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スーパーチャットは逆累進課税

はろーこんばんわ。

わたしは世の中に存在する逆累進課税として

・タバコ、酒、パチスロ

この3つがあると思うのですが
最近はVtuberへのスーパーチャットも
ここに入るような気がします。

なぜそう思ったのか、
その話を少し書いていきましょう。




◆スーパーチャットとその見返り


スーパーチャットというのは、
お金を渡すだけの行為です。

基本的に払われた側は見返りを、
全く設定する必要がありません。
もらいなれている人ならせいぜい、
返報性の原理から
ちょっとした返事をするくらいでしょう。

なぜそんな、
わけのわからないビジネスモデルが
成り立つのかというと、

・お金を払ったという事実だけが重要だから

好きな人を応援したい、
相手に好かれたい。
また、
自分自身がどれだけ好意をもっているか。

こういった気持ちの大きさを
他人に表現して
他の人たちと競い合うには、
払った金額という
明確な指標だけで十分であって、
それゆえにお金を支払ったという
事実だけが重要になるからです。

しかし普通の人は、
それに疑問を持つでしょう。


・なんで好意を示したいのに
 札束で殴り合ってるん?


・気持ちを金でしか表現できないとか
 ちょっとどうなの?


◆競争したいだけの男、相手はお金に困ってない


有名な風刺画に、
札束に火をつけて明るくなったという
成金の風刺画がありましたね。



そんなふうに、
お金を持っているというアピールをするのは
あまり好ましく思われないというか
正直に言って品がない。

なのでお金持ちは、
あまりお金持ちであることを
アピールしません。

相手の体面を傷つける可能性がありますし、
大体においてお金持ちは
他の能力が高いから
お金を持っているので、
そこをアピールして
他人に認められたいとは
先ほども言ったようにデメリットがあるので
そうは思ってもしないからです。

これらのことから、
どういった人が高額なスーパチャットで
自己表現をしたいのかというと

・自分の支払い限界を見せることで
 好意の大きさを示したい

・好意の表現の仕方が全くわからないから
 ただ数字の競争に勝てば好かれると思ってる

・お金を持っていることをアピールしたい

こういった感じの人でしょう。

ここで悲しいのは、
支払い限界を示したところで
他にもたくさん同じような人がいますし、
相手にとっては大した額じゃありません。
(Youtubeとか企業の取り分があるから
本当に大した額にならない)

あまりにも、
期待したものと乖離した結果になるでしょう。

好意の表現の仕方がわからない人は、
男性はだいたいそんなモンなので
しょうがないですが、
やっぱり上で書いたように
競争には勝てませんし、
相手にとってはどうでもいい位の話になります。

最後にお金を持っていることですが、
最も重要な大前提として

・ 相手はお金に困ってないので
 お金を渡しても好意は得られない

こうして考えてみると
高額なスーパーチャット、
自分が気持ちいい以外にすると
あまりにも悲しい結果な気がしてきますね。


◆高額なスーパーチャットは逆累進課税


スーパーチャットでお金を送るのは、
ちょっとした気持ち以外は割に合いません。

ですが、
お金を持っている側の観点、
相手の観点がなければ
自分の支払い限界に近しい額を渡したら
切実な気持ちが伝わる気がしてしまうでしょう。

なので、
疲れてるといったような、
特別欲求不満の状態じゃなければ
お金がない人ほど
高額で無理をするような
金額をスーパーチャットで送ってしまいます。

その人は欲求を抑えられず、
費用対効果を考えられず
好意の表現も、
どう見られるかもわからない人の
可能性がおそらく高いでしょう。

考えれば考えるほど、
高額なスーパーチャットは
恋愛に発展するような好意を
相手が持ってくれるようなことに
繋がりませんから。

お金を持っていなさそうな
あまり見てる人のいない
Vtuberなら別ですけどね。

この観点から考えると、
スーパーチャットは逆累進課税に思えます。

なければないほどしたくなる、
なければないほど重くなる。

ちょっともの悲しいですね。

歪すぎる集金体制なのでどうかと思いますが、
なかったらなかったで

・どうせ酒とかギャンブルに行く

そう考えると別にいいような気もします。

それではまた。