪文

友人と転職の話をしていた時、「どこで働いたって人間関係って色々あるものだからね」と話すと、友人の顔がパッと笑顔になった。 「それが、私は人間関係でイヤな思いをした事がないの。ホントに周りの人に恵まれているのよ!」 こんなこと自信満々に言う人に初めてだった。 でも、その笑顔を見たら納得。 そのステキな笑顔は、おばあちゃん譲りだそう。 悪意を持った人でも、イジワルをする気が起きないだろう。 こんな言霊を使いこなす彼女には、ネガティヴな人は近づけないような気もする。 ひ

子ども達を守るには

子ども達が巻き込まれる痛ましい事件が後を絶たない。 ニュースを見るたびに胸が痛み、こうした事を書くにあたり母として、人としてどのような言葉を選べば良いのかわからない。 子どもが生まれてから、住んでいる自治体の情報配信メールに登録をしたところ、露出者、刃物を持った不審者、子どもへの声掛け、つけ回し、手を引っ張ったなどの情報が頻繁に届くようになってびっくりした。 今までは平和な町だと思っていたが、知らなかっただけのよう。 私達は目の前の事、情報として耳に入った事、知ってい

言葉よりも行動で示せ。だけど言葉も大事だよね!

小学4年生の女の子がこんな事を言っていた。 「先生なんてぜんぜん生徒の事を見ていない」 まあ、そうでしょう。 どんな素晴らしい先生でも、30数人の生徒を1人で逐一見ていることは難しい。 小学生になれば、伝えたいことは言葉にして自分からアプローチしていかなければならない。 自分の事は自分で。 自分から伝える。 これが子どもにとっての小学生の壁とも言えるでしょう。 小学生のお嬢さんの話を聞きながら、むかしむかしあるところでお世話になった部長の言葉を思い出していました。

母の日に「言わぬが花」を贈ったはなし

小学生の頃、「母の日」に初めて自分のお小遣いをかき集め、カーネーションを買いに行ったことがあった。 お花屋さんに並ぶ真っ赤なカーネーションの中に1つだけ目立つ真っ白な鉢。 レアだ!これにしよう‼︎ 母が喜ぶだろうと真っ白なカーネーションを買い、ワクワクしながら母に手渡した。 母は喜んだ!(ように見えた。) 大切に育ててくれた!!(ように見えた。) それから何年も経ち、何回目かの「母の日」が過ぎてから母は教えてくれた。 「白いカーネーションは亡くなったお母さんに贈

今は雨でも空は必ず晴れる

休日、電車の車窓から外を眺めながら息子が呟いた。 「なんだか夢みたい」 そうかもね、夢かもよ。 「もしかして、世界はこうなるんだよって見せてくれているのかも。 夢から覚めたら0歳で、これは成長している夢を見ているの」 私達の脳には未来の記憶があるという。 数ヶ月先、数年先、色々な説がある。 今晩はマーボー豆腐が食べたいなぁと思い立ち豆腐を買いに行くのも、もしかしたらマーボー豆腐を食べた未来の記憶がそうさせているのかもしれない。。。 時々こんな風に思う。 何か

お母さんはわかってない

先日の朝、6歳の息子が突然宣言した。 「オレもう鼻くそほじるの卒業したから!」 おお!「卒業おめでとう」  パチパチパチ 毎日一緒にいると、子どもの成長は過ぎてから気がつく事の方が多い。 そういえば、最近イヤイヤしなくなったね。 あら?この服小さくなったね。 なんてね。 でも「その日」が突然やってくることもある。 以前にも。。。 *** 息子が3、4才ぐらいの頃、思い通りにならなくて腹を立てると、酷くわめき散らし手がつけられなくなっていた時期があった。 当時を