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ドーハ〜フィンランド〜エストニア旅行記:LIFT99の方角に向かって土下座

エストニアはユニコーン企業の宝庫だと言われている。
人口130万人ほどのちいさな国から、あの有名な通話ソフトのSkypeや、個人的に斬新なシステムに感動した国外送金サービスのTransferWiseなどのベンチャー企業がうまれた。

今回の旅の目的は2つあって、ひとつは本場フィンランドとエストニアのサウナにはいること。もうひとつがエストニアのスタートアップの熱気を肌で感じに行くことだった。

LIFT99の入口にある丸太材にはエストニア発祥のベンチャー企業の名前が書かれている。

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ドキドキしてテンションがあがった。チャイムを鳴らして中を見学したいと告げると「まぁ、いいけど。」という感じで見学を許してくれた。シェアオフィスの中は2階建になっていて、仕切られたいくつかのちいさなオフィスがある。クリアのかべにはマジックペンで描いたようなシンプルな黒いラインのイラストが描かれている。1階のコンクリート打ちっぱなしのフリースペースには布製のおおきなビーズクッションがいくつか無造作に置かれていた。

そしてみんな、仕事をしている。

PCに向かっている人も打ち合わせをしている人も、みんな仕事をしていた。平日のオフィスなんだから当たり前なのだ。
その光景を目の当たりにした瞬間、顔から火をふきそうだった。見学を許可してくれたスタッフにお礼を言って、早々にLIFT99から出た。

わたしはすっかりうなだれてしまって、自分のしたことを恥じた。元気がなくなってしまったわたしたち(主にわたし)はLa Muuというアイス屋さんの簡易イスに腰かけてアイスを食べた。モヒート味の冷たいアイスが恥ずかしさでほてった顔を冷やしてくれる。

モヒート味はアイスとシャーベットの中間のようなムチムチした食感。思い出すたびに口がしあわせになります。

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LIFT99に行ったら、日本の職場でうつうつとしている気持ちが晴れるんじゃないかと期待していた。わたしはパワースポットのような軽い気持ちでみんなが真剣に仕事をしているところを邪魔してしまったのだ。

ほんとに反省しています。いつか何かのかたちでお詫びがしたいです。

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