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大人のリトリートをつくりたいシリーズ③ トランジッション(前半):気がついたら渦中を潜り抜けだし想像もしなかった方法で変わっていく



あなたは自分の大切にしている価値観に沿って生きていますか? 


大人になればというか、特に40代を過ぎれば、若いころのように、生き方を全く変えたりとか、やり直すことが難しい年代です。同時にいろんな人生の場面で問題に出会すことの多いお年頃でもあります。 今日は私に起こった出来事とそこから私の習慣を少し変えて軌道修正したターニングポイントについてシェアします。


私の過去5年は人生のいろんな場面で問題が多発したタイミングです。仕事と家事・育児の両立だったので、いつも時間に追われて「忙しい」が口ぐせでした。 

「もっと願い通りに生きられたらいいのにな〜」

何が自分をUnhappyにしているのか? 
私の負担が大きい割には、労いもなければ何かゴタゴタがあると文句ばかりが聞こえてきて、そのせいで家族にもイライラしていました。


「この先の人生を考える」 


そんな思いを抱えたままの日々から、突然の母の死で『私のこの先の人生あと3分の1はどう生きたい?』みたいなことを漠然と考えるようになりました。 当時、思春期の子供とのコミュニケーションにも頭を悩ませました。夫婦間も幸せだったはずが、歯車が狂い、これまで乗りこえてきた衝突とは別のレベルの大きな衝突は私たちを行き詰まらせていました。

私をUnhappyにする状態から、抜け出したい一心で棚卸しをし始めました。その頃まず考えたことは、自分の人生で一番生き生きと生きていることを実感してた時の原点に戻ろうと、20代の頃、世界を覗きたくてバックパックで世界一周に行った頃の記憶を辿ってみました。 将来、私は何がしたいか、どんな生き方をしたいか、自然に触れ、様々な国の人と毎日対話をし、自分の中の常識はどんどん覆されて、思考の枠がパリパリと外れて広がって行ったのを覚えています。 30か国近く回ったそこでの出会いが異文化の面白さと多様な考え方や表現力とか個性的で刺激的で「これが正解というのはない」という考えと、「人と比べず、自分らしく、今、没頭したいことをやって行こう」と教わった気がします。自分の人生観や仕事感の道筋を作った経験でした。 

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「深い海に潜るタイムアウト」 


独身時代は仕事やプライベートでも考えることがあると、電気も水道もないような島にひたすら潜りに行き、原始的な生活をして幻想的な時間を過ごしていました。車の音も人の声も何も聞こえない透明で透き通る深いブルーの水の中で自分の鼓動と呼吸しか聞こえない世界、日常から離れてタイムアウト。 休息のもたらす素晴らしい充電は、自分自身をリフレッシュさせ、不思議とまたやる気がわいて来ました。 パンパンな状態から頭を空にしていろんなことを手放し隙間ができると、気持ちの余裕も出てきたり、新しい発想を受け取れるスペースも出来ました。 

自分らしく輝いてシンプルにいること。そんな過去の私のリトリートでの人生に変化を与えた1番の大きな出来事は、イギリス人の元夫と南の島で出会ったことでした。マイホームや手料理とか、お互いの両親を誘って旅行に行ったり、土日は自然の中でキャンプなど、家族の時間を大切にし、お互いが理想とする家族を築こうとふたりで問題に向かいあって、異文化間を乗り越えてお互いに理解しあえる努力を20年ほど続けてきました。 

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「ひた走った25年」 


どのポジションも代理がいないので、常に気は抜けず崖っぷちギリギリを歩き、この25年間はまるで7〜8年間くらいの感じで、ひた走りまくりました。 朝の保育園の送りから出社にまで猛ダッシュで1日のスタートを切りそして保育園が閉まるギリギリに滑り込むという毎日。学校の年間行事をスケジュールに入れて有休とやりくり。子供が大きくなるにつれ、日本の教育制度や窮屈な枠組みの中で子育てをしていくことに戸惑いも多々あり、夫婦間での衝突も日常茶飯事。

両方が目一杯という状態が続いた時期があり、ワークライフバランスがおかしくなってた時、カラ回っている自分がいて笑顔じゃない自分がいやだ!という悩みに出会したのです。

理想とするママや妻、娘、職業人を目指して、頑張っているのに、出来ていない状態が不機嫌な自分をつくり、なんで働いているのだろう? 何のために?そんなことも考えた時期です。イライラすることで家族にも影響し悪循環になっていたと思います。 


「いろんなことをやっていくうちに・・・」


とにかく脱出しよう!と思い、このモヤモヤの原因、そのトンネルを抜け出したい一心で自分の心が惹かれるものに向かって突き進みました。自分を満たすこと。きっとそれは無駄に終わることはないだろうという、確信があったのです。 

生き方を探究する。自分のキャリアを棚卸ししたい、子供達の進路の話を聞いてあげたいという思いもあり、キャリアコンを学び、そこから次なる探究が始まりコーチングとの出会いにつながりました。 メンターやコーチとの出会い、自分自身を取り巻く人生の課題を乗り越えるヒントをいろんな方との出会いの中で受け取ることができました。 Points of You ®というインターナショナルなコーチングツールは私の深い思考へビビッとアクセスし、自分でも思っていない答えに行き着くことがあり、私を魅了しました。「魔法の質問」は自分の内側にググッと問いかけ本質について考えやすくなりました。マインドフルネスとの出会いでこんがらがった頭の中の糸のほぐし方も学べました。 

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自分と向き合ったこのトランジッション

これまでそこまで深く考えずに行動してきたことも、その根底にある自分の価値観やもっとも深いところにある感情や思いと向き合うことで、眠っていた私の世界観とか人生観を呼び起こしてくれる貴重な体験の幅を広げてくれるひとときになりました。 そうそう、自分の原点、「これが正解というのはない」という考えと、「人と比べず、自分らしく、今、没頭したいことをやって行こう」!! 

カラ回ってきたこと。パートナーシップのこと、子供のこと、自分の働き方とか、やりたいこと、自分を満たすこと、望む変化を作るために新しい習慣をちょこちょこ取り入れたこの5年間です。 

何を捨て、何を次の自分の成長のためにするのか?

自分らしい生き方のための選択し自分の行動を決める。 1日の中で私たちは多くの選択をしています。小さいことから重大なことも。そんな日々の小さな決断が今につながっていったんです。


良かったら、この先の5年、10年を見据えて質問をしてみてください。
あなたは何がしたいのか? あなたを笑顔にすることは何か? そしてどんな風にはなりたくないのか? 


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。 トランジッション:何かが終わり何かが始まるトキ。 今日はそんなことを綴らせていただきました。 次回はトランジッションから抜け出ていく過程について書きたいと思います。 

大人のリトリート~素の自分になれる場所に飛び込む
〜 新しい翼を身につけて自由に飛び立とう〜 
自分のための時間をとってタイムアウトする大人のリトリート 
(海辺の隠れ家で大人の2ランク上の週末)

リトリートに関してご興味のある方はこちらでご案内しています。 

この大人のリトリートをつくりたいシリーズの投稿をぜひチェックしていただけると嬉しいです。

• Noteではこのリトリートにむけた内容を自分の記録のためにもしばし連載していきます。わいガヤミートアップの個性的な価値観がわかる内容を書き連ねていきますので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。

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