あの曲とあの場所『マリッジブルースと北朝霞』

久しぶりにちょっと酔っ払っているので投稿。

今日は代官山でライブがあった。(もちろんきちんとした感染対策がなされていました。)3マンで石指拓朗さん、夜久一さん、見汐麻衣さんという、私得でしかないメンバーで。

特に社会人になってから友人に教えてもらった、石指さんはここ最近ことあるごとに聴いていたけれど、まさか大学時代にめっっちゃくちゃ聴いていた、あの埋火の見汐さんと一緒にやるなんて、、、と、告知をみたある平日の朝、練馬駅のホームで即予約をした。その日は浮かれて仕事がんばれたような気がする、覚えていないけれど。

ライブはいわずもがな最高に良かったけれど、最後の見汐さんでぐっっときた。だってあの埋火のボーカルだよ。。。。2014年、大学に入学して、バンドを始めたかった私は、縁もゆかりもない洋楽サークルに、友人の勧めで入部した。洋楽なんてワンダイレクションしか聴いたことなかったけれど、そんなこと言えない。そんな一年生の夏に出会ったのが、『埋火』というバンドだった。先輩がカバーしていた。衝撃的だった。あああ、歌姫、、、。それからYouTubeでライブ映像やソロ映像を聴きまくって、自分が卒業する2017年の学祭で、自分ギタボでコピバンを組んだ。付き合ってくれた友達本当にありがとう。

『マリッジブルース』

これはその時にやった一曲なのだけれど、その当時大好きだった曲。今聴いても、当時の記憶が蘇ってくる、それが私にとって音楽の素晴らしいところ。良い思い出も忘れたい思い出も、イントロを聴くだけてぶわーーーっと思い出してしまいます。ほとんどの曲は今聴いても、何も乗り越えられずにいて、苦しいだけなんだけど。

「あんたがいなくなっても 気にしないで 私は私よ」

という歌詞にどハマりした。当時付き合っていた大好きだった先輩。秋。肌寒さ。これを聴くと北朝霞駅のファミマの前の横断歩道を思い出す。多分友達と恋話ラインをしていて、その時に聴いていた。当時付き合っていた先輩は故郷の大阪で働いていて、会いに行くのは私だった。社会人一年目、土日しか休みがないのにこっちにくるのは大変だろう、お金は私もないけれど、時間はたくさんあるし、大阪に行きたいし、と思って、遊びに行く時はいつもは夜番で入っているバイトを早番に変えてもらって、毎回夜行バスにとび乗っていた。本当に楽しみだったから、なんの疑問も持たなかったし、思い出している今でもなんで私ばっかり、なんて思わない。でも、なんとなく、私ばっかりが好なんじゃないかっていうのは思っていて、不安だった秋。そんな時に、聴きまくっていた曲。友達にはそれおかしいよって言われたけれど、そんなの人に相談したくなかったし、でも向こうの気持ちも知りたくて、だけど聞けないし、不安がる自分も見せたくなくて、私だって一人で生きていけるんだからねって思い知らせたかった。わざわざ後輩たちの学祭を観にくるような人でもなかったから、噂にでもなって届け、これが私の気持ちじゃ!という気持ちで練習した。最初はそういう悔しい気持ちだったけれど、だんだんと諦めみたいな気持ちもあった。私は一人になるしかないんだから、独り立ちしなきゃなんだから、という強がる気持ち。2017年の学祭から3年以上が経つけれど、今聴くと、気持ちを整理するために聴き入っていた、そんなことを思い出します。

その大好きだった先輩とはもう会えなくなってしまったけれど、埋火を聴くと必ず思い出します。いつもあなたに照らし合わせて聴いていました。今でも存在が全然忘れられないよ。あなたにとってもふとした時に流れた埋火が私を少しでも思い出すきっかけになっていれば、複雑だけれどなんか嬉しいな、と思います。埋火だけじゃなくて、他にも思い出しちゃう曲いっぱいあるんだけどね笑

あの曲とあの場所、当時の記憶を思い出したかったり思い出したくなかったり。2021年になって、昔から少し時が経って、思い出しても死にたくならない記憶を突っつきながら、曲と場所の思い出を書いていきたい。頭、痛いなあ。


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